どうしてベトナムのテトにライス・もち米ケーキを作るの?

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ベトナムの家庭にとって、ライスケーキ(Chung Cake)ともち米ケーキ(Day Cake)がなければテトは始めることができません。これらはベトナム人にとって、テトにおいて非常に重要な伝統的なケーキです。


ライスケーキともち米ケーキは、代々の先祖に対して感謝を示す伝統的なベトナムのケーキです。作る材料は、もち米、青豆、豚肉、葉などで、特にテトのシーズンやハン王の記念日にもベトナム人はこのケーキを作ります。

しかし、どうしてテトにライスケーキともち米ケーキを作るようになったのか、由来をご存知でしょうか?
今回はライスケーキともち米ケーキの起源と、なぜこれらのケーキをテトに作る文化が広まったのかをご紹介したいと思います。

 

テトにチュンケーキとダイケーキを作る理由とは?

一説によると、ライスケーキはフン王第6王朝の時に作られた食べ物だと言われています。賊軍を追撃した後で、フン王は王位をどの王子である息子達に後任させようかと考えました。そして新年を迎えるときに、フン王は息子達を集めて「テトを祝うための供え物として、一番美味しくて素晴らしい料理を見つけたものを次の後継者にさせる」と宣言しました。

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息子達は次期後継者になるために、貴重で美味しい料理を部下達と共に必死で探し始めました。

フン王の第18代目の王子であるランリュ (Lang Lieu)は、とても優しく親思いの息子の1人です。母親を早くに亡くしてしまったラン王子に、誰も今回のフン王の試みを教えてくれませんでした。しかし、ある日の夜に、彼は夢の中で知らない人から助言をもらいます。それは「この世にあるものの中で米ほど生きるための食べ物として貴重な食べ物はない。天地の象徴を表すために、もち米を使った四角や丸にかたどったケーキを作れ。そしてそれを葉で包むのじゃ。」という助言でした。

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ラン王子は奇妙な夢から目覚め、彼は緑豆ともち米と豚肉を選び、彼はその夢の中で言われた助言どおりにその食べ物を作りました。

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そして、フン王に食べ物を供える重大な日が来ました。全ての王子がおいしい料理だけでなく貴重なものを使った料理を持ち出している中で、ラン王子が持参したライスケーキ(四角ケーキ)ともち米ケーキ(丸ケーキ)が、フン王からひときわ絶賛されました。ラン王子は父であるフン王に彼自身の夢を語りました。それから、フン王はラン王子に王座を譲ることを決め、その後ラン王子が第7代のフン王を襲名しました。

それから、テトの祝日が訪れるたびに、ベトナム人はこの歴史を元に、家族と一緒に新年を祝う供え物としてライスケーキともち米ケーキを作るようになったと言われています。

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ライスケーキともち米ケーキは、ベトナムのアイデンティティと深く関わっています。ライスケーキは四角く緑色で、地球を表します。対して、もち米ケーキは円形で白く、空を表します。もち米は田んぼの文化を表します。緑豆は美味しくて、体に良い食べ物です。現在でもこの言い伝えの文化は残っており、ライスケーキともち米ケーキを作ることによって、家族の先祖を思い出し、先祖の供え物ともしています。テトのシーズンにライスケーキを作ることは、ベトナム人家族の伝統的な習慣となっています。ライスケーキは、漬けにんにく、ヌックマム、胡椒などをつけて食べます。もち米ケーキは、ハムやソーセージを挟んで食べます。とてもおいしいです。

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テトが来るたびに、私の家族も家族全員が集まって一緒にライスケーキを作ります。ケーキを蒸している間、噴気孔から出てくる、もち米と包んだ葉っぱの香ばしいにおいが漂ってきます。ライスケーキ が出来上がると、周りの近所の方に配ります。最近では忙しくてスーパーで予めできたチュンケーキを買ってしまいますが、やはり自家製で作るほうが断然おいしいです。


出典: http://doctruyencotich.com/truyen-co-tich-su-tich-banh-trung-banh-day.html

私はVyと申します。友達からはMoonと呼ばれています。ベトナム人です。1992年12月12日生まれました。射手座です。HOASEN 大学を卒業し、専門はビジネス英語です。ホーチミン市に家族と一緒に住んでいます。暇な時、買い物したり、映画を見たり、音楽を聞いたりします。今まで、ICONIC会社で翻訳者として働いています。機会があれば、私は日本の人々や文化についてを学ぶために日本に行きたいです。どうぞ宜しくお願いします。

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