世界中のソフトウェアを支える「テストエンジニア」とは ~SHIFT ASIAで働くということ~

[SHIFT ASIA]ベトナムで活躍する社員インタビュー 世界中のソフトウェアを支える「テストエンジニア」とは?

 
 

IT開発でオフショア先といえばベトナム! というくらいに、ベトナムでIT産業は伸び盛り。

 

中でも発展目覚しい会社の1つが、「ソフトウェアテスト」専門企業のSHIFT ASIA(シフトアジア)

東証マザーズ上場の株式会社SHIFTの戦略的アジア拠点として、2016年5月からホーチミンでサービスを開始しました。5兆円とも言われているソフトウェアテスト市場において、株式会社SHIFTは、日本国内でトップクラスのシェアを誇っています。

 

そもそも、ソフトウェアテストって何? とお思いの方もいるかもしれませんね。

これまでソフトウェアの品質テストは、開発者が行うことがほとんどでした。でも、開発者ではなく、プロフェッショナルがテストを行うからこそ、豊富な知見をもとに不具合を発見しやすく、ソフトウェアの品質を高く保つことが可能なんです。

 

いわば、世界中のソフトウェアを支えているのが、この「ソフトウェアテストエンジニア」の皆さん。

 

たった1年で社員数100名を超えるほど急成長中のSHIFT ASIAの背景には、何があるのでしょうか。
働き心地はどんな感じ?
ソフトウェアテストエンジニアのリーダーとして活躍するお二人に、話をうかがってみました。

 
 

メンバー紹介

SHIFT ASIA 社員 Annieさん 社員紹介:Annieさん

創業メンバー。
SHIFT ASIAに入社前のキャリアは、テストエンジニア1年、ITコミュニケーター2年。
いずれも日系企業での勤務。そのため、日本語は非常に流暢です。
(インタビューは日本語で行わせていただきました)

 

SHIFT ASIA 社員 Mikkiさん 社員紹介:Mikkiさん

2016年8月にSHIFT ASIAに入社。現在、10ヵ月目。
入社から8ヵ月で、異例のリーダー抜擢!
入社前の経験は、食用油の生産会社で、駐在事務所の所長アシスタントを2年半。
(Mikkiさんも日本語が得意なので、日本語でインタビューをさせていただきました)

 

ICONIC キャリアアドバイザー 新井潤峰 インタビュアー:新井 潤峰
iconicJobのキャリアアドバイザー。
日本語・英語・韓国語での対応が可能。
転職をご希望の求職者の皆さんに寄り添った手厚いサポートには定評あり。

 
 
 

「ソフトウェアテストって何?」から始まった、SHIFT ASIAとの出会い。

 

SHIFT ASIA CO., LTD.のエントランス
 

―Annieさん、Mikkiさん、今日はお時間をいただきまして、ありがとうございます! オフィス……めちゃくちゃオシャレですね。
(SHIFT ASIAでは、年齢や役職は関係なく、全員英語のニックネームで呼び合います。)

 
Annieさん(以下、Annie):はい。オフィスはちょっと自慢です(笑)
 
Mikkiさん(以下、Mikki):今日はよろしくお願いします。
 

―今日は、SHIFT ASIAさんで活躍しているお二人に、働き心地や仕事のやりがいなどを聞かせていただきたいと思い、お邪魔しました!
 
Annie、Mikki:何でも聞いてください(笑)
 

―では、早速ですが、お二人はどういった経緯でSHIFT ASIAに入社されたんですか?
 
Annie:私はSHIFT ASIAが立ち上がった時に入社しました。立ち上げの時なので、2016年5月ですね。きっかけは、エージェントからSHIFT ASIAという日本の会社が新しくベトナムにできると聞いて。新規立ち上げの会社というのは、いろんな機会があるなと思って。

 

SHIFT ASIA社員 AnnieさんとMikkiさんに入社となったきっかけについてのインタビュー

 

Mikki:私は去年の8月入社です。SHIFT ASIAが開催したテスティングやソフトウェアのセミナーがあって。100人くらい集まってたんですよね。グループ分けされて、課題があって、みんなで相談しながらその課題を解決していくセミナー。おもしろかったです。
 

―へぇー。ワークショップのようなイベントって、おもしろいですね!
今、お二人はリーダーを務めていらっしゃいますが、入社時からリーダーという訳ではなかったんですよね?

 
Annie:はい。私は、SHIFT ASIAに入社して、1ヵ月間くらい研修を受けてからすぐに案件について、今年の3月にリーダーになりました。研修制度は今はさらに強化されていて、2ヵ月間くらいの期間でやってます。SHIFT ASIAはまだ設立してから1年ちょっとなので、研修も日々改善なんです(笑)ちなみに、私は今は、研修の講師もやってますよ。
 
Mikki:私は去年の8月入社で、今年の3月にはリーダーになれました。実は、これまでの仕事経験で、テストエンジニアをしたことはないんです。前職は、食用油の生産会社で、駐在事務所の所長アシスタントをしてました。IT業界は未経験でした。
 
Annie:でも、MikkiはSHIFT ASIAに入社してから最短でリーダーになったんです!
 

