ホーチミンには、日本人のスタッフさんが居てセンス抜群のネイルサロンや、ローカルでも外国人向けと言えるハイグレード志向のネイルサロン等が多々あります。が、今回は一番リーズナブルにネイルアートができるであろう、超ローカル店でのネイル体験をレポートします!
ベンタイン市場すぐの「ネイル横丁」へ
今回私が初挑戦したのは、ネイルを目的の一つとしてベトナムを訪れる日本人女性たちの間で、「ネイル横丁」 などという名称で呼ばれている、ベンタイン市場北側入り口の路地の中。
初めて行くと少し見つけづらいのですが、画像中央より少し右側、ポッカリと空いた深淵のような暗闇空間が、その横丁の入口です。
路地の中。あからさまに雑多な空気でビビりますが、怖気づかずに奥へ進みましょう。
私が今回利用したのは、一番空いていたから & 一番よさそうな椅子だったから、というパッと見の理由によって選んだ、最奥に見えるピンクの看板のお店です。
英語メニューで値段チェック&ネイルのデザイン相談
入店前に、わかりやすいメニューを提示して料金を教えてくれる親切案内。今回は手のマニキュア50,000VNDと、ネイルアート60,000VNDを希望していたので、合計110,000VND (約550円)と、かなりお手頃価格。
ローカルネイルといえば、今から4年ほど前に初めて旅行で来た際、ベンタイン市場夜市の路上にて、「全部で50,000VNDだよ」 と声がけをされたのに、終わってみれば、あれこれと理由をつけて結局200,000VNDを払わされていたというぼったくり被害を経験しているため、半ば猜疑心が拭いきれないままでしたが、一先ず入店。
デザインについては、こういったサンプルから選べる他、スタッフがスマホに入れた豊富なデザイン画像を見せてきてくれるので、そこからも選択することができます。サンプルのデザインは、割と時代錯誤感の漂うゴテゴテのものが多く、そこまで派手じゃないものを求めていた私は、スマホ画像の中からセンスのよさそうなものをチョイス。
ベトナム人と盛り上がる(?)おもしろ空間
しっかりと甘皮処理やトリートメントから入ってくれます。ちなみに、4年前のぼったくり体験の際は、甘皮処理どころかベースコートすら使わず、いきなりドぎつい色のマニキュアを塗られていたので、この時点で既に生まれる安心感。
スマホ画像のお手本を見ながら、器用にアートを施してくれます。
但し、サンプル画像では緑色だった部分を紫に変えてほしいという、簡単な内容を英語で伝えてみたところ、まったく理解できずに固まるお姉さん。
隣の席に座っていた、英語の話せるベトナム人のお客さんが通訳をしてくれましたが、それをきっかけにそのお客さんが、こちら側のアートに興味を持ってしまい、ことあるごとに覗き込んできては「Beautiful!」だの「Amazing!」だの感嘆の声を上げ、それに対する同意を私にも半ば強制的に求めてきたので、少し疲れました。
ネイルが完成!そして気になるお値段は…
丁寧に作業を進めてくれるので、ネイル完成までの所要時間は1時間ほどかかりました。
そして完成したネイルがこちら。
かなり好み!!!。
緑から変えてもらった紫の色味についても、最初は「紫というか蛍光ピンク?」というような見当違いの色を提案してきましたが、ちゃんと希望を言えば変えてくれます。色彩センスはともかく技術力さえ確かであれば、素敵な仕上がりになるようです。
そして肝心のお会計。
・マニキュア50,000VND
・ネイルアート60,000VND
合計110,000VND (約550円)
メニュー表通りの明朗会計!ローカルネイルぼったくり経験のトラウマが克服できました!
あと、セルフネイルで、体力的に疲労した上、満足のいかない出来に仕上がって精神的にも疲弊した数日前の傷も癒されました!
ありがとうローカルネイルサロン!
また来るよローカルネイルサロン!
ベトナムのローカルネイル利用時の注意点
今回利用したお店は施術も丁寧な上、スタッフの皆さんもフレンドリーで、なかなかのオススメ店でした。
唯一、英語が通じづらいという難点がありますが、デザインを無難にサンプルから選ぶか希望デザインの画像を自分で準備して持っていけば、相当難しいものでない限りそのまま描いてくれるので、交渉の必要もなく安心かと思われます。
未知の世界という印象のあるローカルネイルサロンですが、安全清潔、日本人の方でもまったく戸惑うことなく利用していただける内容でしたので、どうぞ皆さんも550円で素敵なネイルを手に入れてみてください!
※今回のお店 : Sai Gon Nails (136/G8 Le Thanh Ton, Dist1)
(ちなみに手前の男性は、ペディキュアではなくフットマッサージ中。)