ベトナム・ホーチミンは、グルメ、スパ、ショッピングなどが充実しており、女性同士で楽しめる要素が豊富な都市です。街歩きやカフェ巡りを楽しみながら、ゆっくりとした時間を過ごしたい女子旅にぴったりの目的地といえるでしょう。
その一方で、旅の充実度を大きく左右するのが「宿泊先の選び方」です。
今回は筆者自身が実際に宿泊し、「また泊まりたい」と感じたホテル3軒を厳選しました。
滞在エリアや過ごし方の違いも踏まえてご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。
※記事内の情報は2025年4月時点のものです。
ホーチミンの宿泊エリア解説
ホーチミンでは、エリアごとに街の雰囲気や利便性が異なります。宿泊するホテルを選ぶ際には、旅の目的に合ったエリア選びも重要です。以下では、利便性が高く、観光地へのアクセスが良い3つのエリアを紹介します。
・1区(Quận 1)
ホーチミンの中心部で、観光スポットやショッピングエリアが集中しています。ドンコイ通りやサイゴン中央郵便局、ベンタイン市場など主要な観光地へのアクセスも良く、初めて訪れる方に最適です。
・タオディエン街区(Thảo Điền, ホーチミン市直轄トゥードゥック市)
欧米人が多く住む落ち着いた住宅街で、カフェや雑貨店が点在するおしゃれなエリアです。静かな環境でゆったり過ごしたい方や、長めの滞在を予定している方におすすめです。
・フーニャン区(Phú Nhuận)
タンソンニャット空港に近く、空港送迎や深夜・早朝の移動が必要な方に便利なエリアです。価格を抑えつつ、清潔感や機能性を重視したい方に適したホテルが多くあります。
実体験でおすすめするホーチミンのホテル3選
1.クラシカルな風格が漂う老舗ホテル「ホテル・マジェスティック・サイゴン(Hotel Majestic Saigon)」
ホーチミン市の中心部、1区に位置する「Hotel Majestic Saigon」は、1925年創業の老舗ホテルです。サイゴン川を望む好立地とともに、歴史ある建築美が大きな魅力となっています。
エントランスをくぐると、まず目に飛び込んでくるのは、豪華なシャンデリアとステンドグラスの天井。白と金を基調とした装飾に囲まれ、まるでヨーロッパの宮殿を訪れたかのような錯覚を覚えます。
フランス植民地時代のコロニアル建築が美しく残されていて、とても優雅な空間を楽しめます。装飾の細部からも当時の名残が感じられ、建物全体が一種の文化財のようでもあります。
館内中央には緑に囲まれたプライベート感のある中庭が広がり、その中に佇むプールは、都市の喧騒を忘れさせるような穏やかな空間。プールサイドにはスパやフィットネスジムもあり、旅先でもセルフケアを大切にしたい方には特におすすめです。
このようなクラシックな建築美や、格式を感じさせるサービス、落ち着いた雰囲気の中で過ごしたい方には理想的なホテルといえるでしょう。
また、最上階のルーフトップバー「M Bar」からは、サイゴン川を一望でき、夜景を楽しみながらのひとときは格別です 。
ホテル名: ホテル・マジェスティック・サイゴン(Hotel Majestic Saigon)
エリア: 1区(サイゴン川沿い)
特徴: フレンチコロニアル建築、歴史と風格、スパ・プール・ジム完備
料金目安: 1人あたり約10,000円/泊(朝食付き・2名利用)
こんな方におすすめ: 建築好き・クラシックな雰囲気が好きな方、記念日など特別な滞在にも
公式HP:https://www.majesticsaigon.com/ja/
2.異世界に迷い込んだような静かな隠れ家「Amanaki Thao Dien(アマナキ・タオディエン)」
ホーチミン市直轄トゥードゥック市・タオディエン街区に位置する「Amanaki Thao Dien」は、喧騒から離れた静かな環境の中で、ベトナムの伝統文化と現代的な快適さが調和した空間を提供するブティックホテルです。
公式HPによると、建築にはベトナム南部の伝統的な住居様式が取り入れられているそうで、館内には温もりを感じさせる木材がふんだんに使用されています。また、客室の約70%に、メコンデルタ地域の古民家から再利用された木材が使われているとのこと。
長い年月を経た素材が持つ深みと味わいが、ホテル全体の雰囲気に落ち着きと風格を与えています。
また、館内各所にはベトナムの伝統工芸品やアート作品が丁寧に飾られており、装飾が単なるインテリアにとどまらず、文化的な体験の一部として滞在者を迎えてくれます。こうした細部へのこだわりは、アートやクラフトに興味のある旅行者にとっても非常に魅力的です。
朝食はメニューから選択するスタイルで、フォーやサラダに加えてスムージーボウルなど、ヘルシーで彩り豊かな料理が並びます。緑に囲まれた開放的なダイニングスペースで、静かに始まる朝のひとときは、まさに贅沢そのものです。
ホテル名: Amanaki Thao Dien(アマナキ・タオディエン)
エリア: タオディエン街区(ホーチミン市直轄トゥードゥック市)
特徴: 伝統建築と現代性の融合、再利用木材による温かみ、文化的装飾
料金目安:1人あたり約10,000円/泊(朝食付き・2名利用)
こんな方におすすめ: 静かな環境でゆっくり過ごしたい方、ベトナムの伝統文化に触れたい方、アートやデザインに関心のある方
公式HP:https://amanaki.vn/
3.清潔感と機能性で選ぶならここ!「M Village Living Hoang Van Thu(エムヴィレッジ・ホアンヴァントゥ)」
ホーチミン市フーニャン区に位置する「M Village Living Hoàng Văn Thụ」は、空港から車で約10分という利便性の高い立地にありながら、落ち着いた滞在を提供するブティックホテルです。
館内はベージュを基調としたシンプルで温かみのあるデザインが特徴で、各部屋にはキッチンや冷蔵庫、電子レンジなどの設備が整っており、短期から長期まで快適に過ごせる環境が整っています。
また、ランドリー設備や共用のワーキングスペースも完備されており、ビジネス利用やリモートワークにも対応可能です。
※上記画像はM Village公式サイトより引用(出典:https://mvillage.vn/en/branch/m-village-living-hoang-van-thu/)
ホーチミン市内に複数の店舗を展開するM Villageは、各店舗ごとに異なるコンセプトやデザインが特徴です。自身の旅行スタイルや目的に合わせて、最適な店舗を選ぶことができます。
また、M Villageは、ハノイやダナンにも進出しています。各都市の店舗は、それぞれの地域の特色を活かしたデザインやサービスを提供しており、旅行者にとって魅力的な滞在先となっています。
ホテル名: M Village Living Hoang Van Thu(エムヴィレッジ・ホアンヴァントゥ)
エリア: フーニャン区(空港近郊)
特徴: シンプルで機能的なデザイン、キッチン付き客室、ランドリー設備
料金目安: 1人あたり約2,700円/泊(素泊まり・2名利用)
こんな方におすすめ: 空港アクセスを重視する方、長期滞在やリモートワークを予定している方、コストパフォーマンスを重視する方
まとめ
いかがでしたか?最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ホーチミンは、エリアごとに雰囲気や利便性が異なるため、滞在スタイルに合わせたホテル選びが重要です。
今回ご紹介したホテルは、価格帯だけでなく、旅の目的や気分に応じて選べる多様な選択肢として参考にしていただけますと幸いです。
ご自身にぴったりのホテルを見つけて、充実したホーチミン女子旅をお楽しみください。
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