インドネシア生活で欠かせないアプリのひとつがWhatsApp(ワッツアップ)です。WhatsAppは、ざっくり言うとLINEのようなアプリ。私も気づけば10年以上お世話になっています。
Similarwebの調査(2023年実施)によると、100か国中63か国で最も人気のあるメッセージアプリとのこと。東南アジアではインドネシア、マレーシア、シンガポールでNo.1の位置を占めています。
私の経験上、インドネシアではLINEではなくWhatsAppの連絡先を交換することがほとんどです。
この記事では、WhatsAppを使うための準備や基本的な機能、便利な使い方を解説します。
WhatsAppは機能が豊富ですが、よく使われているものを中心にまとめました。
なお、操作方法はすべてiOSについて解説しています。
WhatsAppを使う準備
WhatsAppを使う準備は、主に次の2ステップです。
- アカウントの作成
- 連絡先の登録
それぞれ解説します。
1.アカウントの作成
まず、WhatsAppのアカウントを作成しましょう。
アプリを立ち上げると、電話番号の入力画面が出てきます。
電話番号を送信すると、認証コードがSMSで届くので、次の画面で入力しましょう。
そして、次の画面で表示名を入力すれば、アカウント登録が完了します。プロフィール画像の登録は任意です。
2.連絡先の登録
初めての相手にメッセージを送る場合、iOSアプリの連絡先に登録しておく必要があります。最低限、名前と電話番号は登録しておきましょう。
ちなみに、連絡先の登録に電話番号を使うのは、連絡を取りたい相手に電話番号を伝える必要があります。私は当初抵抗がありましたが、インドネシアではWhatsAppがないとやっていけません。
慣れないうちはドキドキしながら番号を伝えていましたが、今では何も思わなくなりました。怪しいメッセージが届くことはあるものの、大きなトラブルにも巻き込まれていません。
余談ですが、WhatsAppが日本であまり普及していない理由のひとつは、電話番号を教えることのハードルの高さにあるのかもしれません。
WhatsAppの基本的な3つの機能
WhatsAppの基本的な機能は、次の3つです。
- テキストチャット
- 音声通話
- ビデオチャット
どの機能も、インターネット接続以外にお金はかかりません。LINEと同じですね。
3つの機能を順に見ていきましょう。
1.テキストチャット
まず、WhatsAppではテキストチャットができます。
メッセージの作成や送信など、基本的な操作方法はLINEとだいたい同じです。
▲カメラのアイコンをタップしてその場で撮影した画像を送ったり、マイクのアイコンをタップしてボイスメッセージを録音・送信したりできる点もLINEと共通しています。
▲スタンプやGIFを送りたいときは、チャットボックスの右端にあるシールのようなアイコンをタップすればOKです。
▲また、チャットボックス右側の「+」をタップすると、画像やファイル、連絡先などがシェアできます。
以下、テキストチャットの小技を5つ紹介します。
- 太字にする
- 既読かどうか確認する
- メッセージにリアクションする
- 重要なメッセージにスターを付ける
- やりとりした画像やファイルの一覧を見る
ひとつずつ見ていきましょう。
小技1.太字にする
小技の1つ目は、「太字にする」です。
メッセージで強調したい部分は、太字にできます。太字にしたい部分を米印(*)ではさみましょう。
たとえば、「操作方法は*LINEとだいたい同じ*です」と打つと、「LINEとだいたい同じ」の部分が太字になります。
小技2.既読かどうか確認する
小技の2つ目は、既読かどうかの確認です。
相手がメッセージを読んだか確認するには、メッセージ右下のチェックマークを見ればOK。
チェックマークの意味は、次のとおりです。
- 灰色のチェックマークが1つ:届いていない
- 灰色のチェックマークが2つ:届いたが未読
- 青色のチェックマークが2つ:既読
先ほどの画像は、青色のチェックマークが2つなので、既読ということがわかります。
ただし、相手が既読かどうかを隠す設定(あとで解説します)をしている場合は、確認できません。
小技3.メッセージにリアクションする
3つ目の小技は、メッセージへのリアクションです。
