【インドネシア】 知っておきたい略語25選〜「KITAS」「bandara」って何の略?

 

インドネシアに住むと略語が多いことに気づきます。「NPWP」「BPJS」など見た目から略語とわかるものもあれば、「KITAS」や「bandara」も実は正式名称を省略したものです。

 

この記事では、知っておきたいインドネシア語の略語を5つのジャンルに分け、それぞれ5つずつ(合計で25)紹介。略語の読み方はインドネシアの知人に確認し、むりやりカタカナにした上で【 】で示しています。

 

なお、この記事の目的は略語の紹介で、解説は簡潔なものにとどめています。詳細情報が必要な場合は別途ご確認ください。

 

また、候補に上がった略語はまだまだあるのですが、筆者の独断でピックアップしました。ご了承いただければ幸いです。

 

在留・就労資格

 

在留資格・就労資格に関係がある略語は、次のとおりです。

 

1.KITAS【キタス】

まず、いちばん身近だと思われるのが「KITAS」。「Kartu Izin Tinggal Terbatas」(一時滞在許可証)の略で、外国人用の身分証明書という位置づけです。私はインドネシアでの留学や就労に当たって取得しました。

 

ちなみにインドネシア人の身分証明書は基本的に「KTP」【カーテーペー】と言います。「Kartu Tanda Penduduk」(居住者証明書)の略です。経験上、銀行口座開設などで「KTP」が必要な場合は、「KITAS」で代用できることがほとんどです。

 

2.STM【エス テー エム】

「STM」という書類もあります。「Surat Tanda Melapor」(報告証明書)というざっくりした名前です。こちらは、所轄の警察に登録した証明として発行されます。

 

3.SKTT【エス カー テー テー】

さらに「SKTT」という書類もあります。「Surat Keterangan Tempat Tinggal」の頭文字を取ったもので、「居住地証明書」という意味です。住民・民事登録局という役所で手続きをすることになっています。

 

4.NPWP【エヌ ペー ウェー ペー】

「NPWP」は「Nomor Pokok Wajib Pajak」の略で、納税者番号のことです。インドネシアで就労するなら取得する必要があります。

 

5.BPJS【べー ペー ジェー エス】

「BPJS」は、「Badan Penyelenggara Jaminan Sosial」の略。直訳すると「社会保障機関」なのですが、同機関が提供する保険の意味で使われることが多い印象。

 

こちらもインドネシアで働く場合に加入が義務付けられています。

 

ちなみに「BPJS Kesehatan」(健康保険に相当)と「BPJS Ketenagakerjaan」(社会保険に相当)の2種類があり、私の町では事務所も別々。手続きがものすごく面倒でした……。

 

ビジネス

 

仕事の場面でよく目(耳)にする略語は、次のとおりです。

 

1.PT【ペー テー】

まず、会社名の前によく登場する「PT」。「Perseroan Terbatas」の略で、「有限責任会社」という意味です。ざっくり、日本の一般的な株式会社に当たります。

 

2.Yth.【ヤン トゥルホルマット】

「Yth.」は「yang terhormat」の略で、直訳すると「尊敬されている人」という意味。メールや書類で見かけることが多く、「Yth. Bapak Budi,」というように人の名前の前に使います。「尊敬」を表すことばを省略するのか、とツッコミたくなる気持ちは抑えましょう……。

 

3.ttd【トゥルタンダ】

「ttd」は「tertanda」からの略語です。「印をつけられた」というのが直訳ですが、「サイン済み」という意味。私はメールの最後に「ttd.【差出人名】」という形でよく見かけます。

 

書類にはサインするところですが、メールなので簡略化しているわけですね。

 

4.SOP【エス オー ペー】

「SOP」は英語の「Standard Operating Procedures」の頭文字を取ったもので、「作業手順書」に当たります。工場など現場での作業以外に、事務作業用のSOPも当然あります。

 

最近は役所もSOPを重視している感があり、例えばイミグレーションの手続きは納期をしっかりと守ってくれていました(個人の感想と経験です)。

 

5.WIB【ウェー イー ベー】

「WIB」は「Waktu Indonesia Barat」の略。「西部インドネシア時間」の意味で、「9.00 WIB」のように時刻のあとに添えられます。この時間帯に含まれる地域の例は、ジャワ島全域(ジャカルタを含む)やスマトラ島全域など。

 

フォーマルな場でよく見かけるため、便宜上「仕事」の略語としました。

 

ちなみにインドネシアの時間帯は3つあり、ほかの2つは「WITA」(中部インドネシア時間)と「WIT」(東部インドネシア時間)です。

 

交通

 

交通に関係がある略語は次のとおりです。

 

1.SIM【シム】

「SIM」は「Surat Izin Mengemudi」の略です。直訳すると「運転許可証」。平たく言うと「運転免許証」ですね。

 

2.STNK 【エス テー エヌ カー】

「STNK」は「Surat Tanda Nomor Kendaraan」の頭文字を取ったもの。直訳は「車両番号証明証」で、「車両登録証」ぐらいの意味です。

 

運転の際には、免許証だけでなくこの「STNK」も携行する必要があり、検問などでもチェックされるんだとか。ご自身で運転しなくても、ドライバーがいらっしゃるなら知っておいて損はない、かもしれません。

 

3.BBM【ベー ベー エム】

「BBM」は「Bahan Bakar Minyak」の略です。正確には燃料全般を指しますが、日常生活では「ガソリン」の意味でよく使われています。

 

