ベトナム・ホーチミンの学生生活実態調査 第3弾~食生活編~

記事をシェアする

ベトナム・ホーチミンの学生生活実態調査 第3弾~食生活編~

VIETBRIDGE CAPITALが調査したベトナム・ホーチミン市内にある大学に通う学生の生活実態について「住まい編」、「通学編」、「食生活編」の3編に分けてご紹介しています。
第3弾となる今回は「食生活編」です。ベトナムの大学生の食生活事情は日本の大学生と対照的であることが分かりました。


調査結果概要

・ベトナムの大学生の約40%が外食をよく利用すると回答しています。
・ベトナムの大学生の1回の外食にかかる費用は0.89USD(約90円)です。

目次

1. 日本の大学生の食習慣(外食の頻度)
2. ベトナムの大学生の食習慣(外食の頻度)
3. 1回の外食にかかる費用(日本・ベトナム比較)

※調査対象は、ホーチミン市内にある3つの大学、ホーチミン市立食品産業大学、外国貿易大学、ホーチミン市立経済大学の学生さんです。
(参考:https://iconicjob.jp/blog/vietnam/studentlife-invietnam-survey1/


1. 日本の大学生の食習慣(外食の頻度)

第1弾~住まい編~でも大学生にとっての食生活の重要性が明らかになりました。ここでは具体的に、大学生の食習慣(外食の頻度)についてご紹介します。

まずは日本の大学生の結果から。2009年実施の「大学生の食に関する実態・意識調査報告書」(内閣府食育推進室)より。東京圏の大学生の外食頻度は以下のとおりです。
(出典:http://www8.cao.go.jp/syokuiku/more/research/

compressed外食頻度

圧倒的に多いのは“週2回以上7回未満”。“外食しない、または週2回未満”を含めると約80%の学生が外食(学生食堂を含む)の利用を1日1食以下に抑えているという結果に。

基本的には自炊で、出費を控えてたまに外食。または、朝と夜は自炊で昼は学生食堂(学食)を利用という生活スタイルが見えてきます。一方、割合としては低いですが週7回以上外食を利用する学生も20%以上います。昼は学食を利用、夜も外食が基本という学生も少なからずいるようです。外食を重要な交際ツールと考える学生もいるのではないでしょうか。


2. ベトナムの大学生の食習慣(外食の頻度)

それではベトナムの大学生の場合はどうでしょうか。結果は以下のとおりです。

compressedベトナム外食頻度

ベトナムの学生の約60%が自炊、約40%が外食を利用します。“Most of the time”の表す頻度を以下のように仮定すると、日本の学生との比較ができます。

①“Most of the time”=50%以上の場合
外食利用頻度:11食以上/1週間21食 となります。
週に11食以上外食を利用するベトナムの学生は、日本の学生の約2倍です。

②“Most of the time”=70%以上の場合
外食利用頻度:15食以上/1週間21食 となります。
週に15食以上外食を利用するベトナムの学生は、日本の学生の約7倍です。

いずれにしても、日本の学生に比べてベトナムの学生の外食利用頻度は高いといえます。
ホーチミン市内には飲食店がたくさんあり、第2弾~通学編~でご紹介したようにベトナムの学生の半分以上がバイク通学をしています。したがって、昼を食べに出かける、通学・帰宅途中にお店へ寄るという学生が多いのではないでしょうか。また、大学内には日本と同じように学食もあります。


3. 1回の外食にかかる費用(日本・ベトナム比較)

次に、1回の外食にかかる費用をご紹介します。

~日本の場合~
昼食について、日本では“学食”で1食500円くらいが相場です。コンビニエンスストアでお弁当とお茶を買って600円ほどでしょう。飲食店を利用する場合、500円以内で食べることも可能ですが(並盛・単品の牛丼や単品のハンバーガーで400円ほどです)、選択肢は限られます。

また飲食店の場合、一般的に夕食は価格帯が上がります。学生が良く利用する店舗で、700円から1,000円まで(お酒なし)、飲み会で予算3,000円~の価格帯ではないでしょうか。

~ベトナムの場合~
日本の大学生の場合とどれくらい違うのでしょう。
ベトナムの大学生の1回の外食にかかる費用は以下のとおりです。

compressedpriceofameal

ベトナムの大学生の1回の外食にかかる費用について、多かったのは0.89USD(約90円)の価格帯。60%を占めます。次に多いのが0.67USD(約70円)で、25%となります。つまり、85%の学生が1食100円以下で外食を利用しているという結果に。

ベトナムの大学生の1回の外食にかかる費用(昼食・夕食)は日本の昼食の約5分の1、夕食の約7分の1から30分の1です。

日本の場合、費用が高くなる夕食は外食利用を控える学生が多いと思われます。一方で昼食・夕食の価格差が日本ほどではないベトナムは、夕食の外食利用がそれほど大きな負担になっていないようです。本記事の2. ベトナムの大学生の食習慣(外食の頻度)で日本の学生に比べて外食の利用頻度が高かったのも、経済的な価格で外食(特に夕食)できることが理由と考えられます。


「食生活編」、いかがでしたでしょうか?

ベトナムの大学生の食生活事情は日本の大学生と対照的で、外食の頻度が高いという結果になりました。その背景には、経済的で美味しい、学生の食生活を支えるローカルフードと、小さなプラスチック椅子に座って談笑しながら食事を取るベトナムならではの文化があるように感じます。日常の一部として、外食文化が根付いているのではないでしょうか。

ベトナムの大学生の生活についてご紹介してきた『ベトナム・ホーチミンの学生生活実態調査』全3編は今回で完結です。
今後も、ベトナムの生活について有益な情報をお届けします。お楽しみに!

バックナンバーはこちら
第1弾~住まい編~を読む
第2弾~通学編~を読む

資料提供:VIETBRIDGE CAPITAL

Emiko

ロジカルっ子

Emiko

やりたいことを貪欲に探したら、今度はベトナムに来ることになりました。どこへ行っても何とかなる!楽観的な人間は強いですよ?

記事をシェアする

関連する記事