―おぉー、最短! Mikkiさんは、入社してから6~7ヵ月くらいでリーダーになったということですよね。しかも、業界未経験で。
今、リーダーは何名くらいいらっしゃるんですか? また、リーダーへの登用は、どのようにして決まるのでしょうか?

 

ICONIC 新井潤峰がSHIFT ASIA社員 AnnieさんとMikkiさんにリーダーへの登用についてのインタビュー

 

Mikki:今、社員は103~4名くらいいるんですが、そのうちリーダーは7名くらいです。
 
Annie:案件で評価されて、リーダーへの登用が決まるんです。
 

―1つひとつの案件ごとに評価される、ということでしょうか?
 
Annie:そうそう。納品をする日本本社(株式会社SHIFT)からプロジェクトに対する評価を受けるんですよね。クライアントからの「今回の納品物、すごくよかったよ」というようなフィードバックを。
 
Mikki:その日本からの評価は、昇給賞与には直接は影響しないんですが、リーダーへの抜擢には影響します。人事の仕組みとしては、360°評価がありますね。でも、リーダー手当てはあるので、成果を出して、評価されてリーダーになれれば、もちろん待遇に反映されます。

 
 
 

テストエンジニアの仕事は、癖になる? 「クオリティーマニア」とは?

 

―短い期間で評価される、キャリアアップできる、というのは、すごく頑張るモチベーションになりますね。
ソフトウェアテストエンジニアのやりがいは、どんなところにありますか?

 
Mikki:入社する前はテストエンジニアの存在を知らなかったんです(笑)先ほどお話した、入社のきっかけになったセミナーで初めて知りました。そこで、すごく興味を持ったんですよね。誰かが作った製品を完璧になるようにテストをするということは、非常に重要な仕事だなと思っています。
 
Annie:私たちの仕事は、Webサイトやアプリをユーザー視点で試してみるということ。仕事とは言いますが、遊んでいるみたいな感じです(笑)遊び感覚の中でバグを見つけるのは、すごくおもしろいですよ。業務で長く携わっていると、バグを探すのが癖になる。プライベートでレストランとかに行っても、長さが違うものを見つけるのが癖になっていたりして。どこにいても「クオリティーマニア」みたいな感じに(笑)

 

「そこにもバグが!品質保証のプロ集団にお任せください」クオリティーマニアのSHIFT ASIA

 

―「クオリティーマニア」という言葉は、おもしろいですね(笑)仕事だけじゃなく、日常にも出ちゃうんですね。
 
Annie:周りからは「細かい!」と言われることもあるけれど、ソフトウェアテストの業務で、癖になりました(笑)
 
―元々細かいことは好きだったんですか?
 
Annie:いいえ! 好きではなかったです。仕事の中で好きになって、「クオリティーマニア」に自然になりました。SHIFT ASIAのスローガンは「BE CRAZY FOR QUALITY」だから。
 
Mikki:バグを見つけるのって、楽しいですよ。私は好き(笑)ソフトウェアやWebサイトを使っている時に、時々自分のやりたいことができないことってあるんです。ボタンを押した時に想像したページに行けないとか。ストレスを感じますよね。エンドユーザーがストレスを感じてしまうバグを事前に取り除くことができるのが、ソフトウェアテストエンジニア。素晴らしい仕事だと思っています。
 
Annie:案件が終わって、お客様に納品できる時は、すごく達成感があります。お客様に納品して「お陰で、すぐリリースできますよ。ありがとう」と言っていただけると、役に立てたなと感じられます。
 

―お客様からそういった言葉をいただけた時に、喜びを感じるんですね。ソフトウェアの品質を最後に守るゴールキーパーの仕事だからこそ、責任は大きいけどやりがいもとても大きい、という感じでしょうか。
ソフトウェアテスト業界の今後については、どんな風に考えてますか?

 

ICONIC 新井潤峰がSHIFT ASIAに今後のソフトウェアテスト業界についてのインタビュー
 

Annie:今、ベトナムにIT企業はいっぱいありますが、IT開発やオフショアが多く、ソフトウェアテストの企業はあまりありません。市場は広がっていくと思います。
 
Mikki:今後ますますいろんなものがIT化していきますよね。なので、私たちが介在する可能性はますます広がっていきます。品質保証のプロフェッショナルとして、私たちが品質レベルをどんどん高めていきたいと思っています。
 
Annie:これまではチェックというと、開発エンジニア自身がチェックをしていて、品質は十分とは言えなかった。そこに注目して、SHIFT ASIAはチェックに特化した会社になった。SHIFTは、元々ものづくり現場のコンサルティングからスタートした会社なんです。業務改善のコンサルティング。そのノウハウは、SHIFT ASIAのソフトウェアテスト領域でも生きています。ものづくりの世界で培った「ジャパンクオリティ」のスピリットというか、そういう根底にあるものは、SHIFT ASIAでも受け継がれていますよ。
 

―海外に出ると気がつく「ジャパンクオリティ」ってありますね。日本の品質の高さをソフトウェアのテストでも実践しているというのは、すごいですよね。

 
 
 

業務時間後は会社でカラオケ! まるで「同級生」な職場環境。

 

―今日お邪魔させていただいて感じているんですが、オフィスの空気は明るいですね! 実際の社員の皆さんの雰囲気は、どんな感じですか?
 
