「住むのはちょっと想像できないかも…」
旅行で訪れたときは活気があって面白かったのに、いざ住むとなると、急にピンとこなくなる──
ベトナムへの移住や転職を意識し始めた方の中には、そんなふうに感じている方も多いかもしれません。
言葉の壁、文化の違い、生活インフラの不安……。
特に都市のライフスタイルが読めないうちは、なかなかイメージが沸きませんよね。
そんな中で意外にも「ベトナム生活って案外アリかも」と感じるきっかけになるのが、あの日本でもおなじみの「イオンモール」です。
実はベトナムにもイオンモールが各都市に展開しており、買い物、食事、娯楽など、私たちがなんとなく日本でしているふつうの生活を、そのまま体験できる空間が存在します。
この記事では、「ベトナムのイオンモールって実際どんな場所なの?」というところから、現地イオンで体感できる日本との違いと共通点、そしてそれがあなたのベトナム移住にどう影響するのか?──そこまで徹底的に掘り下げるため、ホーチミンの「イオンモール・タンフーセラドン店」を実際に訪れて調査してきました。
ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。
1. 日本人に馴染みのある「イオンモール」は、実はベトナムにもある
ベトナムのイオンモール
──「ここホントに海外?」と目を疑いたくなるくらい、日本の暮らしにそっくりな空間なんです。
2014年、ホーチミン市タンフー区に初めてオープンしたイオンモールは、その後ハノイ、ビンズオン、ハイフォンなどへと出店を拡大。
現在では国内に6店舗を展開し、現地の人々の休日のお出かけスポットとしてすっかり定着しています。
外観を見れば、まずその見慣れた風景に心が和みます。
ピンクと紫の看板、大きなガラスのエントランス──
「まるで日本の郊外型ショッピングモール?」と錯覚するほどです。
ただし、そこにベトナムらしい光景が加わっているのも面白いところ。
たとえば、日本では見かけない大型のバイク専用駐車場。
ベトナムではバイクが暮らしの交通手段としてメインなので、イオンモールにもバイク用の駐車スペースが約10,000台分も用意されています(車用は約2,000台分)。
こうしたスケール感も、現地ならではです。
実際に私が2025年7月に訪れたホーチミンの「イオンモール・タンフーセラドン店」は4階建てで、館内フロア構成も日本のイオンとかなり近く、迷わずに歩けます。
QRコードで読み取れるフロアマップも備わっており、言葉がわからない旅行者にも優しいつくりです。
「イオンモール・タンフーセラドン店」について
実際に訪れる前に確認したい方は、以下の公式サイトからもフロアマップをチェックできます
:https://aeonmall-tanphuceladon.com.vn/ban-do-san
- モール営業時間:平日 10:00〜22:00(週末・祝日は9:00開店)
- スーパーマーケット:毎日 8:00〜22:00
- 映画館(CGVシネマ):8:00〜26:30営業
営業時間も日本よりやや長く、夜遅くでも人の流れがあるのが特徴です。
嬉しいのが、駐車料金が無料ということ。
場所によっては駐車が有料のショッピング施設も多い中、広々とした駐車スペースで、ゆったりと過ごせるのはありがたいですね。
7月の「イオンモール・タンフーセラドン店」は館内が夏フェア仕様に彩られており、「日本の祭りのイベントシリーズ」という期間限定イベントも開催されていました。
ギフトキャンペーン、特別なお値下げ、子ども向けのワークショップなど──異国にいながら、日本の季節と文化を感じられる嬉しさがありました。
また、日本でもおなじみの「WAONポイント」も現地で導入されており、10,000VND(約60円)につき1ポイント付与。
アプリを登録しておけば、お得な買い物も可能です。
参考リンク:
- WAONポイント紹介:https://aeonmall-tanphuceladon.com.vn/tin-tuc/khoi-dong-chuong-trinh-diem-thanh-vien-waon-point
- アプリ(iOS)https://apps.apple.com/jp/app/aeonmall-vietnam/id1489270491?l=en-US
さらに、清潔で快適なトイレ、授乳室やおむつ替え台など、ファミリー層にも配慮した設備がそろっているのも高評価ポイント。
特にトイレのハンドドライヤーがちゃんと強い風が出ることに感動を覚えるのは、海外生活経験者あるあるでしょう。
つまり──
ベトナムのイオンモールは、ただの買い物スポットではなく、自分の海外生活を想像できる、そんな暮らしの入り口のような存在です。
「日本の当たり前」がベトナムでも成立するという事実が、ベトナム移住のハードルをぐっと下げてくれる存在になり得るのです。
2. 「日本らしさ」と「ベトナムらしさ」が交差する食べ物の空間
外から見れば、どこか日本の郊外にあるようなイオンモール。
でも一歩中に足を踏み入れると、「あれ、ちょっと違う?」という発見があります。
特にその違いを実感できるのが、1階にある「惣菜&食品エリア」。
広さ・品揃え・価格──どれをとっても日本のイオンに近い……
と思いきや、ところどころにベトナムらしさや生活感を感じさせるつくりになっています。
惣菜コーナー:種類・活気・衛生面、すべて想像以上!
