近年、アメリカを中心に世界的ブームとなっているピックルボール(Pickleball)。
実は、東南アジアの中でもベトナムでの人気が急上昇していることをご存じでしょうか?
ベトナムでは若者を中心に、ダンスやランニングと並ぶ「新しい健康トレンド」として注目を集めています。
1. 人気の背景:いつから?なぜ人気になったのか?
ベトナムでピックルボールが話題になり始めたのは2022年頃。
コロナ禍をきっかけに、屋外運動のニーズが高まったことがきっかけでした。
テニスよりも小さいコートで手軽に楽しめる点や、世代・性別を問わず一緒にプレーできる「コミュニティスポーツ」としての魅力が都市部を中心に広がりを見せています。
特にホーチミンやハノイの外資系企業や国際学校では、ピックルボールクラブが社内・学内アクティビティとして導入されています。
その影響で、外国人駐在員とローカルプレイヤーの交流も一段と活発になっています。
2. スポーツの説明:テニスとの違いと魅力
ピックルボールは、テニス、卓球、バドミントンを組み合わせた新感覚スポーツ。
コートはバドミントンとほぼ同じ大きさで、ネットはやや低め。
穴あきのプラスチックボールと板状のパドルを使って行います。
テニスとの違いは主に以下の3点:
- コートが約1/3サイズで十分
→ 都市の限られたスペースでも楽しめる。 - 軽量なパドルとボールでケガが少ない
→ 力よりもタイミングとコントロール重視。 - ルールがシンプルで初心者も始めやすい
→ サーブは下から、ネット前でのボレーは禁止など、短時間で習得できます。
この「誰でもすぐに楽しめる」要素が、 ベトナムでの人気を後押ししています。
3. 文化の広がり方:ウェア・グッズ・ライフスタイルにも影響
近ごろ、ホーチミンのショッピングモールやオンラインショップで 「Pickleball専用シューズ・ウェア」を見かける機会が増えました。
たとえば:
・NikeCourt Air Zoom Vapor 11 や Asics Gel-Game 9 がピックルボール対応モデルとして人気
・ベトナムブランド「Passion Hybrid H102」などの国産パドルが登場
・Lazada・ShopeeなどECサイトでは、ピックルボール特集ページが開設
さらに、地元スポーツブランドがピックルボール向けアパレル広告を打ち出すなど、 「ウェルネス × スタイル」の新しい流行として定着しつつあります。
特に若者や女性層の間では、 友達とプレー → カフェでシェア → SNS投稿というライフスタイルが浸透しています。
スポーツだけでなくファッション・コミュニティ文化として拡大中なのです。
4. 実際にプレイできる場所:ホーチミンの人気コート4選
ベトナムでプレイヤー人口が最も多いのはホーチミン市。
ここでは旅行者や駐在員でも利用しやすい4つの施設をご紹介します。
1. Pickleball Thao Dien Club
屋外照明付きコート完備
初心者向けレンタルあり/レッスンも開催
住所:20, Quoc Huong / 5 Ngo Quang Huy, Thu Duc, HCMC
営業:6:00〜23:00
料金:1時間あたり150,000〜280,000 VND
2. Happy Hub Pickleball
屋根付き6面コート/雨天でもプレー可能
家族連れにも人気の開放的施設
住所:93 Nguyen Hoang, An Phu, Thu Duc, HCMC
営業:9:00〜22:00
料金:1時間あたり150,000〜280,000 VND
3. Sao Sport Pickleball
コーチ在籍/初心者レッスンやイベントあり
外国人コミュニティとの交流の場として人気
住所:202b Hoàng Văn Thụ, Phu Nhuan, HCMC
営業:8:00〜21:00
料金:1時間あたり150,000〜250,000 VND
4. Amber Pickleball Club(アンバー)
中心街の屋上コート/夜景を楽しみながらプレー
最新設備・LED照明完備
住所:326 Vo Van Kiet, Quan 1, HCMC
営業:5:00〜22:00
料金:1時間あたり150,000〜400,000 VND
ベトナムでピックルボールを始めるなら今!
ピックルボールは、スポーツとしてだけでなく「人とつながる」きっかけにもなるアクティビティ。
海外で暮らす日本人にとっても、ローカルや他国の人々と自然に交流できる絶好の趣味です。
「ベトナムで新しいことを始めたい」
「仕事だけでなく、現地コミュニティと関わってみたい」
そんな方には、ピックルボールが最高の第一歩になるかもしれません。
ぜひ旅行や転職視察のついでに、現地のピックルボールコートを訪れてみてください。
きっと、ベトナムでの生活がもっと身近で魅力的に感じられるはずです。