Mikki:業務時間が終わったらすぐ「カラオケやろう!」って、そんな感じです(笑)
 

―え! まさか会社で……?
 
Mikki:はい(笑)おっきいスクリーンがあるので。社内でカラオケやってます。初めのころは「うるさいー」と言っていた人ももう慣れましたね(笑)うるさがっていた人たちも、今になっては「マイクを貸せー」と言ってきます(笑)17時までの仕事でたまに残業もありますが、17時半くらいにはもう……カラオケできちゃいます。
 
Mikki:(笑)新入社員が入ってくると、ウェルカムパーティーを開いたりもしますよ。天気がいいと、ビール買ってピクニックをしたり。休憩時間にはオフィスでサッカーもするし。今、ちょうど休憩時間になるので、職務室もご案内しますね!

 

 

 

 

 

SHIFT ASIA職場内で社員達がサッカー
 

―ホントにオフィスでサッカーしてる(笑)
(SHIFT ASIAでは15時になると約10分間の休憩があります。音楽も流れていて、いい雰囲気!)

 
Mikki:一緒に働いている仲間は、元気がよくて、おもしろい人が多いですね。たとえば、30代のメンバーと20代のメンバーでも、話しづらいことなんて全然ない。学校の同級生みたいにワイワイしてます。会社の雰囲気は明るいです!
 
Annie:キャラクターはいろんなタイプがいるんですよ。実は、この間誕生したリーダーは、自分から前に出てくるタイプじゃないし、結構物静か。でも、目的に向かって頑張る、という気持ちはみんな同じものを持っています。
 

―会社全体がフラットで、いいですね。
 

SHIFT ASIAの研修やテスト業務風景
(研修風景。休憩時間が終わると、すっと研修やテスト業務に戻ります。切り替えが早い!)

 
 
 

ベトナムだけじゃなく「アジアでナンバーワンの会社」になりたい。

―最後の質問ですが、これから先のお二人の夢について、聞かせてもらえますか?
 
Annie:アジアで、ナンバーワンの会社になりたい。これは、会社のビジョン。自分としては、SHIFT ASIAでいろんなことを体験したい。今まではテストエンジニアとしてのキャリア。テスト実行者からリーダー。だけど、将来は人事・採用・イベント・会社のブランディングとかもやってみたいと思ってます。

 
SHIFT ASIA 社員のMikkiさんとAnnieさんにこれからの夢についてのインタビュー
 

Mikki:私は、もっと成長したいな。まだ入社してから1年経ってませんから。入ってからすぐに自分の成長を感じましたが、この先3年5年でマネージャーとか管理職になりたいです。SHIFT ASIAとしては、アジアだけに留まらず、グローバルに欧米の方にもいきたい。私は英語も業務で使用できるので、そこでも役に立てればいいなと思っています。
 

―お二人の夢と会社のビジョンがマッチしているように感じるのですが、どうしてでしょうかね?
 
Annie:それは、スティーブ(SHIFT ASIAの社長:鈴木さんの英語ニックネーム)がいつも「会社のビジョンはこうだよ」と説明してくれるからかな? 彼の影響は大きいです。会社はこういう方向にいきたい、ということがはっきり分かってる。だったら、自分も会社の仲間だから、一生懸命サポートしたい、自分も成長して貢献したい、と思えるんです。
 

SHIFT ASIA CO., LTD.から見るサイゴン大教会とホーチミン都会景観
(オフィスからの眺め。オフィスはホーチミンの中心部にあります。)
 

Mikki:しかも、ビジョンだけじゃないんです。SHIFT ASIAは1年ちょっとで、もう100人以上社員がいる。それだけ実績が出てるというのは、自分のモチベーションにも繋がってますね。
 

―お二人がテストエンジニアという仕事を心から楽しんでいる様子がすごく伝わってきました。今日はお忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました!
 
Annie、Mikki:こちらこそ、ありがとうございました!

 
 


 

いかがでしたか?

いきいきとお仕事を楽しんでいるAnnieさんやMikkiさんを見て、SHIFT ASIAに興味をお持ちになった方は、ぜひお気軽にiconicJobまでご連絡ください。

SHIFT ASIAでは、一緒に働く仲間を大募集中です!
 

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【今回の取材協力企業】
SHIFT ASIA CO., LTD.
SHIFT ASIAの企業情報ページ(iconicJob)

 

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iconicJob編集部

iconicjobのブログ編集部です。アジア各国における求人情報や採用傾向など、アジア転職にお役立ていただける、現地情報を発信しています。ベトナム・インドネシア等のエリア別、業種・職種別に求人をまとめた特集や、企業インタビューを掲載しています。

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