お土産にGOOD!一度は試したいフィリピンの「バラココーヒー」

フィリピンはコーヒーの産地としては日本であまり知られていませんが、実は奥が深いフィリピンコーヒー。
今回は、もっとフィリピンのコーヒーに興味を持ってほしいという気持ちから、フィリピンコーヒーの歴史と、世界で珍しい「バラココーヒー(Barako Coffee)」をご紹介したいと思います!

フィリピン旅行のお土産にもぴったりですし、もちろん現地のカフェも楽しめます。

 

フィリピンコーヒーの歴史

フィリピンでコーヒー生産が始まったのは1970年。
カラバルゾン(Calabarzon)・バタンガス州(Batangas)にあるリパ(Lipa)でコーヒー生産が始まりました。
その後、周辺地域、イバアン(Ibaan)、レメリー(Lemery)、サン・ホセ(San Jose)、タナウアン(Tanauan)などに広がり、主要産業の一つとなっっていきました。

▼バタンガス州リパ

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引用:https://ilo.wikipedia.org/wiki/Lipa,_Batangas#/media/File:Ph_locator_batangas_lipa.png

1860年代、ブラジル産コーヒーより安価で輸入できることから、フィリピン産コーヒーの需要がアメリカで急増しました。1869年にスエズ運河が開通すると、ヨーロッパへの輸出も開始。そして、1880年には世界第4位のコーヒー豆輸出国となったのです。

しかし、1889年にコーヒー錆病が蔓延したことで生産量は減少。1891年には総生産量は6分の1まで落ち込んでしまいました。生き残った数少ないコーヒーの種はバタンガス州からカビテ州(Cavite)に移されましたが、多くのコーヒー農家は他の作物生産へと転換してしまいました。

 
ですが、そこでコーヒーの生産が終わったわけではありません。
1950年代、アメリカの援助を受けて多くの品種がフィリピンへと持ち込まれたこと、またインスタントコーヒーの生産が始まったことで需要は再び増加。多くの農家がコーヒーの生産を再開しました。

現在フィリピンでは、平均1~2ヘクタールの土地を持つ小規模な農家がコーヒー豆の主な生産者です。アラビカ種、リベリカ種、エクセルサ種、ロブスタ種の4品種が生産されています。

その中でも、最もおいしいと言われているのがリベリカ種の「バラコ(Barako)」、または「カペン・タガログ(Kapeng Tagalog)」と呼ばれるコーヒー。世界でも珍しい品種で、フィリピンのお土産としてもよく選ばれています。

 

フィリピンコーヒー、バラココーヒーの魅力

▼リベリカ種のコーヒー豆

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引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Kapeng_barako#/media/File:Liberica_coffee_beans,_roasted.jpg

現在はバタンガス州やカビテ州の農園で生産されるバラココーヒー。標高の低い場所で育ち、大きな葉っぱが特徴のリベリカ種で、世界的にとっても珍しい品種です。

「バラコ(Barako)」は別名“Kapeng Barako”とも言われ、英語では“Strong Coffee”という意味です。酸味・甘味はあまりなく、濃く、強い苦みと香りが特徴です。苦いコーヒーがお好きな方に、ぜひ試してほしいコーヒーです!

【味のバランス】
・Aroma(香り):強い
・Body(コク):重みのあるコク、苦みが強い
・Acidity(酸味):弱い
・Flavor(風味):少し泥臭く感じられる

 

フィリピン流バラココーヒーの飲み方

バラココーヒーは、ペーパードリップやフレンチプレスを使って淹れるのが一般的です。もっとシンプルに、挽いた豆にお湯を注ぎ、布でフィルタリングして楽しむ人もいるようです。
淹れたてのコーヒーにブラウンシュガーやハチミツをたっぷりと入れて飲むのがフィリピン流。

現在、バラココーヒーの流通量は、商業流通するコーヒー豆の1%以下。ほとんどのバラココーヒー生産者は小さな農家で、その土地のみで販売されており、輸出もほとんどされていません。そのため、バラココーヒーの生産量を上げ、地域の発展に繋げるために国やNGOがさまざまな活動を行っています。

 

バラココーヒーを試せるおすすめカフェ3店

首都メトロマニラには、バラココーヒーを購入できるローカルカフェがいくつかあります。
以下においしいバラココーヒーのお店をご紹介します!
 

