日本人現地採用のすすめ(後編)

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前編では、日本人現地採用の候補者となる方々のバックグラウンドとして、以下の6項目をあげました。

①大学新卒者もしくは卒業したばかりの既卒者・元留学生・語学研修生

②20−30歳前半の若手社会人

③30歳代後半から40歳代後半の中堅・幹部候補

④50歳代以降のベテラン・セミリタイア

⑤駐在員の奥様

⑥①−⑤以外

 

今回はその方々について、掘り下げて考察していきたいと思います。現地採用としてまず思い浮かぶスペックとして②・③の方々ですが、即戦力・将来性という観点から考えて妥当性が高く、現地採用をする上での大きなハードルとなる日本本社側の承認も得やすいと思います。

④についても縫製技術・金型技術などを主に専門技術職であれば技術指導員として、年齢に関係なく需要はあります。

一方、ここ最近企業側の需要および候補者側からの供給、共に増加傾向にある①・⑤について考察してみたいと思います。

①はいわゆる大学・大学院を卒業したばかりの 21−25歳の社会人未経験者です。この方々は社会人経験がないため、仮に採用してもOJTによる実地研修が必須となるでしょう。ビジネスマナーなども一 から覚えさせる必要があります。この点は今までの現地法人では無かった工数の発生が予想されます。ただしこの方々は海外で就業するというキャリア志向が高 く、また昨今巷間を賑わせている「グローバル人材」という理念を自然と意識化できており、駐在員とは異なった形で貢献されるポテンシャルが期待できます。 実戦経験はないものの意識の高い方が多いです。また学生時代からのブランクが短く、語学学習の成果を忘れていないこともあり、実践を通して、英語での業務 にも素早く慣れる方が多いです。そしてなんといっても未経験であるため1000−1500USD程度で採用が可能です。

 

他方⑤についてですが、各企業では駐在員に同 行している奥様方のベトナムでの就業を禁止しているケースもあります。ただし、供給側である奥様方は日本でバリバリ仕事をされてきた方も多く、実はこちら でも機会があれば何か仕事をしてみたいと潜在的に考えていらっしゃる方も多数いらっしゃいます。もちろん旦那様の駐在終了とともに帰国・退職してしまう可 能性が非常に高いですが、2−3年程度安定して継続勤務する可能性も十分に秘めています。また旦那様から一定以上の経済的・精神的庇護を享受されている方 も多く、給与額についても新卒に近い若手と同じく1000−2000USD程度で採用可能です。

 

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