4.bandara【バンダラ】

「bandara」は「空港」という意味ですが、こちらも「bandar udara」を省略したもの。直訳すると「空の港」です。とはいえ「bandar udara」と誰かが口にしているのは聞いたことがないので、豆知識として紹介しておきます。

 

5.WHOOSH【ウス・ウシュ】

「WHOOSH」は2023年10月開業のジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道の名前です。こちらは「Waktu Hemat, Operasi Optimal, Sistem Handal」の頭文字を取ったもので、ざっくり訳すと「時間の節約、最適な運行、信頼できるシステム」となります。

 

ちなみに英語で「whoosh」は「シューッという音」。例えばインドネシア語のマンガにも擬音語として登場するそうで、遊び心が感じられます。

 

スマートフォン

 

もはや生活に欠かせない存在になったスマホ関連の略語は次のとおりです。

 

1.HP【ハー ペー】

まず、携帯やスマホはよく「HP」と省略されます。「handphone」の略ですね。「telpon seluller」から「ponsel」という略語もありますが、私は話すときは耳にしたことがなく、携帯ショップの店名などで見かける程度でした。

 

2.WA【ウェー アー】

「WA」は「Whatsapp」というメッセージアプリの略です。相手の電話番号さえわかれば、テキストメッセージのやり取りや音声・ビデオ通話までできる手軽さが特徴のひとつ。インドネシアではLINEよりもWhatsappの番号を聞かれることのほうが圧倒的に多い印象です。

 

3.japri【ジャプリ】

「japri」は「jalur pribadi」で、直訳すると「プライベートなルート」です。これだけではイメージしづらいですよね……。メッセージアプリで、チャットグループではなく、個人間で直接やり取りする場合に「japri」を使います。

 

4.sosmed【ソスメッド】

「sosmed」は、「media sosial」からの略語です。お察しの通り、「SNS」の意味で使われます。「media sosial」の語順からすると「medsos」が正しそうですが、私が目にするのはもっぱら「sosmed」の方です。

 

5.IG【インスタグラム】

代表的な「sosmed」のひとつが「IG」です。「Instagram」の略ですね。

 

ちなみに「fb」(facebook)は特に若い方はあまり見ていないようで、同じ内容をIGとfbに同時に投稿しても、IGの反応のほうが圧倒的によいと感じています。

 

イベント

 

最後に、ざっくり「イベント」というくくりで5つの略語を紹介します。

 

1.HUT【ハリ ウラン タフン】

まず「HUT」は「Hari Ulang Tahun」で、「誕生日」を意味します。個人の誕生日というより、インドネシアの独立記念日や、政府系機関の創立記念日といったフォーマルな機会に目にすることが多い印象です。

 

ちなみに個人の誕生日を祝う表現として、SNSなどでは「met ultah」をよく見かけます。これは「selamat ulang tahun」(誕生日おめでとう)のうち「selamat」の「mat」を「met」にし、「ulang tahun」を「ultah」に省略したものです。

 

2.ishoma【イソマ】

「ishoma」は「istirahat, sholat, makan」の略で「休憩・お祈り・食事」という意味。イベントの予定表で「長めの休憩」という意味で「ishoma」が使われるのをよく見かけます。

 

私の場合は1日セミナーに参加することが多く、「ishoma」はもっぱら「昼休み」でした。

 

3.CFD【シー エフ ディー】

「CFD」は「Car Free Day」の頭文字を取ったもの。平たく言えば「歩行者天国」で、「シー エフ ディー」と英語の発音で読まれることが多いようです。

 

ジャカルタをはじめ、全国各地で開催されています。毎週、日曜の朝に行われるケースが多いようです。

 

私が住んでいた「プカンバル」という町でも、CFDのときは食べ物の屋台が無数に並び、さまざまなイベントが開催されていました。

 

4.THR【テー ハー エル】

「THR」は「Tunjangan Hari Raya」の略語です。年に1度のボーナスで、インドネシアの各宗教でいちばん大切な祝日の(遅くとも)1週間前に支給されることになっています。インドネシアはイスラム教徒が大多数なので、断食月明けのレバランが近くなると耳にする機会が増えるかもしれません。

 

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5.bubar【ブバール】

「bubar」は「buka bareng」を省略したものです。「いっしょに断食明けの食事をする」という意味なのですが、略語だと「bubar」の5文字だけで済むって素晴らしい……。それはさておき、「bubar」の「断食明け」は、断食月の間、毎日やってきます。日中は飲食をガマンして、日没の「断食明け」を迎えたらやっと飲み物・食べ物にありつける。この瞬間のみなさんの表情は幸せに満ちあふれています。

 

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まとめ

この記事では、インドネシア語の略語のうち、知っておきたいものを紹介しました。略語はまだまだあり、泣く泣く掲載をあきらめたものも数え切れません。

 

目にした略語のもとのことばを調べると、インドネシア語のボキャビルにも役立ちます。ぜひお試しください。

 

※当記事の筆者はインドネシア生活や一時帰国に関する情報満載の「さとたす」というサイトを運営しています。

 


 

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インドネシアで学校設立・運営

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Sato

サトと申します。大学時代にインドネシア語を専攻し、留学も経験。大卒後は日本の企業に就職し、6年ほど勤めました。現在、インドネシアでの日本語教育に携わって10年以上になります。よろしくお願いいたします。

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