【2024年最新版】インドネシア就職・転職完全ガイド

海外転職先の一つとして日本人の雇用機会が多く存在する「インドネシア」。
インドネシアといえば、皆さんはどのようなイメージをお持ちですか?

  • 東南アジアで最も多様性に満ちた国
  • 世界第4位の人口大国
  • 世界トップクラスの経済成長を誇る国
  • 世界一イスラム教徒が多い国
  • 日本人に人気の「バリ島」が属している国

….など、様々なイメージをお持ちかと思いますが、一貫してインドネシアが日本とは様々な面で異なる国であることが分かります。

そんなインドネシアで実際に働いてみたい、という日本人向けに多数の求人が存在しています。

そこで本記事では、これからインドネシアを転職先として検討したいという方向けに

  • インドネシアの概要
  • インドネシアの生活情報
  • インドネシアの就業環境
  • インドネシア転職

について、様々なお役立ち情報をお届けしてまいります。

どうぞ最後までお付き合いください!

 

▼iconicJobではインドネシア求人を多数掲載▼

転職支援サービスに登録(無料)

 

インドネシアについて知る

島国としては世界最大の面積を有し、人口数でも世界第4位の巨大国家インドネシア。13,500もの島国と約300の民族からなる多民族国家で、さまざまな文化と豊かな自然環境の中で育まれた多様性を有する国です。

国民の約9割がムスリムで、世界一イスラム教徒が多い国としての面も持ち合わせています。

赤道付近に位置するインドネシアは熱帯性の気候下にあり、年間の平均気温は30℃弱、5月~10月が乾季で11月~4月が雨季となります。首都ジャカルタと日本の時差は-2時間で、直行便を使用すると7時間30分ほどの距離にあります。

また、インドネシアには、トリップアドバイザー社の「世界の人気観光地2023」で第2位にランクインしたバリ島を始め、ジャワ島・ボロブドゥール寺院といった世界遺産や、ナシゴレン・サテなどのインドネシア料理、さらにはロウケツ染めのバティックを始めとする伝統土産などがあります。海外旅行先としても人気が高く、日本からは年間50万人以上(2017年時点)が訪れており、旅行者数では世界TOP10に入るほどです。

 

■インドネシア概要
国名:インドネシア共和国(Republic of Indonesia)
面積:約192万平方キロメートル
人口:約2.79億人
首都:ジャカルタ(人口約1,000万人)
民族:ジャワ人・スンダ人・中華系、その他約300
宗教:イスラム教, キリスト教,ヒンドゥー教,仏教など
公用語:インドネシア語
通貨:インドネシア・ルピア(Rp、IDRなどと表記)

 


<参考データ>
外務省:インドネシア基礎データ  https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/indonesia/data.html
TripAdvisor LLC:トラベラーズチョイス™ 世界の人気観光地2023  https://www.tripadvisor.jp/TravelersChoice-Destinations

 

インドネシアでの生活


インドネシアにおける日本人の生活環境

現在まさに発展途上にあるインドネシアでは、都市開発やインフラ整備が目下で進んでいる様子を身近に感じながら、生活することができます。2019年4月に国内初のMRT(地下鉄)が開通し、現在も延伸工事を行っています。2023年10月にはジャカルタ・バンドン高速鉄道が、両都市間約142.3kmをつなぐ新しい交通機関として開業しました。政府は引き続き、公共交通や高速道路、空港の拡張といった計画を掲げています。

インドネシアには約16,000人の日本人が住んでおり、そのほとんどがジャカルタ首都圏およびチカラン・カラワンといった、広い国土のごく一部のエリアに居住しています。そういった地域では、他の地域に比べて日本人向けの生活インフラやサービスが整っているため、日本人にとっては住みやすさが年々向上しているように思われます。ジャカルタ・ジャパン・クラブを始めとする日本人コミュニティや、Lifenesiaなどの日本語でインドネシアの生活情報を発信するメディアが発達しています。

また、シンガポールやタイといった、他のASEAN諸国と比べて在留日本人の数が少ないからか、日本人同士のコミュニティ活動が盛んです。仕事のネットワーク作りや友人作りに活用することができます。コミュニティの種類は例えば、県人会や大学の同窓会、年代別コミュニティ、ジャカルタを歩く回、ダイビング、スポーツ、歌やバンドなど、あげればキリがないくらい多様なコミュニティが存在します。けっこう気軽に参加させてもらえたりします。

