【アイコニックブログ】海外転職・アジア生活

海外転職やアジアでの生活に役立つ情報を現地からお届けするブログです。

雇用契約の記事一覧

【タイ労働法コラム】第13回:解雇制度について

GVA法律事務所・タイオフィス代表の藤江です。本コラムでは、タイの労務管理について、日本との違いを踏まえた上で、法的に解説していきます。今回は、労務管理の中でも特に気をつけたい解雇制度について解説します。   タイにおける「解雇」とは? タイにおいて、解雇とは、「雇用契約の終了によるかその他の理由によるかを問わず、使用者が、労働者に勤務を継続させず、賃金の支払わない行為をいい、使用者が事業を継続することができないために労働者が労働せず、かつ賃金を受取らない場合を含む」とされています(労働

【タイ労働法コラム】第11回:タイの懲戒解雇について

GVA法律事務所・タイオフィス代表の藤江です。 本コラムでは、タイの労務管理について、日本との違いを踏まえた上で、法的に解説していきます。今回はタイの懲戒解雇に関して解説します。   タイにおける懲戒解雇の意味とは? 懲戒解雇とは、従業員の規律違反を理由として、その違反の制裁として行われる解雇のことをいいます。日本法において、普通解雇と懲戒解雇には、解雇における予告義務などに違いがありますが、タイにおける懲戒解雇は、「解雇補償金を支払う必要があるか否か?」という点で決定的な違いがあります

【マレーシア法務ブログ】第1回:雇用関連の法規制①

初めまして、弁護士の荻原と申します。2017年にTNYグループのマレーシア事務所を開設し、執務を行っております。なお、TNYグループはマレーシアの他に、ミャンマー、タイ、イスラエルに拠点を設立しております。 今後、マレーシアの法規制を中心に解説をさせていただきますが、ミャンマーの法規制につきましても当グループで担当させて頂きますので、よろしくお願いいたします。 第1回となる本稿では、マレーシアで事業を開始する際に必ず直面する、雇用に関する法規制について解説します。

【マレーシア法務ブログ】第2回:雇用関連の法規制②

TNYグループ マレーシア事務所の弁護士、下田です。第1回に続き、本稿でもマレーシアにおける労働法制について解説します。   1.マレーシアの賃金 雇用法(Employment Act 1955) (月額賃金RM2,000以下の労働者や肉体労働者等に適用される)は、賃⾦期間(賃金の支払いの対象となる期間)は1カ⽉を超えてはならない

【タイ労働法コラム】第2回:タイにおける試用期間

GVA法律事務所・タイオフィス代表の藤江です。 本コラムでは、タイの労務管理について日本との違いを踏まえた上で、法的に解説していきます。第1回目はタイの休日について取り上げました。第2回目の今回は、タイにおける試用期間について取り上げたいと思います。   1. 試用期間を定めると雇用期間が無期限になる? タイでは日本と同様に、雇用期間の定めのある有期雇用と、雇用期間の定めのない無期雇用があります。有期雇用の場合、定められた雇用期間が満了すれ

【タイ労働法コラム】第10回:タイの有期雇用に関するルール

GVA法律事務所・タイオフィス代表の藤江です。本コラムでは、タイの労務管理について、日本との違いを踏まえた上で、法的に解説していきます。今回は、タイの有期雇用に関するルールについて解説します。   タイの有期雇用とは? 有期雇用とは、期間の定めのある雇用契約のことです。有期雇用は、無期雇用とは違い、従業員の地位が不安定となるため、日本においても様々な規制が設けられていますが、タイでも同様に、無期雇用とは異なる特別なルールがいくつか設けられています。 まず、注意を要するのは、契約書では期