ベトナムの調味料 フーコック島の「ヌクマム」ってなに?

こんにちは、Vyです。
今回はベトナムの名産品「ヌクマム」を紹介したいと思います。

 

ヌクマムってどんな調味料?

ヌクマムとは、塩漬けした魚やエビなどを長期間発酵して作られる、ベトナムで歴史のある魚醤です。東南アジアの料理やタレに、タイ料理にも広く使用されています。もちろん、ベトナム料理の定番調味料として、またベトナム土産としても有名ですよね。

ベトナムで有名なソース:ヌクマム

引用:http://soha.vn/nuoc-mam.html

ヌクマムと言えば、フーコックのヌクマムを誰もが思い浮かべます。フーコックはベトナム西部の最も大きな島の名前です。フーコック島はヌクマムの名産地として200年以上前から作られているのです。ベトナムの代表的な名産品として世界中に輸出されており、故郷を離れて海外働いているベトナム人は、フーコックの味をいつも恋しく思っています。

 

フーコックのヌクマムの特徴

フーコックのヌクマムは特にタンパク質が多く、甘じょっぱい味で、魚の良い匂いがします。フーコック島で作られるヌクマムだけは、独特の風味を持っています。長期間に渡って醸造すればするほど、深い味になっていきます。どんな魚でも作れますが、フーコック産は主にカタクチイワシを使用していることで有名です。

フーコックでのアンチョビ

引用:https://phuquoc.dulichvietnam.com.vn/tin-tuc/226/tham-quan-nha-thung-san-xuat-nuoc-mam-o-phu-quoc.html

フーコックのヌクマムは、その製造工程に大きな違いがあります。船の上で新鮮なカタクチイワシをネットから引き上げたら、不純物を除去するために水で洗浄し、その後すぐに塩を混ぜて魚の鮮度が保たれます。これがフーコックのヌクマムがタンパク質を多く含み、臭みがない理由です。塩は醸造するために使用された、不純物が少ないブンタウ塩が使われます。ヌクマムは約12ヶ月間かけて醸造されます。

フーコックでのアンチョビ

引用:https://phuquoc.dulichvietnam.com.vn/tin-tuc/226/tham-quan-nha-thung-san-xuat-nuoc-mam-o-phu-quoc.html

 

フーコックのヌクマムの生産状況

フーコックのヌクマムは、大きな木製樽で醸成されます。サイズは直径1.5から3メートルで、高さは2~4メートルあります。樽の中には7~13トンの魚を入れることができます。一般的に樽は60年間使用できます。

引用:https://nuocmamphuha.com/tin-tuc/lang-nuoc-mam-phu-quoc/

フーコック島で作られるヌクマムを一目見ようと、そしてお土産に購入しようと訪れる観光客も多く、現在はヌクマムの生産地として広く知れ渡っています。現地にはヌクマムの生産工場が約100ヶ所もあり、推定生産量は年間で1,000万リットルになります。代々受け継がれる工場が多いようです。

引用:https://bnews.vn/nuoc-mam-phu-quoc-duoc-cong-nhan-nghe-truyen-thong/54345.html

しかし、最近は材料不足など多くの困難に直面しています。乱獲によって魚が育ちにくくなり、それによってカタクチイワシの価格は昨年比で30%~50%増加しています。多くの製造企業はこれに耐えかね、生産量の減少を余儀なくされました。フーコックの政府は、品質と製造工程の改善、海外ブランド力を高めるためにも、食品の安全性を確保することを企業に奨励しています。

引用:http://thuonghieuvaphapluat.vn/search/p1811

 
フーコックのヌクマムは、ベトナム人が誇りとする名産品の1つです。外国に住んでいるベトナム人は、外国のスーパーにヌクマムが並んでいるのを誇りに思っています。フーコックのヌクマムが、他の産地のものよりも美味しい理由は、豊かな自然環境と伝統的な生産プロセスだと言われています。

ヌクマムはそのまま使っても美味しいですし、砂糖・水・にんにく・唐辛子を混ぜてオリジナルソースを作るとさらにおいしいです。ぜひみなさんも、お土産として1本いかがでしょうか?

砂糖、水、にんにく、唐辛子を混ぜたオリジナルソース

日本語翻訳ライター

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ICONIC

私はVyと申します。友達からはMoonと呼ばれています。ベトナム人です。1992年12月12日生まれました。射手座です。HOASEN 大学を卒業し、専門はビジネス英語です。ホーチミン市に家族と一緒に住んでいます。暇な時、買い物したり、映画を見たり、音楽を聞いたりします。今まで、ICONIC会社で翻訳者として働いています。機会があれば、私は日本の人々や文化についてを学ぶために日本に行きたいです。どうぞ宜しくお願いします。

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