インドネシアで働く日本人向けに、雇用主の企業は仕事面・生活面をサポートする福利厚生を提供しています。企業によって内容は異なりますが、通勤や業務中に使用できる社用車とドライバーの貸与、交通費の支給、住宅補助の支給、BPJS(公的社会保険)の費用負担や民間の医療保険への加入などがあります。年に一度の大型手当として、およそ1ヶ月分の給与が支給されるTHR(宗教手当、レバラン手当とも言う)は日本人社員も支給対象となるため、インドネシアならではのベネフィットを得ることができます。

一方で、「ジャカルタ名物」と比喩される渋滞問題やそれに付随する大気汚染の問題、電気・水道・医療などの公共インフラが未発達な面が見られるのも事実です。衛生面ではやはり日本には遠く及びませんし、インドネシアならではの罹患リスク(蚊を媒介するデング熱や、腸チフスへの感染など)も存在します。そういったリスクへの対処として、前述の日本語メディアや日本人コミュニティを活用したり、職場の同僚・上司などからサポートを得たりするなどのセーフティネットを活用することで、安全かつ快適に生活を整えていくことが可能になります。

 


<参考データ>
PAGIPAGIPOST:ジャカルタ〜バンドン間をつなぐ高速鉄道  https://news.lifenesia.com/?p=30714
ジャカルタジャパンクラブ:1970年に創設されたインドネシア最大の日本人コミュニティ  https://jjc.or.id/
Lifenesia:ジャカルタ駐在生活をもっと楽しく、快適に  https://lifenesia.com/

 

インドネシアの物価と1ヶ月の生活費

ある調査によると、生活費の高い都市ランキングで東京は19位、ジャカルタが151位となっており、インドネシアの物価・生活費の水準は日本のそれよりも低いことがわかります。ローカル向けの商品・サービスの価格が安く、全体的に日本の1/3程度の物価です。インドネシアの通貨「ルピア」のレートは1円あたり106ルピアで、最高額が100,000ルピア札(日本円換算で約900円、2024年1月現在)となりますから、桁数の違いに驚かれるかもしれません。

生活にかかるおおよその物価は、家賃40,000円~80,000円程度、食費1食300円~、タクシー代250円程度~、通信費1,000〜4,000円程度(月額)と比較的安価です。また、日本人向けのレストランやサービスなどを時々利用しても、1カ月の生活費は100,000円前後に収めることができます。後述するインドネシア現地採用の給与相場は、20代スタッフレベルで月収200,000~250,000円程度となるため、貯金をしたり周辺諸国への旅行を楽しむ余裕も十分にあります。現地の物価事情を把握しておき、商品・サービスを上手に活用することが、インドネシアでの生活を充実させるポイントです。

詳細は以下の記事もご参考ください。

 


<参考データ>
マーサー :2023年 世界生計費調査(Cost of Living Survey)‐ 都市ランキング
https://www.mercer.com/ja-jp/about/newsroom/cost-of-living/

 

インドネシアの主な居住・就業エリア

インドネシアの在留邦人数は、2022年時点で15,972人で、その大半が日系企業の多く進出しているジャカルタ首都圏、西ジャワ州のチカランやカラワンといった場所で就業しています。

- ジャカルタ首都圏

首都ジャカルタはインドネシア最大の都市で、政治やビジネスの中心として活気のある都市です。

SCBD(Sudirman Central Business District)というモダンな複合ビジネス地区や、目抜通りのスディルマン通り沿いには多くの日系企業のオフィスが所在しています。

南ジャカルタの「ブロックM」には日本食レストランや日系スーパー、そのほか日本人向けのサービス・施設が充実しており、現地在住の日本人なら一度は訪れるエリアです。

また、ジャカルタを含む近郊都市をまとめて”ジャカルタ首都圏”といいます。首都圏を形成する各都市の名前の頭をとってジャボデタベック(Jakarta, Bogor, Depok, Tangerang, Bekasi)と呼ばれています。ジャカルタへのアクセスの良さから多くの人が居住していますし、多くの商業施設や企業のオフィスや工場なども多くあります。

 

