初めまして!福岡大学からきましたAyakaです。
今回、インターンシップを通じてベトナムへ働きに来ました。
毎日ベトナムのオフィスで働いていると、何かと珍しい出来事が起きて、毎日が驚き・発見・楽しみで溢れています。日本で働いていたら、なかなか出来ない体験だと思います。
そしてベトナムに来たら、一度は挑戦したいと思っていたことがあります。
それは………
ゲテモ…キワモノグルメです!!!!!
ベトナム料理も良いですが、せっかくなのでベトナムのキワモノ達に果敢に挑戦していきたいと思います。
実際に食べたもののなかから、個人的に感じたキワモノレベルを5つ星で評価していきますね。
ということで、さっそくキワモノメンバーを紹介します!
エントリーNo.1:ホビロン 【キワモノレベル ★★★☆☆】
ベトナムのスナック的存在である「ホビロン」です。1個8000ドン(約40円)で購入しました。
(左側の手前・奥にあるちょっと様子がおかしい卵…)
これはもう有名ですね。そう、普通の卵ではないんです。じゃあ、どんな卵かって?気になりますよね?ホビロンとは「孵化しかけのアヒルの卵を茹でただけのシンプルな料理」なのです。
ポイントは孵化しかけというキーワード。フィリピンなど東南アジアの国では結構ポピュラーな食べ物だそうで…初級からなかなかレベルが高いものが来ました。
しかし、次に控えているキワモノメンバーに挑戦するためにも、このホビロンは早々に倒したい相手です。ということで…
【第1回戦】vs ホビロン、開始!!!
孵化しかけということもあり、なかなかグロテスクな見た目。よく見ると血管や羽が結構そのままの形で見ることができます。戸惑いを隠せませんが、初戦から怯んでいては次に進むことはできません。
意を決して、まずは一口。
「んん!こ、これは……!!?」
まさに鶏肉と卵の融合!
卵と鶏肉を一緒に食べている感じです。卵自体には味はないけれど、備えつけの塩をかけて食べるといい感じ。部分的に柔らかさが違って、私的には身が柔らかいところが好みでした。
見た目はグロいけど味はおいしい!ホビロンのキワモノレベルは星3つ★★★☆☆で決着です。
エントリーNo.2:サソリ 【キワモノレベル ★★★★☆】
初戦に勝利した自分を褒めつつも、現状に満足せず次なるターゲットに挑みます。
実は結構な高級食材であるサソリの素揚げ。一匹36000ドン(約180円)で買いました。
これまたド迫力ですね。尻尾がケースからはみ出ています。購入したお店では「フライ」と聞いていたので、てっきり衣がついてくるかと思いきや、コレです。
2番目の敵のおぞましい見た目に、早くもリタイアしそうです。サソリなんて生きているのを見たこともないのに、見る前に食べることになるなんて…。
いや!でもここで弱気になったら、一生サソリを食べることなく人生が終わってしまう!そんなもったいないことはできない!ということで…
【第2回戦】vs サソリ、開始!!!
うわあああああ。持ってはみたものの、一向に口には進んでいかない(笑)
というか食べ方がよく分からないので、ベトナム人スタッフに聞いてみたところ、
「ベトナム人はそんなの食べないよ(笑)」
という不安を煽る返事が返ってきました。不安過ぎます。でも、あまりにも馴染みのない虫だったので、ある意味先入観がなく、「食べる」と決心してからはスムーズに口まで運ぶことができました。
食感としては、表面がツルツルしていて、皮は噛むとパリッとしてました!
食感が何かに似てると思ったら…
まさにエビの姿揚げ!
表面(皮)は香ばしくて本当にエビみたいで、中身(内臓?)はレバーみたいに苦みがありました。インパクトがあるのは見た目だけみたいです。でも、全体的に味はいまいちかもしれません。苦いのが好きな人にはお勧めです。
食べてから急にサソリ愛が増しました(笑)サソリのキワモノレベルは星4つ★★★★☆で決着です。
エントリーNo.3:コオロギ 【キワモノレベル ★★★★★】
ここまで2種類のベトナムのキワモノを食べましたが、キワモノ初心者にしては頑張っている方だと思います。
いよいよラスボスの登場です。
日本でもお馴染み、秋の風物詩といえばコオロギさん!!!
はい。もうモロですよね。視覚的に無理なところまでやってきました。だってこれ、秋になったら庭で鳴いている虫ですよね?しかも丁寧に、その形のままでソテーしてくれてます。
威厳がありすぎる。ラスボスに相応しいだけあって、口まで運ぶことができない(泣)
このままでは、今まで乗り越えてきた「ホビロンさん」と「サソリさん」に合わす顔がありません。
せっかくのチャレンジを無駄にする訳にはいかない。ベトナムにインターンに来た意味がない。がんばれ自分。
そう言い聞かせて、いざ尋常に勝負!!
【最終決戦】vs コオロギ、開始!!!
(涙目でスタート)
う……さすがに気持ち悪いいいい。
ラスボスの放つオーラに圧倒され、持っただけで心が折れそうになる現状。
冷や汗だけが流れる緊張感。
どうしても手が動かない。
でも、これを食べなくては今回のチャレンジは失敗に終わってしまう。
不戦敗だなんて、絶対に認めない!!
この瞬間、自分の運命を悟った。
何も考えずにおしりの部分をがぶり。
(うっ………なにこれ!??)
見た目は硬そうなイメージでしたが、食感はすごくソフト!噛む力がいらないことにびっくり。
味は良くいえばピーナッツ!!!!
食感も良くいえばピーナッツ!!!!
味付けがしっかりしてあったのに、素材の味もしっかりした。
結果、食べるまでかなり覚悟がいる!
とはいえ、また食べたいかと聞かれたら「もう大丈夫」と言うことを心に決めました……。
コオロギのキワモノレベルは星5つ★★★★★で、ダントツTOPでした。
戦いを終えて
いかかでしたか?
私が今回バトル紹介できたベトナムのキワモノは、ほんの一部です。
もっともっと珍しくて面白い食べ物がベトナムにはたくさんあります!
ぜひ、ベトナムに訪れた際は、キワモノ料理にも挑戦してみてください!!(笑)
【今回ガチンコ勝負に付き合ってくれたみなさん】
(豆知識)食虫文化の現状
国連食糧農業機関(FAO)は13日、カブトムシや芋虫などの昆虫を食べることを推奨する報告書を発表しました。報告書は「昆虫はどこにでも生息し、すぐに増殖するため環境への負荷も少ない」と説明しています。会見したFAO担当者は「昆虫は栄養価が高い。既に世界人口の3分の1に当たる20億人が食べている」と強調しています。同席したガボンのヌチャンゴ水利・森林相も、カブトムシの幼虫や炒めたシロアリはおいしいと語り、「われわれは日常的に昆虫を食べている」と述べています。