こんにちは!マレーシアでの生活・お役立ち情報を発信しているライターYuuuuです。
今回のテーマは「マレーシア1ヶ月の生活費」です。
物価が安いと言われているマレーシア。
物価の安さから、移住や転職、留学などさまざまな理由でマレーシアに住む方が増えています。
これからマレーシアへの移住や転職を検討するとき、「実際どのくらいお金がかかるの?」「日本での暮らしとどう違うんだろう」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、マレーシア・クアラルンプールにお住いの30代前半女性に「1ヶ月のリアルな生活費」についてインタビューしました。
この記事を読むことで、マレーシア・クアラルンプールでは「どんなものにどれくらいお金がかかっているのか」、具体的な生活費を知ることができ、ご自身が移住する際のイメージがリアルになります。
ぜひ最後までご覧ください。
※RM1=30円で計算しています
インタビューに答えていただいた方のプロフィール
Y様 年 齢:30歳 |
今まで色んな国にバックパッカーで行ったり、語学留学したりと、海外が好きでした。
マレーシアは都会と自然が程よく合わさっていて、とても住み心地がいいですね。
タイやシンガポール、ベトナムなどの近隣国へも数時間で行けるので、旅行好きの私にとっては嬉しい環境です。
日本の商品もイオンやドン・キホーテなど色んな所で手に入りますし、マレーシアは日本人にとってとても住みやすいと思います。
<マレーシアにきたきっかけ>
もともと海外や海外旅行が好きで、海外に住んでみたいと思っていました。
日系法人のマレーシア支社で経理をすることになり、マレーシアへ移住。今年来たばかりで、マレーシア在住歴は1年目です。
クアラルンプールでの生活費VS日本人女性の平均的な生活費
※参考URL
・一人暮らしの生活費は平均いくら? 無理のない家賃設定と節約のコツ
・東京の平均家賃はどれくらい? 人気のエリアと初期費用を抑えるポイント
マレーシアに住むY様の生活費は、日本に住む女性の平均額より約55,442円低いことが分かります。
実際にこの生活費の内訳を詳しくインタビューしました。
1ヶ月の家賃
1ヶ月の家賃:RM2200(約6.6万円)※水道代込み
住んでいるエリア:クアラルンプールの住宅街
間取り:リビングダイニング、キッチン、トイレ、お風呂、家具家電付
マレーシアの首都であるクアラルンプールにお住いのY様。ご自身でコンドを探され、いくつもお部屋を内覧したとのこと。
今お住いのお部屋を選んだ決め手や住んでいるエリアはどうなのかを詳しく聞いてみました。
Y様:築浅のコンドミニアムなのと、家具のセンスが良いなと思って決めました。ショッピングモールまで徒歩数分というのも、今の部屋を選んだ決め手です。
部屋はリビングダイニングと同じエリアにキッチン、寝室、トイレ・バスという感じです。家具家電付きなので、引っ越しはとても楽でした。
家賃に水道代が含まれていて、自分で支払う必要がないので助かっています。
カードキーがないと部屋の入っているタワーの入り口やエレベーターで部屋のあるフロアにいけないので、セキュリティはしっかりしていると思います。
日本人も多く住んでいるので、治安も良いと思います。必要なものは徒歩圏内で大体揃いますし、病院や美容院も近くにあるので便利ですね。
車を持っていないので、移動するとなるとGrabのような配車タクシーがほとんどです。近くに駅がないので電車に乗ることはほとんどありませんが、配車タクシーがあるので移動に不便さは感じないですね。
1ヶ月の交際費
1ヶ月の交際費:RM500(約1.5万円)
Y様:基本的に自炊しているので、交際費がかかるのはお友達とカフェやご飯に行く時くらいですね。週に1〜2回ぐらいの頻度で行っています。
ローカルのカフェだと100円ぐらい〜、外食でも300円〜と安いお店もあるのですが、せっかくなので、おしゃれなお店や新しくできたカフェなどに行くことが多いですね。1回のカフェやランチでは2000円円くらいはかかっていると思います。
マレーシアはお酒が高いですが、アルコールは飲まないのでお酒代はゼロ円です。
ほとんど自炊されているというY様。お酒を飲まないということもあって、交際費はかなり抑えられていますね。もし外食するにしても、マレーシアは安いお店も多いので、うまく活用すれば出費を抑えられそうです。
続いて食費についても聞いてみました。
1ヶ月の食費
1ヶ月の食費:RM700(約2.1万円)