- 西ジャワ州チカラン

インドネシアに住む日本人にとっては非常に馴染みの深い都市です。ジャカルタから約50kmほど東に位置する都市で、工業団地やビジネスセンターが点在していることから日系企業が多く所在しています。ホンダやスズキを始めとする日系大手企業による生産活動が盛んに行われています。

そのため日本人も多く住んでおり、日本人向けのサービス(居住・宿泊・レストラン・スーパー・医療・語学学校など)が充実した、便利で住みやすい場所として開発が進んでいます。ジャカルタまでは車で45〜60分程度で、週末にはジャカルタまで足を伸ばして買い物や食事を楽しむこともできます。

 

- 西ジャワ州カラワン

チカランからさらに東へ20kmほどいったところにある都市です。カラワンにも工業団地が複数あり、こちらもトヨタやダイハツなどの大手日系企業の工場が所在しています。チカランから車で30分程度なので、生活の便利なチカランに住んでカラワンに通勤するパターンが多く見られます。2023年12月には日本の三菱地所が開発に参画したラグジュアリーアウトレットモール”The Grand Outlet East Jakarta"がオープンし、新たな行楽地・ショッピングスポットとしても注目を集めています。

 


<参考データ>
外務省:海外在留邦人数調査統計 令和4年(2022年)10月1日現在  https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100593343.pdf
The Grand Outlet - East Jakarta  https://grandoutlets.com/

 

インドネシアの就業環境


インドネシアのビジネス事情

インドネシアでGDP比率が最も高い産業は製造業で(約20%)、約2,100社ほど進出している日系企業を見ても、やはり製造業の会社が最も多くなっています。特に工業系の製造業、オートバイや車などの輸送機器類の製造に関わるメーカーの数が多く、ホンダやヤマハのバイク、トヨタ、ダイハツ、スズキ、三菱といった日系ブランドの車両が道路を走っているのは、長らくインドネシアの日常風景となっています。インドネシアの輸出・輸入の相手国を見てみると、いずれもトップ3に日本が名を連ねており、経済的に緊密な関係があると言えます。

インドネシアは日本と対照的に、人口の増加が今後もしばらく続く見込みで、2045年には3億人を超える見通しとなっています。比較的若い人口に経済発展や中間所得層の増大などの要素が加わり、今後もより一層内需の拡大が見込まれている東南アジア最大の経済大国です。

インドネシアのビジネスは宗教とは切っても切り離すことができず、同様に政治と宗教も密接に関わり合っています。インドネシアの建国5原則(パンチャシラ)の中に”唯一神への信仰”が謳われていて、国民が宗教を信仰する事が法律で定められていますし、宗教に関する祝祭日はカレンダー上で国民の祝日とされています。礼拝や断食などの宗教的儀礼はインドネシア人の生活の一部です。宗教的な規範に則って日々を過ごすインドネシアの人の慣習を尊重し共存することが求められます。

また、国民の約9割をイスラム教徒が占めるインドネシアでは、やはりイスラム教の習慣がビジネスや生活に大きく影響します。例えばイスラム教の習慣であるラマダン(断食月)およびレバラン(断食明けの大祭)が国内市場に大きく影響します。ラマダン中は日没後にディナーを楽しむ「イフタール」の影響で食料品への需要が高まり、レバランでは年に1度の大型連休とボーナス支給に伴う買い物や観光需要が増加し、交通機関の値上げや物価高騰が見られるなど、1年で最大の繁忙期となるためです。

一方で、インドネシアの憲法では信教の自由が保障されていて、イスラム教以外にもキリスト教やヒンドゥー教、仏教などを信仰している人々もいます。世界最多のイスラム教徒を擁する国ですが、中東諸国のようなイスラム国家(イスラム法によって統治がなされている国)とは異なり、宗教の面でも多様性が認められています。

インドネシアと日本は60年以上にわたり友好的な関係を保っています。インドネシアはASEAN屈指の親日国でもあり、政治的な問題による経済上の大きな隔たりは感じられません。2023年には両国の友好親善関係をさらに深める目的で、天皇皇后両陛下がインドネシアを訪問しました。

以上のように、インドネシアのビジネスは、

  • 製造業の比率がもっとも大きい
  • 日系企業が2,000社以上が進出している
  • 日本のバイクや車が多く生産されている
  • 人口増加と内需の拡大
  • 宗教と共存しながら営まれる
  • インドネシアと日本の国家関係は概ね良好である