カフェデリパ(Cafedelipa)

▼マーケット!マーケット!店 ボニファシオ・グローバル・シティ(Bonifacio Blobal City)

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お店の名前にも入っているとおり、バタンガス州リパで採れるコーヒー豆を販売しているカフェ。フィリピンに全4店舗を構え、リパに3店舗、メトロマニラのボニファシオ・グローバル・シティ(Bonifacio Blobal City)に1店舗です。

バラココーヒーの豆は1袋(300グラム)190ペソ(約440円)と、とてもリーズナブル!「バラコ・ジョー(Baraka Joe)」というブラックコーヒーを店内で楽しむこともできます!

▼バラコ・ブレンド(Barako Blend)

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Café de Lipa
住所:McKinley Pkwy, Taguig, 1630 Metro Manila(Market! Market!内)
営業時間:7時30分~0時00分
Webサイト:https://cafedelipa.ph/

 

ルナ・スペシャリティーコーヒー(Luna Speciality Coffee)

▼ボニファシオ・ハイストリート店 タギッグ・シティ

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おいしいフィリピンの朝食が楽しめることで評判のカフェ、ルナ。メトロマニラに全3店舗を構え、タギッグ・シティ(Taguig City)に2店舗、モンテルパ・シティ(Muntilupa City)に1店舗あります。

こちらではカビテ州でとれるバラココーヒーの豆が販売されていて、1袋395ペソ(約900円)。店内でも「ルナ・ブリュー・バラコ(Luna Brew Barako)」というブラックコーヒーが楽しめるので、朝食と一緒に召し上がってみてはいかがでしょうか?

▼バラコ(Barako)

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Luna Specialty Coffee
住所:NAC Tower, Ground Floor, 32nd St, Taguig, Metro Manila
営業時間:7時00分~0時00分
Webサイト:https://www.facebook.com/lunacoffeeph/

 

フィガロ(Figaro)

▼ボニファシオ・ハイストリート店 タギッグ・シティ

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中国、サウジアラビア、パプアニューギニア、マレーシアなど世界にも進出するフィリピンのローカルカフェ、フィガロ。
フィリピン国内には55店舗あります。世界中から取り寄せたコーヒー豆、そしてフィリピンで生産されたコーヒー豆を販売しています。バタンガス産のバラココーヒー・ブレンドは1袋340ペソ(約760円)。

▼バラコ・ブレンド(Barako Blend)

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そのほか、カリンガ州(Kalinga)、イフガオ州(Ifugao)、カビテ州(Cavite)、ネグロス島(Negros)、ダバオシティ(Davao)などフィリピン各地のコーヒー豆も購入できますし、おいしい食事、スイーツもあります!


Figaro
住所:11th Avenue Fort Bonifacio Global City, Taguig
Webサイト:http://www.figarocoffee.com/

 
いかがでしたか?

フィリピンのコーヒーは、調べてみるととても奥が深いことが分かります!
特にバラココーヒーは世界でもめずらしく、是非皆さんにも味わっていただきたいコーヒーです。

ぜひ、フィリピンに来た際はバラココーヒーを試してみてくださいね!

好きな食べ物はタコス

好きな食べ物はタコス

ICONIC

カジコと申します。フィリピン人の楽観的でなまけものなところに惹かれ、フィリピンのマニラに住みはじめました。いまは愛しい彼氏と、のんびりマニラの生活を楽しんでいます。好きな食べ物はメキシコ料理のタコスです。

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