まず驚かされるのは、惣菜売り場の規模です。
日本のイオンでも広々とした印象はありますが、ベトナムのイオンではさらにその上を行くボリューム感。
売り場をぐるっと回っていると、まるでおかずの迷路に迷いこんだような感覚になります。
お弁当、丼もの、唐揚げ、麺類、揚げ物、おでん、ベトナム料理に至るまで、圧倒的な品揃え。
日本食エリアも充実しており、
- お寿司コーナー
- うどん・そばなどの麺類
- お弁当各種
それぞれのコーナーがしっかり仕切られていて、ゆったりと選べるようになっています。
そして気になる衛生面ですが、ご安心ください。
オープンキッチン形式で、スタッフが食材をひとつひとつ丁寧に調理している様子が見えるつくりになっており、手袋・マスク着用も徹底。
新しい商品を頻繁に補充している様子からも、管理体制のよさが伝わってきます。
温かいメニュー(揚げ物やおでん)も適温で保管されており、ホカホカ状態で購入できるのが嬉しいポイントです。
価格帯もベトナムならではのリーズナブルさで、おでんは1本11,700VND(約65円)、揚げ物は10,000〜20,000VND(60〜120円)と、日本よりも若干安い印象。
そのクオリティ、価格のバランスにその完成度には、ここがベトナムであることを忘れるほどです。
お寿司コーナー:一貫買いができるユニークな仕組みも!
寿司コーナーも見応えがあります。
通常の握りや巻き寿司の盛り合わせはもちろん、サーモン、マグロ、いくらといった単品も種類豊富で、鮮度も申し分なし。
価格は6〜10貫入りで100,000〜180,000VND(約550〜1,000円)ほどで、日本と同等かやや安めといった印象です。
そしてここで日本にはあまりないユニークな仕組みが──
なんと、寿司を1貫単位で購入できるんです!
1つひとつ個包装されていて、ネタはまぐろ・いくら・たまご・揚げのせ巻などの定番ものから、ベトナム風アレンジのにぎりまでさまざま。
価格は1個5,000〜15,000VND(約30〜80円)とお手頃で、好きなネタを少しずつ買って楽しむスタイルが現地の生活にしっかりマッチしています。
なお、わさびやしょうゆ、ガリなどの付属品は盛り合わせにしかついてこない場合が多く、追加は別売(小袋数円程度)となっている点は覚えておくと安心です。
会計・支払い方法もスムーズで安心
惣菜コーナーには数か所に分かれた専用のレジカウンターがあり、購入後はそちらで会計をします。
日本に比べるとセルフレジはまだ普及していないものの、店員さんたちはフレンドリーで、基本的な英語も通じるので心配いりません。
支払い方法も豊富で、以下が利用可能です:
- クレジットカード(VISA/MasterCard)
- Apple Pay
- MoMoなど現地のモバイル決済アプリ …など
観光客や短期滞在の方でも、困ることはなさそうです。
イートインスペース:快適すぎて皆が長居!