などの特徴から、現地で働く日本人にとっては様々なメリットが想定されます。

 


<参考データ>
JETRO:インドネシア 概況・基本統計  https://www.jetro.go.jp/world/asia/idn/basic_01.html
外務省:最近のインドネシア情勢と日・インドネシア関係  https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/indonesia/kankei.html

 

インドネシアの現地採用者の給料

インドネシアの現地採用者の給与は、経験・ポジション・職種などによって異なりますが、概ね以下のようになります。

年齢 想定役職・経験レベル 給与相場(月収)
20代   スタッフ・未経験または数年   200,000 ~ 250,000円程度
30代   リーダー・非管理職・中堅   250,000 ~ 300,000円程度
40代   マネージャー・豊富な実務経験と管理経験   300,000 ~ 400,000円程度
50代   ゼネラルマネージャー・豊富な管理経験   400,000 ~ 500,000円程度


あくまでも目安ですので、上記の限りではありません。特に、資格の必要な専門的な職種については600,000〜700,000円程度の月収が設定されることもあります。

 

インドネシア就職に必要なスキル

まず必要となるのが「英語」です。現地の日系・外資系企業は社内公用語を英語とするケースが多く、インドネシア人スタッフと英語でコミュニケーションを取ります。日系企業や日本人顧客の対応がメインのポジションなら日常会話レベル(TOEIC500~600点)、ローカルスタッフとのやり取りが発生する場合なら社内コミュニケーションレベル(TOEIC600~700点)は必要でしょう。

次にインドネシア語ですが、こちらは赴任後に勉強を始めて日常会話が可能なレベルに達すれば、タクシー移動や買い物などの日常生活、インドネシア人との交流に支障はありません。ただし、インドネシア語話者にしかできない仕事もあるため、スキルが上がれば業務の幅が広がります。インドネシアで腰を据えてキャリアを築いていきたい、いずれはマネジメント業務にチャレンジしたい、といった方には必須でしょう。

20代の若手向けポジションでは、日本で3~4年の社会人経験を積み、ビジネスマナーや基本的なPCスキル(Microsoft Officeを使用できる)、日常会話レベル以上の英語力がベースとして必要です。海外勤務が初めての方なら、海外留学や海外インターンの経験、インドネシアに旅行で訪れた経験などから、現地への興味関心や生活耐性、外国人とのコミュニケーション力をアピールできると良いでしょう。

リーダー以上のポジションでは、専門的な業務、数値管理、スタッフのマネジメントといった即戦力の裏付けとなる経験が必要です。英語力も社内コミュニケーション~ビジネスレベル、またはインドネシア語のスキルが求められます。

 

インドネシア就職後のキャリアパス

インドネシア就職で身に付けたグローバルビジネスの経験や語学力、コミュニケーション力をベースに、様々なキャリアパスが期待できます。その一例を見てみましょう。

-  在インドネシア日系企業の経営幹部・管理職ポジションで活躍
インドネシアを含む海外現地法人は、日本人の就労ビザや採用コストなどの観点から、基本的に少数精鋭の体制を採っています。そのため、比較的早期にローカルスタッフのマネジメントや管理業務に携われるチャンスがあります。即戦力として実績を上げ、クライアントや社内スタッフから信頼を獲得し、マネジメントや数値管理などのスキルを発揮できれば、いずれは経営に携わるポジションに就ける可能性も考えられます。インドネシアで腰を据えて長期的に働きたい方は、このようなキャリアステップをイメージしておいても良いでしょう。

-  ローカル企業・外資系企業でグローバル人材としてスキルアップ
インドネシアでの業務を通じて英語・インドネシア語のスキルを磨き、外国人クライアントとの折衝や社内スタッフとの連携が十分に可能であれば、さらなるグローバル環境に身を置いて活躍することも可能でしょう。例えば、インドネシア国内のローカル企業や外資系企業、もしくはインドネシア市場向けに展開するASEAN諸国の多国籍企業に就職するという選択肢もあります。グローバル人材としてどのような強みを獲得し、どのようなステージで能力を発揮できるのかイメージしてみましょう。