平日はほとんど自炊されているというY様。食費は日本の平均より8,405円低いです。
お部屋探しの時点から自炊しやすいかどうかをチェックしていたそう。どういった点に気を付けているのか、詳しく聞いてみました。
Y様:平日は基本的に自炊しています。マレーシアでは基本的に自炊をしたかったので、お部屋探しをするときに、コンロがいくつあるか、備え付け家電に電子レンジやトースターなどがあるか、冷蔵庫の容量はどのくらいか、などを必ずチェックしていました。
今のお部屋のキッチンはIHでコンロが2口あります。他には電子レンジやトースター、大きめの冷蔵庫が備え付けであります。
また料理をするスペースやシンクが大きめなのも気に入っています。
炊飯器と湯沸かしポットはなかったので、近くの電気屋さんで購入しました。
近くのスーパーで買い物をすることも多いですが、日本で使用していた調味料を現地のもので代用したり、お肉や野菜をお得に買えるスーパーでまとめ買いをしたりして、食費を抑えています。
今は日本から持参したお米を使っているので、このお米が無くなれば今後お米代はかかりますね。日本米は輸入品というのもあってマレーシアで購入するとかなり高価になってしまいます。日本米に食感が近いカルロース米が5キロでRM35ぐらい(約1,000円)で購入できるそうなので、今後使っていく予定です。
スーパーにも、ローカルから高級志向のスーパーまでさまざまあります。食費を抑えるのは、自炊しやすい環境を作ることと、どのスーパーを使うのかがポイントですね。
1ヶ月の娯楽費
1ヶ月の娯楽費:RM550(約1.5万円)
Y様の月々の娯楽費が、日本の平均より約3,000円低い理由を詳しく聞いてみました。
Y様:娯楽費は主に美容代です。美容院のカットとカラーで1.2万円ほど、まつ毛エクステで3,000円くらいです。
日系の美容院に行っているので、ローカルのお店だともっと抑えられると思います。
日系の美容院だと日本人スタイリストがいるので、細かいリクエストができますし、日本人が担当してくれるという安心感がありますね。
日本にいた頃より一番出費がなくなったのは洋服代です。一年中同じ気候なので衣替えも必要ないですし、流行を気にしなくなりました。日本から持ってきた洋服以外、マレーシアではほとんど購入していません。
旅行が好きなので、毎月ではないですがちょこちょこタイやベトナムといった近くの国へ旅行に行きますね。海外旅行をすると10万円くらいはかかると思います。マレーシアはLCCのエアアジアの本社があるぶん、航空券代を抑えつつ様々な国へアクセスできるのがいいですね。マレーシアからタイは2時間、ベトナムは2時間半、バリだと3時間くらいでいどうできるのも嬉しいです。
1ヶ月の通信費と交通費
通信費(携帯):RM25(約750円)
交通費:RM250(約7,500円)
それぞれどのような内訳になっているのでしょうか。まずは通信費から教えてもらいました。
Y様:携帯用SIMはマキシスを利用していて、毎月RM25(約750円)で15GB使えるプランを購入しています。マレーシアはほとんどのお店でWi-Fiがあるので便利です。
交通費についても詳しく聞いてみました。
Y様:徒歩圏内にスーパーや病院、ショッピングモールがあるので、歩いて移動することが多いです。車は持ってなく、近くに電車が通っていないエリアに住んでいますが、どこかに移動する際は配車タクシーのGrabを利用しています。初乗りRM5〜7(約150〜210円)なので、週末にはツインタワーのある都心部やおしゃれなお店・カフェなどに行くときに利用しています。
マレーシアは交通費が安く、例えばバスだとRM1〜3(約30〜90円)、電車だとRM3(約90円)くらいで利用できます。バスや電車も上手に使えば交通費を抑えられると思いますよ。
インタビューを終えて
マレーシアでの生活は日本よりもかなり出費が抑えられているというY様。出費が抑えられるぶん、貯金したり趣味の美容や旅行に使ったりと、充実した日々を送っているように感じました。
さらにお金の管理についても、「日本に比べてクレジットカードやオンライン決済が利用できるところが多いです。現金をあまり使わなくなったので、家計の管理がしやすくなりました」とのこと。管理のしやすさもあいまって、上手にやりくりできているようです。
「何か趣味を見つけたい」「おいしいお店やおしゃれなお店をどんどん開拓して行きたい」と、マレーシアでしたいことがまだまだあると話していたY様。マレーシア生活を楽しんでいる姿が印象的でした。
この記事が、マレーシアに興味を持つきっかけになれば幸いです。