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海外転職やアジアでの生活に役立つ情報を現地からお届けするブログです。

休日・休暇の記事一覧

【タイ労働法コラム】第4回:タイにおける振休・代休

GVA法律事務所・タイオフィス代表の藤江です。 本コラムでは、タイの労務管理について日本との違いを踏まえた上で、法的に解説していきます。第4回目の今回は、日本では多用されている振休・代休制度について取り上げたいと思います。   1. 日本における振休・代休制度 日本では多くの企業が振休・代休の制度を活用していますが、振休と代休の違いや手続きについて正確に理解しないまま運用されているケースも多いため、まずは日本における振休・代休制度について確認したいと思います。 振替休日とは、事前に休日と

【連載⑨】就業規則の大解剖~タイの経理現場から~

「タイの経理現場から」シリーズ、連載9回目となります。 ▼過去の記事はこちらをご覧ください。 但野和博(外部ライター)の記事一覧 https://iconicjob.jp/blog/author/tadano/   タイの休日及び休暇取得規定 今回はこれまで見てきた就業規則の中でも、次回も合わせてタイならではの内容が入ってくるパートになります。日本ではなかなか見られないものも多いため、その具体的な背景とともに事例を踏まえてご案内します。目次構成上も後半に入り、第6章だけに集中して取り上げます。 目次 第6章 休日及び休暇取得規

【タイ労働法コラム】第3回:タイにおける年次有給休暇の取扱い

GVA法律事務所・タイオフィス代表の藤江です。 本コラムでは、タイの労務管理について日本との違いを踏まえた上で、法的に解説していきます。第2回目はタイの試用期間について取り上げました。第3回目の今回は、タイにおける年次有給休暇の取扱いの中でも、特にわかりにくい買取義務について取り上げたいと思います。     1. 年次有給休暇の付与義務 第1回でも述べたように、タイの法律上1年以上勤務した従業員は、6日間以上の年次有給休暇を取得する権利があると規定されています(労働者保護法30条1項)。 勤務

【マレーシア法務ブログ】第2回:雇用関連の法規制②

TNYグループ マレーシア事務所の弁護士、下田です。第1回に続き、本稿でもマレーシアにおける労働法制について解説します。   1.マレーシアの賃金 雇用法(Employment Act 1955) (月額賃金RM2,000以下の労働者や肉体労働者等に適用される)は、賃⾦期間(賃金の支払いの対象となる期間)は1カ⽉を超えてはならないと規定し、また、賃金は賃金期間の最終日から7日以内に支払わなければならないとしているため、毎月最低1回は賃金が支払われることになります。※時間外手当・休日手当・祝日手当については、翌賃金期間の最終日ま

【タイ労働法コラム】第1回:タイにおける休日の捉え方

初めまして。GVA法律事務所・タイオフィス代表の藤江と申します。 タイで事業運営するにあたって、よく「困った……」とご相談頂くのが労務管理です。そこで、タイと日本との違いを踏まえたタイの労務管理について、法律的な側面から概説します。 第1回目の今回は、日本との差が大きいタイの休日についての考え方を取り上げます。   タイの休日はどうなっている? タイにおける休日とは、週休日、慣習としての休日、そして年次有給休暇を指します。週休日は、1週間に最低1日は付与しなければならないので、多くの会社は土

【連載⑦】就業規則の大解剖~タイの経理現場から~

昨年から始まったタイからお届けするこのコラム。前回の続きで就業規則を引き続き取り上げていきますが、皆様のお役に立てるよう現場からの事例も適宜踏まえてお届けしますので、本年もよろしくお願いします。   タイの就業規則における、雇用の定義付け 早速続きから話をつなげていきます。前回と同様、実際の就業規則の目次構成に沿ってご案内していきます。今回は全11章構成中の第3章と4章で、いよいよ具体的な内容に入っていきます。 目次 第 3 章 従業員の雇用と配属 3.1 従業員としての資質 3.2 試用期間の