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海外転職やアジアでの生活に役立つ情報を現地からお届けするブログです。

人事労務の記事一覧

ベトナムで中古機械を輸入する際の法的規制(決定18号)の概要

第1 中古機械の輸入についての科学技術省通達23号(23/2015/TT-BKHCN) ベトナムでは、科学技術省の通達23号(23/2015/TT-BKHCN。以下、「通達23号」といいます)が2016年7月1日から施工され、中古機械の輸入が制限されてきました。 通達23号は、原則以下の要件を満たす中古機械についてのみ輸入を認めるとしてきました(通達23号6条1項)。 ・使用期間が10年を超えないこと ・ベトナムの国家技術規則(QCVN)、ベトナムの標準規格(TCVN)、又はG7の安全・省エネ・環境保護基準に従って製造がなされていること 以上が中古機械

【タイ労働法コラム】第7回:タイの残業に関するルール設計

GVA法律事務所・タイオフィス代表の藤江です。 本コラムでは、タイの労務管理について、日本との違いを踏まえた上で、法的に解説していきます。今回はタイの残業に関するルール設計について解説します。   1. 残業時間は社員が決める?タイの残業事情 タイの残業においてまず頭に入れておかなければならないのは、「残業を命じるには、従業員の個別の同意が必要である」という点です。日本では、会社と従業員は一般的に36協定と呼ばれる残業に関する取り交わしをしていることが通常で、この協定によって会社と従業員は

【マレーシア法務ブログ】第7回:社会保障制度②

TNYグループのマレーシア事務所の弁護士の荻原です。今回は労働者社会保障制度(Employees’ Social Security Schemes。運営主体の名称をとってSOCSOとも呼ばれています)について解説していきます。   1. 概要 労働者社会保障法(Employees’ Social Security Act 1969)は、怪我等の理由で就労ができなくなった場合の収入の填補等について規定しています。同法に基づく労働者社会保障制度はSOCSO(Social Security Organisation)によって運用されています。 同法が提供するのは、以下の2つの制度です。 ①雇用傷害(Emplo

人事制度をローカライズする 【第3回】制度導入を見据えたプロジェクトチーム編成

前回に引き続き「人事制度をローカライズする」というテーマで、今回は、制度導入を見据えたプロジェクトチーム編成の観点をまとめてまいります。 前回までのコラムで述べた通り、人事制度の設計内容面で必要な箇所に適切なローカライズをかけていくことはもちろん欠かせませんが、実はそれ以上に重要なことは、新制度の成功裡の導入を見据えたプロジェクトチーム編成をすることであると言えます。   ローカル社員のプロジェクト参加が制度導入の成功を左右する 最終的には、どんなに完成度の高い制度設計ができたとしても、

【連載⑫】就業規則の大解剖~タイの経理現場から~

「タイの経理現場から」シリーズ、連載12回目となります。 就業規則の後半部のメインパートである第7章も今回で完結となります。今回もタイらしい内容でお届けします。 ▼過去の記事はこちらをご覧ください。 但野和博(外部ライター)の記事一覧 https://iconicjob.jp/blog/author/tadano/   タイの福利厚生と権利 目次 第7章 福利厚生と権利 7.7 年次健康診断 7.8 親睦会及び年次社員旅行 7.9 出張時の宿泊費、食費及び諸費用 7.10 研修   前回までの2回と今回にわたり、全3回にもなるこの第7章 福利厚

【タイ労働法コラム】第6回:労働者保護法の主な改正ポイント

GVA法律事務所・タイオフィス代表の藤江です。 本コラムでは、タイの労務管理について、日本との違いを踏まえた上で、法的に解説していきます。今年の5月5日に、改正労働者保護法が施行されました。そこで、前回と今回の2回に分けて、改正労働者保護法の主な改正ポイントについて取り上げたいと思います。 1. 改正の趣旨 まずは、改正の趣旨を再度確認したいと思います。 今回の改正は、既存の労働者保護法の規定の中で現代の労働環境に即していない部分の改定、また、国際標準に合わせて労働者保護のレベルをさらに引き上げる