フードコートやイートインスペースも非常に広く、平日のお昼でも人がにぎわっているのに、かなりの座席数が確保されているため、十分な空きがありました。
使い捨てのお箸・スプーン、トレー、爪楊枝などもセルフで自由に使えるよう整備されていて、まさに「日本の気配り」を感じるエリアでもあります。
それに現地の人たちの過ごし方がとても自由なのも印象的。
家族で食事を楽しむ人たち、コーヒー片手にのんびりと過ごす若者たち、ノートパソコンを開いて作業をするフリーランスのような人──まるでカフェのような空間が、そこにはありました。
日本と同様、またはそれ以上に心地よく、開放的に過ごせる「みんなのための食卓」のような雰囲気です。
3. 食の選択肢はむしろ日本以上?イオンで楽しめる食のバリエーション
前章では「GARDEN TERRACE」など惣菜スペースをご紹介しましたが、ベトナムのイオンモールの魅力はそれだけではありません。
「パン」「軽食」「カフェ」「フードコート」「本格レストラン街」と、フロアごとに異なる食の体験が楽しめるのも特徴です。
超巨大バゲット&多文化なパン屋さん
スーパー近くを歩いていると、まず目に飛び込んでくるのが──
なんともベトナムらしいインパクトのあるバゲット。
片手では持ちきれないほど大きなフランスパンが、なんと1本9,800VND(約55円以下)。
そのほかパン屋の棚には、ベトナムのローカルパン、フランス系ベーカリーのクロワッサン、日本式の菓子パン・たい焼き風パンなどがずらりと並び、まさに多文化パンフェスのようなバリエーションです。
種類も豊富で、何度通っても飽きることがありません。
また、焼き立てパンができあがると、店員さんがベルを鳴らして知らせてくれるという嬉しいサービスも。
こうしたちょっとしたサービスの工夫に、日本のパン屋らしいスタイルを感じます。
驚くべきレストランの数と構成
初めてベトナムのイオンモールを訪れた方は、その食の規模の大きさに驚くかもしれません。
ホーチミン市の「イオンモール・タンフーセラドン」では──
- カフェ:約10店舗
- 3階レストラン街:約26店舗
- その他の階にもレストラン多数:20店舗以上
合計で50店舗以上の飲食店が点在
とにかく食の選択肢が多く、週末は家族連れ、平日でもさまざまな層でにぎわっています。
驚くべきはその飲食フロアの分散バランス。
来客数が多くても施設全体に余裕があるため、どのレストランもゆったり利用できるのが特徴です。
馴染みの日本発レストランもずらり!
訪れて気づくのは、私たち日本人にとって見慣れたご飯屋さんがかなり多く展開している点です。
代表的な日本発ブランド:
- すき家
- 牛角
- 丸亀製麺
- ペッパーランチ
- 8番ラーメン
- PIZZA 4P’s(日本人創業の人気ピザ店)※ベトナム発ですが日本の方に特に人気
その他ベトナム発祥:和食ビュッフェ、回転寿司、肉バルなど
これらがイオンモール内で普通に食べられるというのは、
ベトナムに住む・長期滞在するうえでの「食の不安」をぐっと和らげてくれるはずです。
特にPIZZA 4P’sは、ホーチミン市内では予約必須の人気店ですが、イオンでは比較的ふらっと立ち寄れるのもポイントです。
4. 食以外の「イオンのリアル」日本のいつもの暮らし。
ベトナムに来たばかりのとき、
「日用品ってどこで買えばいいんだろう?」
「日本みたいに、あれこれ一ヶ所で済む場所ってあるの?」
──そう戸惑う方も多いかもしれません。
日本での暮らしなら、駅前のスーパー、ホームセンター、無印、ダイソーなどで
ワンストップで日用品が揃うのが当たり前ですよね。
実は、ここベトナムのイオンモールでもそれが同じ感覚で実現できます。
しかも、観光客で混雑するエリア(例:ホーチミンのドンコイ通り)ではなく、比較的ローカルかつ落ち着いた環境の中で普通の日常を体験できるのもポイントです。
生活雑貨・日用品が安心して揃う場所
G階(日本の1階相当)や2階にはさまざまな日本発のテナントが揃っており、日本の日用品に限らず、ベトナム生活に役立つアイテムもきちんと網羅されています。
主な出店:
- コーナン(ホームセンター)
- 無印良品
- ダイソー
- AEON日用品売場(自社ブランド)
- AEONバイクショップ
ここまで揃っていれば、生活立ち上げ期の困ったは解決できるはずです。
▶︎ コーナン:日本のホームセンタースタイルそのまま
コーナンには、日本でおなじみの日用品が豊富にそろっています。
MADE IN JAPANの商品は日本語表記のまま陳列されていたり、現地ブランドと並んでいる違和感もありません。
特に注目なのが、日本のスキンケア・コスメがここで買えてしまうこと。
日本発のドラッグストアがないベトナムでは、これは本当にありがたいポイントです。
しかも価格も日本と大幅に変わらず、長期滞在や移住を考えている人にとって心強い味方になってくれます。
▶︎ ダイソー:価格はやや高めだが、人気商品は健在
商品の大半は40,000VND(約230円)と、日本の2倍ほどの価格設定です。