-  日本国内やその他の海外拠点でのグローバル人材として活躍
語学力やグローバル環境での経験を活かして、日本国内・国外に拠点を構える海外事業部門や、ハイクラスなポジションに就ける可能性もあります。実際に海外で実績を上げた経験は、その国の市場を熟知している事に他なりません。海外向けの業務に携わり、各国との架け橋として貢献したい方にはぴったりのキャリアパスです。

これらの他にも様々なキャリアが想定されますが、インドネシア就職で培った経験が、自身のキャリアの幅を広げることは間違いありません。

 

インドネシアの就労ビザ

インドネシアで働く上で就労者は「就労ビザ」の取得が必要です。

現地での申請作業は雇用元の企業が行いますので、就労者は以下の必要書類を用意し、雇用主企業へ送付します。

  • 申請書
  • パスポート ※有効期限残存18ヶ月以上、また白紙のページが最低3ページあること。
  • 写真 ※縦4.0㎝x横3.0㎝、過去3か月以内に撮影したもの
  • 英文健康診断書
  • 英文卒業証明書
  • 前職企業の在籍証明書(過去5年分)
  • 英文経歴書
  • 入国からの滞在期間が1年以上の場合は片道航空券(eチケット)
  • 2ヶ月以内に発行された住民票又は運転免許書の両面コピー
  • インドネシア大使館指定の誓約書(STATEMENT)

必要書類を企業に送付すれば、そこから先の発給申請は全て企業が行いますので、あとはビザ発給を待つのみになります。

 

インドネシア転職


インドネシアでの仕事の探し方

-  インドネシアの転職支援サービスを利用する
インドネシアには日系転職エージェントが多数進出しており、現地の日本人スタッフから求人の紹介や、選考時のアドバイス、条件交渉、内定後のフォローまで一貫してサポートが受けることができます。初めてのインドネシア転職で、現地事情が分からないという方におすすめです。

\ iconicJobではインドネシア求人を多数掲載 /

転職支援サービスに登録(無料)

 

-  インドネシアの求人情報サイトを利用する
インドネシアの日本人向け求人を取り扱う情報サイトも多数存在し、自身の経歴や転職目的にマッチした求人を見つけて応募します。iconicJobにはインドネシアをはじめとする東南アジアで働く求人案件を多数公開しています。

-  在インドネシアの日系企業を見つけて直接応募する
Lifenesiaじゃかるた新聞などの日本人向けインドネシア情報メディアでは、日系企業に関わるビジネス情報や企業インタビューなども掲載しています。ここから企業情報集め、求人を公開している企業に直接応募するのも一つの手段です。

-  SNSや紹介を通じて選考を受ける
LinkedInやFacebookといったSNSや、すでにインドネシアで働いている日本人の紹介を通じてインドネシアの企業に応募することも可能です。

 

インドネシアに転職するまでの流れ

インドネシアに転職するまでの大まかな流れとして、リサーチ・選考準備→転職活動→内定獲得→退職・渡航準備の4段階に分けられます。

1.  リサーチ・選考準備
まずはインドネシアを含むASEAN諸国の概要、就職事情、生活環境などについて、情報サイトや転職者のインタビュー、現地への旅行などを通じてリサーチしましょう。採用面接では「なぜ海外で働きたいのか」「なぜインドネシアを選んだのか」という就業理由を必ず質問されるため、それらを明確にする上でも現地情報のリサーチは欠かせません。
併せて「どのように活躍できるのか」をイメージしつつ、その理由も明らかにできるよう、リサーチした情報と自身の経験・ポテンシャルを絡めてキャリアプランを描いてみてください。

2.  転職活動

情報を一通り整理できたら、求人にエントリーしていきましょう。日系企業の場合、選考フローは書類選考・Webまたは筆記テスト・面接(3~4回)です。英文履歴書の提出やローカル社員との英語面接が必要な場合もあり、また内定後は給与の他にビザ取得費用や保険加入といった海外転職ならではの付帯に関する調整も必要です。大半の場合、日本での転職活動よりも時間や手間がかかるため、転職エージェントなどのサポートを上手く利用しながら進めましょう。

3.  内定獲得

全ての選考ステップを通過すると、企業からオファーレターが発行されます。オファーレターとは企業が採用の意思を示す目的のために発行される書類で、採用内定の旨と、採用時の雇用条件が記載されています。このレターの内容に納得し企業への入社へ合意すれば、晴れて両者で入社に向けての準備(企業は就労ビザなどの準備、候補者は退職準備や渡航準備)へ移行することになります。

