2015年初任給額の相場傾向

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2015年の初任給額の相場動向

前回に続き、弊社が毎年末に実施しており、今年で6回目を迎える在ベトナム日系企業における給与・昇給率調査の結果から、最新のベトナムにおける給与や昇給率の動向についてお伝えしてまいります。今回は、初任給額の相場動向についてまとめます。なお、本件調査には、在ベトナム日系企業全178社、217拠点よりご回答協力を頂いております。

※2015年在ベトナム日系企業における給与・昇給率調査報告書(詳細版)はUSD150(税別)で販売中です。購入方法の詳細については弊社HP(ベトナムにおける市場調査や給与調査の人事労務レポート)をご確認下さい。

●初任給額の相場動向について

【初任給額の経年推移(中央値)】
初任給

【大学新卒初任給】
●5.6%と緩やかな上昇基調に戻すも、来期はほぼ横這いか
2013年から2014年にかけ、大卒新卒初任給が本調査開始後、初めてマイナス成長をしたのは昨年の一大トピックスでしたが、今年は、昨年対比5.6%と緩やかな上昇基調に戻りました。一方で、2015年度の予測では、USD306と2%の上昇予測に留まるなど、大卒新卒初任給の切り上げには、引き続き、各社慎重な様子が窺えました。

●2年未満の新設企業では、USD350が初任給ライン
上昇緩やかな大卒新卒初任給ですが、2年未満の新設企業ではUSD350程度でのスタートなど、高水準です。労働市場において、人材が売り手市場の局面だと、常々、新設企業が相場の牽引役となってきましたが、今後の景気安定化局面で、新設企業の高い初任給水準が崩れるならば、横這い又は再度の相場減少の可能性もあり、来年の動向に要注目です。

【ブルーカラー雇入時給与】
●最低賃金の上昇率にほぼ呼応する14.0%の相場上昇
ブルーカラー雇入時給与は、最低賃金の上昇率にほぼ呼応する形で、14.0% の相場上昇率となとなりました。2015年予測値は2014年実績から更に9.4%上昇のUSD187となっていますが、2015年1月1日施行の最低賃金上昇率に呼応すると仮定するならば、USD200弱程度までのストレッチ予測も可能となり、来年の動向に要注目です。

●南部が北部を実績・予測ともに上回る
昨年の実績ベースでほぼ開きのなかった南北ブルーカラー雇入時給与ですが、今年の調査では2014年実績値、2015年予測値ともに南部が上回る傾向が窺えました。

 

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ICONIC 組織人事コンサルティング部統括部長/取締役/賃金管理士。 横浜国立大学卒業後、日本及びフランスの中小企業を対象とする経営コンサルティング企業にて、新規事業の開拓支援を行う。2006年より青年海外協力隊としてウガンダにて民間職業訓練校における人材育成需要及び労働市場で求められる人材需要に関する調査を実施。2007年に渡越後、三井住友銀行ホーチミン支店にて法人営業を担当。2010年、ICONIC取締役に就任。

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