相手のメッセージにリアクションしたい場合は、メッセージを長押しして選択しましょう。
▲さらに「+」のアイコンをタップすると、絵文字がずらっと出てきます。
LINEはリアクションが6種類しかありませんが、WhatsAppは絵文字が全て使えそうです。
小技4.重要なメッセージにスターを付ける
小技の4つ目は、「重要なメッセージにスターを付ける」です。
WhatsAppでは、メッセージにスターを付け、あとで一覧を見ることもできます。
手順は次のとおりです。
- スターをつけたいメッセージを長押し
- 「スターを付ける」をタップ
受信したメッセージはもちろん、自分が送ったメッセージにもスターを付けられます。
また、次の手順で、スターを付けたメッセージだけを見ることも可能です。
▲1.ホーム画面右下の「設定」をタップ
▲2.「スター付きメッセージ」をタップ
小技5.やりとりした画像やファイルの一覧を見る
最後の小技は、「やりとりした画像やファイルの一覧を見る」です。
操作は次の通りです。
▲チャット画面の相手の名前(画面上部)をタップし、「メディア、リンク、ドキュメント」をタップします。
2.音声通話
WhatsAppの基本機能の2つ目は、音声通話です。
▲通話をしたい人とのチャット画面で、右上の電話のマークを押せばOKです。
小技は特にありません……。
3.ビデオ通話
WhatsAppの基本機能の3つ目は、ビデオ通話です。
▲チャット画面を開き、右上のビデオのマークを押しましょう。
音声通話と同じく、小技はありません。
WhatsAppの便利な使い方
ここでは、WhatsAppの便利な使い方を3つ紹介します。
- 連絡先をブロックする
- 未読か既読かを隠す
- ギガ節約のための設定をする
1つずつ解説します。
1.連絡先をブロックする
まず、連絡先のブロックです。
WhatsAppは電話番号だけでメッセージのやり取りができることもあり、LINEと比べるとけっこうな頻度で知らない番号から怪しいメッセージが届きます。
ブロックしたい場合は、次の操作をすればOKです。
- メッセージを左にスワイプ
- 「その他」をタップ
- 「(電話番号)をブロック」をタップ
ブロックを解除する手順も、かんたんに紹介しておきます。
- ホーム画面右下の「設定」をタップ
- 「プライバシー」をタップ
- 「ブロック済み」をタップ
- 解除したい連絡先を左にスワイプ
- 「ブロック解除」をタップ
2.未読か既読かを隠す
WhatsAppでは、メッセージを読んだかどうかを相手に知られないよう、隠すこともできます。
操作は次の通りです。
- ホーム画面右下の「設定」をタップ
- 「プライバシー」をタップ
- 「開封証明」をオフ
ただし、この操作をすると、自分が送信する全てのメッセージについて、未読か既読かを確認することができなくなります。
また、グループチャットでは設定に関わらず未読か既読かを隠すことはできません。
3.ギガ節約のための設定をする
WhatsAppではギガ節約のために、動画などのダウンロードをWi-Fi接続時のみに行うよう設定することもできます。
手順は次の通りです。
- ホーム画面右下の「設定」をタップ
- 「ストレージとデータ」をタップ
- 「メディア自動ダウンロード」ですべて「Wi-Fi」を選択
この設定をしておくと、Wi-Fiに接続していない場合、届いた画像や動画のサムネイルはボヤけた状態で表示され、タップするとダウンロードされて見られるようになります。
タップしなければダウンロードもされないため、ギガを節約できるわけですね。
ただし、ボイスメッセージは設定に関係なく、メッセージを開いた瞬間に自動的にダウンロードされます。
まとめ
この記事では、WhatsAppを使う準備や基本的な機能、便利な使い方を解説しました。
インドネシアでは「WA」(ウェーアー)と省略されるほど日常生活に密着したアプリです。この記事では紹介しきれなかった機能も満載なので、ぜひ使いこなしてみてください!
▼インドネシアでよく使われる略語について詳しくはこちら
※当記事の筆者はインドネシア生活や一時帰国に関する情報満載の
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