【インドネシアの食事情】日本人も好むインドネシア料理と、食事のマナー・ルールを紹介

今回みなさんにお伝えしたいテーマは、インドネシアで生活する上で欠かせない「食」です!

タイ料理やベトナム料理など、他の東南アジアの国と比較すると、知名度はあまり高くないインドネシア料理。「ナシゴレン」など有名な料理もありますが、日本人に知られているのはごく一部です。でも、実際のインドネシア料理は、日本人の口にも合う激ウマ料理なのです!

そこで今回は、インドネシア ジャカルタ在住のキャリアアドバイザーである私・中島が、日本ではあまり知られていない、おすすめインドネシア料理をご紹介します。価格帯(物価)も表記していますので、現地での生活は勿論、インドネシア観光に訪れた際も、ぜひ参考にされてください。

さらに、ジャカルタにある日本食レストランの情報や、日本食を購入できるスーパー、インドネシアの食事マナーまで、現地の食事情を余すことなくお伝えします!

 

インドネシア観光に外せない!おすすめ料理4選

インドネシアの首都であり、定番の観光地でもあるジャカルタ。現地で食べられるおすすめのインドネシア料理を厳選してご紹介します。

Nasi Lemak(ナシレマッ)

インドネシア料理「ナシレマッ」

ナシレマッは、おかずがたっぷり乗ったインドネシアの定食料理。

中央にはココナッツミルクの香りと、ほどよい塩味の利いたごはん。それを様々なおかずが囲んでいます。
メインのおかず(鶏肉・牛肉・魚)は、自分で好きなものを選べます。その他、野菜や豆類の副菜、辛味調味料の「サンバル」がついているものが一般的です。サンバルは、唐辛子を始めとしたスパイスに、果物・野菜・ココナッツ・肉・魚を加えた辛味調味料で、インドネシア旅行のお土産としても人気です。

【物価】
ワルン(インドネシアの一部で見られる、カジュアルな売店・食堂・喫茶店のこと)での価格:100円~
ショッピングモールのレストランでの価格:~400円程度


 

Gado-Gado(ガドガド)

インドネシア料理「ガド・ガド」

野菜がたっぷり摂れるインドネシアンサラダ、ガドガド。

茹で野菜にピーナッツソース(ブンブ)がかかっており、チキンや厚揚げが混ぜてあることもあります。炭水化物と揚げ物に偏りがちなインドネシア料理ですが、その中でも野菜を摂ることができる貴重な料理です。

【物価】
ワルンでの価格:80円~
ショッピングモールのレストランでの価格:~300円程度


 

Kwetiau Goreng(クイティアオゴレン)

クイティアオゴレンは、米粉で作られたもちもち感のある、中華系麺料理です。

インドネシアの麵料理といえば「ミーゴレン」が有名ですが、クイティアオゴレンの麺は全然違う触感です。焼きそばタイプのGoreng(「油で炒める」「揚げる」の意)、あんかけタイプのSiram(「水をかける」の意)など、調理の仕方もいろいろあります。

【物価】
ワルンでの価格:100円~
ショッピングモールのレストランでの価格:~400円程度


 

Pisang Goreng(ピサンゴレン)

インドネシア料理「ピサゴレン」

バナナを油で揚げた料理、ピサンゴレン。

軽食やスイーツとして、インドネシア観光客からも好まれる定番おやつです。
ピサンゴレンには、日頃食べているバナナではない調理用のバナナを使用して作られます。以前は安価なスナックとして楽しむのが主流でしたが、最近は良質な揚げ油と蜂蜜を使用した、ヘルシー系のピサンゴレンも人気があります。

【物価】
ワルンでの価格:10円~
ショッピングモールのレストランでの価格:~200円程度

以上が私のおすすめ料理4選です。
インドネシアは物価が安いですし、日本人の口にも合う味付けなので、色々とトライしてみてくださいね!

 

 

インドネシア料理に飽きたら…ジャカルタの日本食レストランに行こう!

どんなにインドネシア料理が美味しくても、数日間の旅行や現地での生活が続くと、日本食が恋しくなるときもありますよね?
安心してください!ジャカルタには日本食レストランや、日本食材が手に入るスーパーがたくさんあります。

ジャカルタの日本食レストランは、主にショッピングモールやオフィスビルの中にあります。うどん専門店、定食屋、ちゃんぽん屋、カレー専門店、焼肉屋、牛丼屋……あらゆる日本食レストランが出店しており、インドネシアにいながらバラエティ豊富な食事を楽しめます。

また、南ジャカルタ市の「ブロックM」という日本人街には、多数の日本食居酒屋があります。現地在住の日本人同士が集まる際によく利用されています。もちろん、ジャカルタ観光に来た日本人も訪れますよ。

日本食居酒屋の物価(食事代)は、一人あたり約2,500円~4,000円。店内のメニューは日本語で書かれていたり、日本のテレビ番組が放送されていたりします。座敷や掘りごたつの個室が完備されている店もあり、インドネシアにいながら、日本に帰ってきたような気分になれます。

