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法制度・規制の記事一覧

【マレーシア法務ブログ】第11回:商標の定義

TNYグループのマレーシア事務所の弁護士の荻原です。今回からマレーシアにおける商標制度について解説していきます。   1.根拠法令等 マレーシアの商標制度は、商標法(Trade Marks Act 1976)及び取引表示法(Trade Description Act 2011)によって規律されています。 商標法はマドリッド協定議定書への加盟を主な目的として改正が行われました(以下「新商標法」といいます)が、執筆時点(2019年11月13日時点)ではまだ公布はされていません。   2.定義 新商標法において、「商標」は、 any sign capable

ベトナム投資法改正案の概要(主に投資分野に関する外資規制関連)

現在、ベトナムでは投資法第67/2014/QH13(2015年7月1日施行)の改正草案が国会に提出されており、2021年1月1日に発効する予定となっています。まだ、議論中の草案段階のため、国会の通過までに変更される可能性もありますが、改正が予定される重要なポイントを解説します。 1.条件付経営投資分野 ベトナムでの条件付経営投資分野に関して、草案は以下、12の事業を廃止し、6の事業を追加し19の事業を調整します。 <廃止される事業> 1. 商事仲裁組織のサービス活動 2. 債権取引サービス事業 3. 液化石油ガスボンベ(LPGガス ボ

【ミャンマー法務ブログ】第10回:ミャンマーの労働組合に関する法規制と実務

本稿ではミャンマーの労働組合に関する法規制と実務を解説します。   第1.はじめに 近時、ミャンマーにおいても工業団地に所在する工場等において賃金の増額等を求めるストライキが増加しています。背景としては、物価の上昇に比して賃金の増加率が低いことやストライキを扇動する活動家等の存在が挙げられます。このようなストライキに関する法律として、労働組合法が存在します。現在の労働組合法は、労働組合法(The Trade Union Act, 1926年)を改正する形で、2011年10月11日に成立しました。同法は、1962年以降結成が

【ミャンマー法務ブログ】第9回:ミャンマーの汚職に関する法制度

本稿では、ミャンマーの汚職に関する法制度について解説します。   1. ミャンマーでの汚職の現状 NGOトランスペアレンシー・インターナショナルが発表した2018年腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index)によると、ミャンマーは180位中132位に位置付けられています。かかる順位が示しているとおり、ミャンマーにおいては、場面によっては賄賂を要求され、特に裁判や許認可の取得の際に金銭を渡す事例が多く存在します。しかし、安易にこのような要求に応えることは法律上非常にリスクが高いです。ミャンマーにおい

ベトナムにおける新競争法の改正点の概要

2004年競争法と比較した新競争法の重要な改正点の概要 2018年、競争法(以下「新競争法」といいます。)がベトナム国会で可決され、2019年7月1日から施行されました。新競争法は2004年の競争法(以下「2004年競争法」といいます。)と比較して抜本的に改正されており、特に合併や買収に関して知っておくべき新しい規制があります。 以下、2004年競争法と比較した新競争法の重要な改正点の概要をご紹介します。   1. 適用範囲の拡大 新競争法は規制の範囲を拡大しました。具体的には、新競争法第2条第3項において、「関連

ベトナムで中古機械を輸入する際の法的規制(決定18号)の概要

第1 中古機械の輸入についての科学技術省通達23号(23/2015/TT-BKHCN) ベトナムでは、科学技術省の通達23号(23/2015/TT-BKHCN。以下、「通達23号」といいます)が2016年7月1日から施工され、中古機械の輸入が制限されてきました。 通達23号は、原則以下の要件を満たす中古機械についてのみ輸入を認めるとしてきました(通達23号6条1項)。 ・使用期間が10年を超えないこと ・ベトナムの国家技術規則(QCVN)、ベトナムの標準規格(TCVN)、又はG7の安全・省エネ・環境保護基準に従って製造がなされていること 以上が中古機械