ベトナムにおけるボーナスと初任給の動向【ボーナス平均支給額と初任給の経年推移】

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今回は今年5月に弊社が実施した最新の給与昇給率調査結果より、ボーナスと初任給の動向を経年推移を追いながら概観します。

 


【ベトナム人社員】ボーナス平均支給額の経年推移(中央値)


※単位=KVND
※上記ボーナスには、いわゆる13ヶ月目の給与を含みます。

【ベトナム人社員】初任給の経年推移(中央値)


※単位=KVND

 

ボーナスの平均支給額は横ばい、初任給は大学新卒・ブルーカラーともに上昇

【ボーナス】
ボーナスの平均支給額については、ここ数年の1.1~1.4ヶ月分の支給レンジからはずれるような大きな変動はありませんでした。ボーナスの支給義務が法律で定められている訳でありませんが、「13ヶ月目の給与」の慣習が根強く残っていることが窺えます。ただし、ボーナスの計算基礎となる給与は上昇しているため、継続雇用している社員一人当たりのボーナスにかかる予算自体は増加しているものと考えられます。

【初任給】
大学初任給については、前年水準から4.9%上昇し、2018年実績ベースで7,346KVNDとなりました。2014~2015年でやや上昇幅が落ち着いたものの、再び上昇基調に入っているように見受けられます。
ブルーカラー雇入時給与については、昨年の8%上昇に続き、再び同水準の前年対比+7.6%となる上昇により4,648KVNDとなりました。2018年1月における都市部の最低賃金上昇率は6.1%(3,750KVND→3,980KVND)なので、その上昇率を上回っていることになります。なお、現時点で政府に提出されている2019年1月以降の地域別最低賃金の改定案では、5.0%(3,980KVND→4,180KVND)の上昇率となっています。

業界や従業員数等によりセグメントを指定したデータに関しては、給与昇給率調査報告書の詳細版に掲載しておりますので、内容に関してご確認されたい場合は、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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前田純

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ICONIC 組織人事コンサルティング部。名古屋大学を卒業後、日本の会計事務所にて約4年間、中小企業の会計・税務といった「カネ」に関する業務を行う。その後、「モノ」を扱う製造業を経て、2015年よりベトナムへ進出。ICONICにてベトナムにおける人事労務に関する業務を行うことで、世の中の「ヒト・モノ・カネ」について国内外を通して経験。

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