インドネシアにあるお好み焼き屋さんの外観

こちらは、私のお気に入りのお好み焼き屋さん「よね坊」です。
店内では、インドネシアを代表するビンタンビールをはじめ、日本の焼酎も楽しむことができます。

インドネシアにあるお好み焼き屋さんの内観

 
【店名】TEPPAN-YAKI よね坊
【住所】Jl.Panglima Polim Raya No.3D,Kebayoran Baru,Jakarta seletan 12160
【Tel】021−722−6778
 

 
ちなみに、ジャカルタにはイタリアンやフレンチといった日本食以外のレストランも多数あります。ショッピングモールの中にはピザ屋さんがあり、インドネシア人からも人気です。

最近はレストランの種類も増えてきて、メキシコ料理、スペインバル、ブラジリアンシュラスコなど、多国籍に楽しめます。個人的なオススメはドイツビール店で、「ナックポックル」というワイルドな豚肉料理と、濃厚な旨味を感じるドイツビールがたまりません。
ジャカルタに訪れた際は、1度立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

 

在住者も安心!日本食を販売しているジャカルタのスーパー

ジャカルタには日本食レストランに加え、日本の食材が売られているスーパーも多数あります。
アクセスが便利な場所にあり、多くの日本人が買い物に来ます。日本語の値札が付いており、インドネシアでの生活に慣れない方には安心です。ローカルのスーパーマーケットと比較すると、値段は割高ではありますが、信頼できるメーカーの食材が揃っています。

個人的には、大好物の納豆(ほぼ毎日食べています!)や日本メーカーの調味料(味噌は特に大事!)、無糖ヨーグルト(ローカルスーパーで買える物は砂糖入りがほとんど)を買うときに重宝しています。

おすすめ店の所在地はこちら。

【店名】パパイヤフレッシュギャラリー
【住所】Citywalk Sudirman, Jl. KH. Mas Mansyur No.121, Jakarta Pusat 12920, INDONESIA
【Tel】021-2991-8989
 

 

インドネシア旅行や生活をスマートに!食事に関するルール・マナー

国が変われば食事のルール・マナーも変わるもの。
日常生活やちょっとした旅行で訪れた際にも、現地の事情を踏まえてスマートに行動できると、気持ちが良いものです。
インドネシアで食事をする時は、まず以下の3点を押さえておきましょう。

①ムスリム大国インドネシアの宗教行事「プアサ(断食)」

インドネシアの食事に関して最も重大なことといえば、断食月であるラマダンに行われる「プアサ」です。

ムスリムが人口の約9割を占めるインドネシアでは、1年間のうちの1ヶ月間、日の出ている間に断食をします。この時期は、普段昼間に開店している屋台やローカルレストランでも、夜まで営業を開始しないことがほとんどです。

開店しているお店も、食べ物や食べている人が見えないように、窓ガラスを布で覆ったりします。いつもと違う雰囲気ですが、中に入ると普通に食事ができます。

また、アルコールを提供している一部の飲食店でも、その時期だけはアルコール提供を控えることもあります。料理を提供する店側は勿論、ムスリムでない人も、プアサへの配慮が求められることを念頭に置いておきましょう。

 

②ムスリムが好む食べ物「ハラル」

「ハラル(ハラール)」とは、イスラム法上で食べることが許されている食材や料理を指します。

私は普段、ムスリムの友人や社員と一緒に食事をする際に、ハラル料理を提供する店を選ぶようにしています。中華街エリアは豚肉やアルコールを多用した料理が多いため、ムスリムの方との食事としてはあまり好まれません。インドネシアでムスリムの友人ができたら、こうした食事上に配慮しましょう。

また、日本から何かお土産を持ってくる際には、、ハラルマーク(イスラム法の合法認定)のついたお菓子などを選ぶのがベターです。

 

③インドネシア人の食事スタイル

インドネシアでは、食事の際に器は持ち上げず、利き手にスプーン・もう片方の手にはフォークを持って、肉を切ったりスープですくったりして食べます。
メニューによっては、手で食べるものもあります。上手く食べるにはコツがいりますが、すぐに慣れますし、異文化な食事スタイルは新鮮で楽しいです。

実際に現地の人々の様子を観察しながら、インドネシアスタイルにチャレンジしてみましょう。

 
いかがでしたか?
インドネシア、特に首都ジャカルタでは、充実した食生活を送りつつ、現地ならではの食事情を肌で感じることができます。今回の記事を通して、インドネシアの食について興味を持っていただければ幸いです。

 
 

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趣味は、温泉、マラソン、登山。

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中島 明日香

京都市出身。大手外資系製薬会社のMR(医薬品営業)として7年間勤務。ベンチャー企業 × 東南アジア に興味を持ち、29歳で単身インドネシアへ。 日系企業の経営者・人事担当者に向けた経営戦略としての人材採用コンサルティング、日本人の転職サポートに携わる。 現在の目標は、「インドネシアで最強のチームをつくること」。 メンバーがお互いに理解し、アイデアを共有し高め合うことで新たな社会的価値を創造するチームビルディングを目指し、社内のローカルスタッフとともに奮闘中。

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