ベトナム・ホーチミンの学生生活実態調査 第1弾~住まい編~

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ベトナム・ホーチミンの学生生活実態調査 第1弾~住まい編~

VIETBRIDGE CAPITALが調査したベトナム・ホーチミン市内にある大学に通う学生の生活実態について「住まい編」、「通学編」、「食生活編」の3編に分けてご紹介します。
第1弾は「住まい編」です。日本の学生の生活との比較により、調査結果そのものに加えて、その要因についても明らかになりました。


調査結果概要

・ベトナムの大学生の平均家賃は日本の全国平均の10分の1以下という結果になりました。
・ベトナムの大学生は“小規模アパート”を住まいとして選択しています。
・“住まいを選ぶポイント3つ”、“住まいに求める設備3つ”ともにベトナムの大学生と日本の学生に共通点がありました。

目次

1. 家賃相場
2. 住まいの内訳
3. 住まいを選ぶポイント3つ
4. 住まいに求める設備3つ
付録:理想の部屋サイズ(ひとり分)

※調査はホーチミン市内にある3つの大学の学生さんにご協力いただいています。
・Trường Đại học Công nghiệp Thực phẩm Tp. Hồ Chí Minh
(ホーチミン市立食品産業大学、Ho Chi Minh City University of Food Industry: HUFI

・Trường Đại học Ngoại Thương
(外国貿易大学、Foreign Trade University ,Ho Chi Minh City Campus: FTU

・Trường Đại học Kinh tế TP. Hồ Chí Minh
(ホーチミン市立経済大学、University of Economics Ho Chi Minh City :UEH

各大学の位置


1.家賃相場

ベトナムの大学生の平均家賃はどれくらいでしょうか。
ちなみに、日本の一人暮らしをしている大学生・院生の一ヶ月の家賃は平均49,000円です。※連合調べ(全国の学生対象)

ベトナム・ホーチミンの大学生の一ヶ月の家賃(水道代・光熱費を除く)は平均40USDでした。日本円だと約4,000円です。日本の全国平均の10分の1以下という結果になりました。

物価について補足をすると、ベトナムではファミリーマートで500mlペットボトル入りの水が約25円です。日本だと120円ほどなので、この場合の物価は日本の約5分の1ということになります。店舗や商品によって異なるので一律には言えませんが、物価の違いを考慮してもなお平均家賃の差は大きいと考えられます。

各大学ごとの平均は、以下のとおりです。

家賃比較

※ホーチミンはベトナム最大の都市なので、地方の大学生だとさらに平均は下がると思われます。


2.住まいの内訳

それでは、約4,000円の家賃でどんなところに住んでいるのでしょうか?
まずは日本の大学生の住まいから。自宅外から通っている住まいとしては、アパート・マンションが大きな割合を占めます。※連合調べ

日本国内大学生が住む場所

一方、ベトナムの大学生にとって一般的なのは“小規模アパート”です。

ベトナム人大学生が住む場所

小規模アパートを簡単に説明すると、“アパートに比べると安いけれど、条件は多少劣る居住施設”です。例えば、立地があまり良くなく、大家さんと同じ住所を使うので自分の住所がなかったり、部屋が狭いのでものを置くスペースが限られていたり。ベトナム人のスタッフに住み心地を聞くと、「とっても暑いです」との返答。基本的に冷房は付いていないようです。ホーチミンが年間を通して最高気温30度を超えることを思うと、なかなか大変そうです。


3.住まいを選ぶポイント3つ

家賃約4,000円の小規模アパートに住むのが一般的というところまで分かってきました。

次は、ベトナムの大学生が住まいを選ぶポイントを3つご紹介します。
日本の学生(大学生・大学院生・専門学生)が家賃以外に重視するポイントランキングはこちら。※アットホーム調べ

第1位 通勤・通学時間
第2位 間取り・広さ
第3位 スーパーが近い
第4位 日当たり・風通しが良い
第5位 セキュリティ

それでは、ベトナムではどうでしょうか?
ベトナムの大学生の場合、優先度の高い順にセキュリティ、立地、家賃と並びます。

ベトナム人大学生にとって3つの大切なこと

日本の学生のランキングにもセキュリティが第5位にランクインしますが、日本の学生が広さや日当たりをより重視するのに比べて、ベトナムの大学生はセキュリティを最も重視しています。日本に比べると治安に不安がある新興国に住む、現地の大学生の率直な声が集まったということでしょうか。

立地の良さについてはベトナムの大学生にとっても日本の学生にとっても重要度が高いという結果になりました。ベトナムの大学生は約半数が学校から1km以内の場所に住んでいます。
また、近くにあってほしい施設の第1位はスーパーでした。日本の学生も、重視するポイントとして近くにスーパーがあることを挙げています。有意義な学生生活を送るためにも、健康的な食生活と時間の有効利用ははずせないポイントということでしょう。


4.住まいに求める設備3つ

最後に、学生が住まいに求める設備を3つご紹介します。日本の学生について※アットホーム調べ

ベトナム人学生が住まいに求める3つの設備

ベトナムの住居はトイレの横にシャワーが備え付けてあるタイプが多く、バスタブはありません。よって、どちらの国の学生もバス・トイレに対するこだわりがあるということを示すと考えられます。生活する中で毎日使うものなので、やはり使い勝手が良く清潔に保つことができることを重視しているということでしょう。
収納スペースについても、両国の学生ともに関心が高いという結果になりました。例えば、ベトナムでは品質の高い服を低価格で購入できます。流行に敏感な学生としてははずせない設備ということでしょうか。


付録:理想の部屋サイズ(ひとり分)

実は、ベトナムの大学生は数人で部屋をシェアすることが多いです。部屋をシェアする人数と部屋サイズの希望から、理想の部屋サイズ(ひとり分)を計算することができます。

部屋をシェアする人数:2~3人
部屋サイズ:15-20m2

一人分のスペースは約7m2となります。参考として、日本の一般的なシングルベッドのサイズで97cm×195cmです。パーソナルスペースはベッドと机でうまってしまうのではないでしょうか。ただ、勉強に集中することができるという意味では、理想的な環境かもしれません。


 

「住まい編」、いかがでしたか?
ベトナムの大学生と日本の学生の住まいに求める条件が近いことが分かり、学生生活の中で優先しているものに大きな違いはないと感じられたのではないでしょうか?

次回の第2弾は、「通学編」をお届けします。

第2弾~通学編~を読む
第3弾~食生活編~を読む

資料提供:VIETBRIDGE CAPITAl

Emiko

ロジカルっ子

ICONIC

やりたいことを貪欲に探したら、今度はベトナムに来ることになりました。どこへ行っても何とかなる!楽観的な人間は強いですよ?

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