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海外転職やアジアでの生活に役立つ情報を現地からお届けするブログです。

ビジネスの記事一覧

ミャンマーでの食事や給料などに関する文化の違い

ミャンマー人と働くにあたって、文化の違いを感じることが多々あります。 今日はそのうちのいくつかについて話をしたいと思います。     1. 朝ご飯からおやつまで?食事時間に忠実なミャンマー人 まずは食事について。ミャンマー人は食事の時間をとても大事にします。日本人は朝寝坊して朝ご飯を食べる時間がなかったり、仕事が忙しく昼ご飯を食べる時間がなくてもそれほど不満に思うことはありません。仕事中に間食をする人も少ないと思います。しかしミャンマー人は、朝遅刻ぎりぎりに来たと思ったらまずはオフィ

ベトナムで中古機械を輸入する際の法的規制(決定18号)の概要

第1 中古機械の輸入についての科学技術省通達23号(23/2015/TT-BKHCN) ベトナムでは、科学技術省の通達23号(23/2015/TT-BKHCN。以下、「通達23号」といいます)が2016年7月1日から施工され、中古機械の輸入が制限されてきました。 通達23号は、原則以下の要件を満たす中古機械についてのみ輸入を認めるとしてきました(通達23号6条1項)。 ・使用期間が10年を超えないこと ・ベトナムの国家技術規則(QCVN)、ベトナムの標準規格(TCVN)、又はG7の安全・省エネ・環境保護基準に従って製造がなされていること 以上が中古機械

【タイ労働法コラム】第7回:タイの残業に関するルール設計

GVA法律事務所・タイオフィス代表の藤江です。 本コラムでは、タイの労務管理について、日本との違いを踏まえた上で、法的に解説していきます。今回はタイの残業に関するルール設計について解説します。   1. 残業時間は社員が決める?タイの残業事情 タイの残業においてまず頭に入れておかなければならないのは、「残業を命じるには、従業員の個別の同意が必要である」という点です。日本では、会社と従業員は一般的に36協定と呼ばれる残業に関する取り交わしをしていることが通常で、この協定によって会社と従業員は

2019年ベトナム知的財産法改正案の重要改正ポイントについて

1. 本改正の目的 今年の4月、知的財産法についての改正案が公開されました。今回の改正は、今年の1月に環太平洋連携協定(TPP11、CPTPP。以下、「CPTPP」といいます)が発行したことを受けて、現行の知的財産法とCPTPPの内容の整合性を高めることを目的としています。 まだ改正案の段階ですので、今後修正される可能性もあること、施行日はまだ未定であることについてご留意ください。   2. 変更がなされた主な分野 今回の改正案で大きな変更が加えられているのは下記の3つの分野です。 ・発明 ・商標 ・知的財産権の保

【マレーシア法務ブログ】第7回:社会保障制度②

TNYグループのマレーシア事務所の弁護士の荻原です。今回は労働者社会保障制度(Employees’ Social Security Schemes。運営主体の名称をとってSOCSOとも呼ばれています)について解説していきます。   1. 概要 労働者社会保障法(Employees’ Social Security Act 1969)は、怪我等の理由で就労ができなくなった場合の収入の填補等について規定しています。同法に基づく労働者社会保障制度はSOCSO(Social Security Organisation)によって運用されています。 同法が提供するのは、以下の2つの制度です。 ①雇用傷害(Emplo

【ミャンマー法務ブログ】第7回:日本語とミャンマー語の関係、契約書の意味

第7回となる本稿では、日本語とミャンマー語の関係、契約書の意味について解説します。   1. 日本語とミャンマー語の関係 ミャンマー語と日本語は文法が似ており、ミャンマー人にとって日本語は学習しやすい言語と言われています。 実際、ミャンマーでは日本語を話せる人と会う機会も多く、また、日本語能力検定試験の受験者や日本語学校の数も近年増加しています。 日系のIT企業の中には、社員を採用後、ITスキルのみならず、社内で日本語を教えてから実際の業務を割り振る企業も多く存在し、なかには1,000名以上の従業員