GLOBAL INFORMATION BLOG

海外転職やアジアでの生活に役立つ情報を現地からお届けするブログです。

【マレーシア法務ブログ】第2回:雇用関連の法規制②

TNYグループ マレーシア事務所の弁護士、下田です。第1回に続き、本稿でもマレーシアにおける労働法制について解説します。   1.マレーシアの賃金 雇用法(Employment Act 1955) (月額賃金RM2,000以下の労働者や肉体労働者等に適用される)は、賃⾦期間(賃金の支払いの対象となる期間)は1カ⽉を超えてはならないと規定し、また、賃金は賃金期間の最終日から7日以内に支払わなければならないとしているため、毎月最低1回は賃金が支払われることになります。※時間外手当・休日手当・祝日手当については、翌賃金期間の最終日ま

【タイ労働法コラム】第2回:タイにおける試用期間

GVA法律事務所・タイオフィス代表の藤江です。 本コラムでは、タイの労務管理について日本との違いを踏まえた上で、法的に解説していきます。第1回目はタイの休日について取り上げました。第2回目の今回は、タイにおける試用期間について取り上げたいと思います。   1. 試用期間を定めると雇用期間が無期限になる? タイでは日本と同様に、雇用期間の定めのある有期雇用と、雇用期間の定めのない無期雇用があります。有期雇用の場合、定められた雇用期間が満了すれば、雇用が終了する点は日本と変わりませんが、1点注意

英文履歴書の書き方(5) 応募職ごとにカスタムメード

これまで述べてきたように、英文履歴書には、自分が今まで何をしてきたかを並べるのではなく、雇用者側が何を求めているかに焦点を絞り、応募職にマッチさせる形で技能や経験を記載することが大事です。   複数の職に対応できる万能の英文履歴書(英文レジュメ)はない つまり、応募する職ごとに技能 (Profile/Summary/Qualifications)や経歴の内容、また並べる順序を変え、複数のバージョンを作成する、ということです。英文履歴書(英文レジュメ)は1種類である必要はない、というより、複数の職に応募するのであれば

【連載⑧】就業規則の大解剖~タイの経理現場から~

「タイの経理現場から」シリーズ、連載8回目となります。 ▼過去の記事はこちらをご覧ください。 但野和博(外部ライター)の記事一覧 https://iconicjob.jp/blog/author/tadano/   タイの賃金、時間外勤務手当、休日手当 就業規則もようやく中盤に差し掛かり、より核心的なパートに入ってきました。今回からはかなり現場からの事例も交えてお届けすることになり、実際の就業規則の目次構成ではちょうど真ん中くらいにあたる全11章構成中の第5章として、賃金関係のことについて取り上げていきます。 目次 第5章 賃金

ベトナム人と一緒に楽しみたい、テト(旧正月)のユニークな風習とは?

みなさん、こんにちは! ホーチミン在住のベトナム人Hanです。 ベトナムの伝統的なテト(旧正月)では、みなさんはご自身の国に帰国されるか、もしくはベトナム国内で過ごされましたか?テトの概要についてはこちらの記事で知ることが出来ますが、テトをもっと深く理解できるよう、今回はユニークな風習をご紹介します。 幸運な1年を過ごすには、テトを迎える前の準備がとても大切です。ベトナムでは「赤」が王道の色とされ、人々の幸運と金運、そして繁栄を象徴すると言われています。悪魔を追い払う色とも言われ、テトの準備に赤

【ミャンマー法務ブログ】第2回:社会保障法

第2回となる本稿では、ミャンマーの社会保障法について解説します。   1. ミャンマーの社会保障法の制定 社会保障法(The Social Security Act, 1954)を改正する形で、2012年8月31日に新たな社会保障法(The Social Security Law, 2012)が制定されました(社会保障法104条)。同法は2014年4月1日に施行され、同月2日に施行細則(Notification No.41/2014, Ministry of Labor, Employment and Social Security)が制定されました。   2. ミャンマーの社会保障制度への加入対象 施設(製造業、政府機関、開