荻原星治(外部ライター)

日本国弁護士

荻原星治(外部ライター)

マレーシア弁護士と共に、会社設立手続き、各種ライセンス取得手続き、雇用契約書や就業規則の作成等の労務関連、売買契約書等の各種契約書の作成、法規制の調査、意見書の作成、DD等のM&A関連、訴訟・紛争案件、不動産譲渡手続き、商標登録等の知的財産権関連等、幅広い法務関連サービスを提供している。多くの日系企業と顧問契約を締結している。 また、ヤンゴン(SAGA ASIA Consulting Co., Ltd.)、バンコク(TNY Legal Co., Ltd)、大阪・東京(弁護士法人プログレ・TNY国際法律事務所)、テルアビブ(TNY Consulting (Israel) CO., LTD.)にも関連事務所を有する。

最近書いた記事

【マレーシア法務ブログ】第15回:識別性

TNYグループのマレーシア事務所の弁護士の荻原と下田です。今回は商標の識別性について解説していきます。   第1 概論 2019年商標法において「商標」は「ある事業体の商品又はサービスを他の事業者のそれと区別することを可能とする画像として表現可能な標章」と定義されています。このことからも明らかなように、商標の役割は商標所有者と商品又はサービスとのつながりを示すことにより、商標所有者の商品又はサービスと他者の商品又はサービスとを区別することができるようにすることにあります。 そして、このよう

【マレーシア法務ブログ】第14回:商標登録の出願③

TNYグループのマレーシア事務所の弁護士の荻原と下田です。前回・前々回に引き続き、今回も出願手続について解説していきます。   1 概論 審査が終了した後、登録官は出願を受理するか否かを決定します。出願が受理された場合にはそのまま公告がなされ、異議申立がなければそのまま登録へと進むことになります。当該商標が商標登録の要件を満たしていないと登録官が判断した場合には、暫定拒絶の通知がされ、聴聞等を通じて更なる検討がなされることとなります。   2 出願が受理された場合 審査の結果、出願さ

【マレーシア法務ブログ】第13回:商標登録の出願②

TNYグループのマレーシア事務所の弁護士の荻原です。今回は、商標登録の出願手続における実体審査について解説していきます。   1 概論 実体審査においては、絶対的登録拒絶事由及び相対的登録拒絶事由の有無が審査されます。 絶対的登録拒絶事由においては、当該登録出願商標がそれ自体として識別力を有するか等、当該登録出願商標それ自体の性質等が問題とされます。他方、相対的登録拒絶事由においては、既存の商標と混同を生じさせるおそれ等、他の商標等との関係における当該登録出願商標の性質等が問題とされます