【シリーズ②】タイ人と働く~タイに住んで、食べて、そして働いて~

今回も通常のビジネスコラムを一休みして、より身の回りのネタを読みやすい内容でお届けしますのでお付き合いください。

このタイに住んで、食べて、働いてを通じて、最終的にはタイ人と働くとはどんなことなのか、どんなことに遭遇するのかなどについて、かいつまんでお送りするコラムです。
前回のこのテーマではタイ人と直接仕事をするなかでのよくある気質的なものをお届けしましたが、今回は食べるということを通じて、働く環境にまで踏み込んでフォーカスをあてたいと思います。

▼前回の記事はこちらをご覧ください。
【シリーズ①】タイ人と働く~タイに住んで、食べて、そして働いて~
https://iconicjob.jp/blog/thailand/working-in-thailand

 

早朝のオフィスに漂う、タイ料理の香ばしい匂い

ということで、今回はずばりタイでよく見るオフィスでの代表的な風景、仕事中の間食を取り上げます。
どのオフィスでも見られるかというと、もちろんそんなことはありません。日本のオフィスでもちょっとお菓子をついばむとかもあるでしょうから、それほど違和感を感じない日本人もいるでしょう。ただ、1点違うとしたら、それはオフィス内で間食や昼食のみならず朝食も食べることが割と普通にあるということでしょう。そしてそれは出勤時にタイ料理独特の香ばしい匂いが残っていたりすることからも実感することでしょう。

そもそもの文化的な背景としてタイは外食文化が広く根付いていることが挙げられます。タイの外食比率に関しては、少し古いですが2013年にJETROが読みやすくまとめたレポートが下記にあります。
https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000366/bangkokstyle_foods.pdf

ここからも分かるとおり、レポート上は夕食のみを対象にしてますが、週の約3分の2が外食もしくは外で買ってきたものを自宅で食べることが分かり、外食に頼る率が非常に高いということです。朝食についてはデータ上はわかりませんが、昔ながらの商慣習上からすると、自宅の近くでやはり外食として摂るか、会社の近くで買ったものをオフィスで就業時間前に食べるかなども結構見られます。
朝オフィスで食べない人でも昼食用に出社前に購入しておき、ランチタイムにオフィスで食べるというパターンも割と多いです。

 

タイ人向け社員食堂を用意して、日本式の職場マナーを維持

ということで、当社でもそうですが、専用のキャンティーン(社員食堂)として使えるように専用にスペースをあてがったりすることもあります。そうでないと、通常の机で各人が食べるようにした場合、昼下がり後のしばらくは香ばしいオフィス環境になりかねません。当社では以前窓の開けられる会議室をあてがっていましたが、事務所隣りに追加でスペースを借りることができたので、そこをまるまる会議室とキャンティーン用スペースとしました。

また、ビルによっては階下などにビル入居者共用のキャンティーンが入っていたり、一般向けにも開放していたりします。もちろんそこに食べにいけば事務所の残り香は気にしないですみます。ですが、それでもそこからテイクアウトで持ち帰るとかも普通に起こりえますので会社側は一応そういったときは使っていない会議室や給湯室があればその前にでも少し食べられるスペースなどとして提供してあげるのが良いでしょう。日系企業は持ち込み自体を禁止するというより、文化なので会社で最低限のルール(指定した場所以外で食べないなど)だけ決めて許容する方向でないと、人が集まらないことにもなりかねないくらいです。

 

タイ人OLの定番おやつは南国フルーツ?

そして、以前よりもだいぶましになった感が個人的にはあるのですが、いよいよ間食です。この間食、日本人OLが机の引き出しからこっそりついばむという可愛いものではなく、スタッフの自宅の庭で取れたとか実家に里帰りしたお土産とかの南国フルーツが振る舞われることもあります。そうそう、当社ではなぜかランブータンが多いのですが、実はこのランブータンが結構曲者なのです。赤い実に長いひげみたいなものがたくさん生えているのですが、ここに結構蟻が紛れ込んでいたりするのです。ある日、なぜか事務所の机の上に蟻がちょろちょろと這っていた日があり、どこから入ったのかふと視線の先にあったのが朝もらったランブータンでした。

また今でもたまにあるのですが、朝、席に着くなりスタッフが気をきかせてBossとして私にコーヒー(といってもインスタント)を入れてくれたりするのですが、そのときに必ず付け合せとしてタイのお菓子やらお客さんからいただいたお土産のお菓子などを一緒に出してくれます。日によってはすごくヘビーなタイならではのすごく甘いお菓子などだったりするので糖分を控えたい中年には結構こたえます。自分からリクエストしているわけでもないのと、朝なので少し油断していると、遠慮の申し出を忘れて後悔するのです。

いっそ、最初から自宅での朝を抜いてそれを朝食にするとか、あるいは自分から朝食になるようなものを提供、指定して出してもらうとかも考えましたが、必ずしも朝から毎日いるとも限らないことや、そもそもはスタッフの自主的好意でしてもらっているところに余計な頼み事になって煩わしいなとか考えて実行には至ってません。
これらは当社ならではというか私だけの事情かもしれませんが、恐らくどこのオフィスでも似たような光景なのかとも思います。

 

テイクアウト文化に便乗して、手軽にタイ料理を楽しもう!

ところで、これら外食文化が根付いているここタイでは、テイクアウトのスタイルも一般的なので、大抵のレストランで、食べ残した場合でも残りをテイクアウトすることが可能です。いわゆるドギーバッグに入れてくれます。あるいは最初からお土産として追加注文してドギーバッグにしてもらうことももちろん可能です。これは日本でも同じような対応があれば良いのになあと思います。まあ、食中毒などの衛生管理面でコンプライアンスが厳しい日本では難しいでしょうが、タイ人にとってはお腹を壊すこともある意味日常的な光景なので受け入れられているのかもしれません。

あと、このドギーバッグ、典型的なドギーバッグの箱もありますが、ちょっとした食堂みたいなところだと、透明ビニール袋をうまく使って入れてくれます。日本人には違和感あるでしょうがラーメンなども汁物と麺にわけて、ビニール袋に器用に輪ゴムで止めてくれます。

もし皆さんがテイクアウトを頼んだときはその際、ビニール袋から溶け出す塩化ビニールの化学成分がホルモンに影響を与えてとかなんとかめんどくさいことを考えるのは辞めて、腹を据えてタイ料理を味わいましょう。もちろん、その傍らに氷を入れたシンハーやチャーン、レオビールがあればより最高です。
 
というわけで今回一休みして、次回は再度ビジネスコラムとして就業規則テーマのいよいよ終盤ですので引き続きお付き合いのほどよろしくおねがいします。

 
 
<本記事に関するお問い合わせはこちら>
Accounting Porter Co., Ltd.
Web:http://aporter.co.th/

タイ在住歴8年・累計100社以上のご相談に対応

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Accounting Porter Co., Ltd.にてManaging Directorを勤めています。弊社は日本からの進出や会計サービス全般をタイ国で提供して6年経つ会計事務所です。代表である私が日本で2社の上場会社のCFO通算6年の経験を活かして親身なサービスを提供できるよう心がけております。 これまで累計100社以上のお客様からご相談いただいた様々な実例もあり、本コラムではそんな実例の中からタイで就業するあるいは就業を想定した方向けに駐在員、現地採用の方を問わずお役に立てる情報をお届けしようと思います。 内容としては身近な給与などの取扱いから、経理処理、はたまたそれらをひっくるめたタイの日系企業で身近に起きたことなど雑感的なところも交えながら、気軽に読めるようなトーンで展開していきますのでどうぞよろしくおねがいします。

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