※一部商品はそれ以上
ですが、商品のラインナップ自体はほとんど変わらず、
「ふりかけ」「ゼリー」「駄菓子」など、日本では懐かしいお菓子も見つかります。
面白かったのは、7月時点でハロウィンのディスプレイ商品が棚にズラリと並んでいたこと。
日本では季節商戦の直前にしか並ばないような商品が前倒しで買えるので、
イベント準備を意識する人にはかなり便利です。
▶︎ AEONバイクショップ:想像以上に頼れる存在
イオン内にある自転車専門店も非常に優秀でした。
- ブランド数:約15社の取り扱いあり
- 子ども用/大人用、自転車小物など幅広く取扱いあり
- 店舗内でのメンテナンス・点検サービスあり
特に推しポイントが、バイク購入後の無料点検や軽整備に対応していること。
これがサービスとして当然という空気なのは、日本的安心感を覚える要素のひとつです。
参考リンク:https://www.aeon.com.vn/thuong-hieu-aeon/aeon-bicycle-shop
▶︎ AEON日用品売場:実用性と日本ブランドが共存
AEONのオリジナル日用品コーナーでは、生活雑貨や家具も手に入ります。
- 食器・キッチン用品
- 清掃・洗濯用品
- ベッド周り・デスク関連の家具
注目したいのは、日本ブランドの家電や家庭用品も一部ラインナップされている点。
たとえばウォーターサーバーだけでも、PanasonicやTOSHIBA製のものが購入可能です。
「日本製の家電が現地で買える」という安心感も、海外生活では意外と重要な支えになります。
ファッションテナントの違いも要チェック
ユニクロや無印良品といった日本でも馴染みのあるブランドも出店していますが、現地ではそれ以上にローカル系ブランドや、ベトナム独自ファッションが目立つ印象です。
たとえば──
- スポーツウェア、ファストファッションの大型ショップ
- 海や日差し対策を考慮した、紫外線カット下着や吸水速乾Tシャツ
- トレンドの韓国系ファッションや、中価格帯ブランドの服
- プチプラアクセサリー/カジュアルバッグの専門店 など
日本ではあまり見かけない、ベトナム独自のファッションスタイルや生活アイテムに出会えるのも魅力のひとつです。
そんなちょっとした発見も、このイオンモールならではの楽しさだと感じました。
5. 安心感と品質が魅力のイオンスーパー
ベトナム生活の中で、もっとも気になる場所のひとつ。
それが──イオンモール内にある「スーパー」です。
「現地のスーパーって、ちゃんと使えるの?」
「日本の調味料や食材も手に入るの?」
そんな不安を解消してくれるスーパーが、ここにはあります。
まさに、「日本の味をそのまま連れてきたような場所」とも言える存在です。
見慣れた調味料、冷凍食品、あのいつもの味も!
イオンスーパーの食品売場には、日本人にとって安心できる商品がずらりと並んでいます。
例えば──
- 冷凍うどん
- カレーのルー
- 納豆・味噌・みりん
- パックごはん・インスタント味噌汁
- 各種ふりかけ
など、おなじみのパッケージが陳列された棚は、まさに日本の台所。
とくに現地に長く住んでいる方にとっては、思わずホッとする光景かもしれません。
価格は日本よりやや高めですが、安心感・安定した味のクオリティを考えれば、それでも「買いたい」と思える品揃えです。
お米の種類も豊富!「買えなくなる不安」とは無縁
最近、日本ではお米不足が一部話題になっていますが、ベトナムでは今のところ影響なし。
イオンではさまざまなブランドのお米がフルラインナップされていて、価格帯も比較的安定しています。
- 主な価格帯:5kg=約200,000VND(約1,000円)
- 値下げ時:130,000VND(約730円)程度で購入可能なことも
商品数が多くて迷う場合は、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」を選ぶのもひとつの手です。一定の品質が保たれており、安心して購入できます。
日本人にも刺さる、ベトナムならではのアイテム特集
トップバリュ商品には、日本のお菓子やナッツもラインナップされており、中には見かけたことのあるパッケージも。
一方で、ベトナムならではの商品──
- ドライ・ジャックフルーツチップス
- 大容量のカシューナッツ&マカダミアナッツ
など、ここならではのユニークな商品にも出会えます。
ベトナム旅行や一時帰国の際、「ちょっとしたお土産を買いたい」というシーンも少なくありませんよね。
イオンモールには、そんなときに便利な「お土産コーナー」がしっかり併設されています。
コーナー内では、以下のような人気の品が種類豊富にそろっています:
- ベトナム産のコーヒー豆
- ローカルスイーツ・お菓子
- 現地のインスタント麺やスパイス
観光客にとっては、気軽に買えて、かさばらないのがうれしいポイント。
在住者にとっても、日本への一時帰国前に「ばらまき用お土産」をまとめて買える場所として、非常に重宝されています。
野菜・フルーツ:すぐ使えるかつ新鮮だから、料理のハードルが下がる!
イオンの青果コーナーには、日本人の食生活にもぴったりな野菜と果物が豊富にそろっています。
特に注目なのが、カット済みのパック野菜やフルーツが手軽に手に入る点。
- 使う分だけすぐ購入できるカット野菜
- 綺麗にパックされた果物セット
- 必要な食材を少量ずつ買いやすい売場づくり
「あと1品、野菜がほしいな」
「一人暮らしだから少しだけ果物がほしい」
そんな日常のちょっとした欲求にぴったりフィットしてくれます。
忙しい共働き家庭、単身赴任の方、健康志向でできるだけ自炊をしたい方にとって、このラインナップと利便性は大きな味方です。
肉・魚:種類と鮮度に驚き!ローカルスーパー以上の安心感
精肉と鮮魚コーナーも非常に充実していて、正直、ローカルのスーパーと比べても圧倒的な品揃えあると感じました。
- 部位ごとに細かく仕分けされた精肉パック(牛・豚・鶏全対応)
- 鮮度の高い切り身や丸魚も豊富にそろう魚売場
- 適温管理されたショーケースと整然とした陳列で、衛生面も◎
たとえば「焼くだけの魚を一切れだけ買いたい」といったシンプルなニーズにも答えてくれますし、料理に慣れていない人にも扱いやすいパック商品が多数。
お客さんも日本の人ももちろんいますが、現地の人々も多く、買い物するのに人気な場所なのが分かります。
支払い方式は日本とちょっと違う?
会計カウンターは日本と似た雰囲気ですが、一点だけ流れに違いがあります。
- 日本:商品スキャン後、隣接したPOSシステム内で合計&支払い
- ベトナム:スキャン後にレシートをもらい → 隣接したPOSシステムでレシートをスキャン → 支払いが完了
1ステップ手間は増えますが、操作は簡単で、すぐ慣れるレベルです。
支払いはクレジットカード、Apple Pay、QRコード決済など多種対応しており、キャッシュレス派も問題なし。
知っておきたい!VAT(付加価値税)の還付制度
2024年6月より、イオンでは以下の条件でVATの払い戻しが可能になりました。
- 2,000,000VND(約11,200円/税抜)以上の買い物
- 購入後2時間以内に付加価値(GTGT)請求書を発行
とくに旅行中にまとめ買いをしたり、高額商品買う予定ある方は覚えておいて損はありません。
6. まとめ:イオンモールに行くだけで、ベトナム移住がぐっと現実味を帯びる
「ベトナムに住むなんて、まだちょっと想像つかないな…」
そう感じていた方も、今回の記事を読み進めていただく中で、「案外、自分にもできそう」と思っていただいたのではないでしょうか。
実際、ホーチミンやハノイなどの都市部にあるイオンモールには、私たち日本人にとってのいつもの暮らしが驚くほど自然に再現されています。
──食、買い物、ファッション、日用品、カフェ、快適なトイレや設備、そして言葉が通じなくても困らない接客レベル。
そこはまるで、日本と海外のちょうど中間のような存在で、「完全には日本じゃないけれど、不便さがない分、むしろちょうどいい」
という距離感が心地よさとして伝わってきます。
まずは、ちょっと寄ってみるのが移住の第一歩かもしれない
もしベトナムにまだ一度も行ったことがない…という方でも、心配いりません。
旅行で少し時間が空いたとき、「ちょっと寄ってみる」だけでも十分に価値があります。
イオンは観光スポットではありませんが、実はそこにこそ現地のリアルな暮らしが凝縮されています。
「暮らすように旅する」ではないですが、イオンを歩いてみると、日常が見えてくるのです。
ベトナム移住は、特別なことじゃない。
本当に伝えたいのは、イオンモールがすごい、ということではありません。
そうではなくて、「イオンのような場所があるなら、海外生活も案外“現実的”な選択肢になる」
──そういう視点の変化を感じてほしいのです。
毎日の食事、買い物、趣味、小さな安心……。
そのすべてが、自分の言葉が通じない国でも、こんなにも自然にできてしまう。
イオンは、そんな「暮らしの下地」を知る手がかりを与えてくれる存在なのではないでしょうか。
「住めるかどうか」は、モールでわかる。
だからこそ、ベトナム移住や転職を少しでも考えているなら、旅行のついでにでも、まず一度、現地のイオンモールを歩いてみてください。
きっと、自分の中の「海外生活」に対するイメージが、静かに、でも確実に変わっていきます。
—
必要なのは、「いきなり移住」ではなく、まず暮らしの手触りを感じることから。
その最初の場所として、イオンモールはきっと最適です。
あなたのベトナム移住のモチベーションを、今日ほんの少しでも後押しできたなら幸いです。