4.  退職・渡航準備

転職先企業への入社を決めたら、現職企業を退職する準備と現地への渡航準備を始めましょう。現在も就業中の方でしたら、会社からの退職を滞りなくできるだけ円満に進められるよう努めましょう。並行して転職先とのコミュニケーションが開始され、入社に向けての準備(就労ビザ取得に必要な提出書類の発行、会社との事務的な手続き)を進めていきます。また、ご自身で各所行政手続き(日本の社会保険や住民票)などを行い、移住の準備を進めます。

以上が大まかな流れになりますが、実際は上記以外にも細かなタスクが発生するため、インドネシア在住者や就職先企業の採用担当者、あるいはエージェントから情報収集するなどして、スムーズに進められるよう計画を立てましょう。

 

日本人の雇用機会が多い職種

- 法人営業

インドネシアにある日本人向け求人の中で最も応募が多い職種で、製造・物流・IT・商社・不動産など様々な業界で活躍できるチャンスがあります。業務内容は、在インドネシア日系企業を中心とした既存営業および新規開拓営業や、日本人顧客の窓口対応、日本拠点とのやり取り、ローカルスタッフと連携する事務作業などがあります。

日本での営業経験はもちろん、自ら率先して行動しコミュニケーションを取ろうとする主体性、語学習得やインドネシア市場について学ぶ意欲など、ポテンシャルの高さが求められるポジションです。若手歓迎、新卒でも応募可能といった条件の求人もあるため、初めてのインドネシア転職にオススメです。

- 管理系職種(経理・財務・総務・通訳翻訳など)

インドネシア現地法人の管理系業務を担う日本人向けの求人も存在します。管理系職種というと様々ですが、最も多いのは経理・財務系の職種です。一方で、インドネシアの法律で、外国人が人事系のポジションに就くことが禁止されてるため、人事系のポジションに関する求人はありません。日本で同様の業務経験を持っている即戦力向けの求人が多く、高いコミュニケーション能力と柔軟性が求められるポジションです。

管理部門を始め、各部署のローカルスタッフと連携するための語学力、情報共有や指示出しを滞りなく行えるコミュニケーション力、業務品質や納期の管理、スタッフの教育といったマネジメント力も問われます。インドネシア人の働き方や慣習を理解しようとする意欲が高く、協調し合って業務を進められる方に適しています。

- 工場系技術職

インドネシアに進出している日系企業のうち、約半分が製造業の会社です。工場での生産活動を行う上で必要となる、各分野の技術職に関する募集が多く存在します。日本人に雇用機会のある分野は、品質保証・品質管理などの品質マネジメント領域や、生産設備の保全エンジニア、生産管理、工場管理などです。いちエンジニア、いち作業者として作業をする人員というよりは、日本本社の管理方針を現場にロールアウトしたり、現地の状況に関する経営管理者や日本本社への報告や、ローカル社員への指導を行ったりと、ある程度マネジメント力を求められるポジションが多く見られます。

- 建設系技術職

インフラ整備や都市開発が活発に行われているインドネシアには多くの建設案件が現在進行形で進んでおり、どこへ行っても何らかの建設現場を目にします。日系のゼネコン・サブコンといった企業も多く拠点を構え、インドネシア社会の発展に寄与しています。
そうした背景もあって、日本人向けの建設系技術職に関する求人が多く存在します。最も多いのは施工管理系のポジションで、そのほかにも設計やプロジェクトマネジメントなどのポジションがあります。

 

日本人の雇用機会の多い業種

-  製造業界(メーカー・商社)

前述の通り、製造業に関わる多くの日系企業が進出しているインドネシアにおいて、特に工業系の製造業や、オートバイ・車といった輸送機器類の製造に関わるメーカーが多く見られます。車体、部品、材料、設備などその裾野の広さから、多くの企業がインドネシアで生産活動を行っています。また、二輪・四輪のみならず、建築資材や食品、日用品、衣料品の製造業も存在します。さらに、モノの生産には輸出入が伴いますので、流通を担う商社(総合商社・専門商社)も多数進出しています。

これらの企業は営業職、技術職、管理系職種など様々な職種を募集しています。中にはマネージャーポジションの求人もあり、実業務からローカルスタッフの管理、場合によっては拠点運営に携われる機会もあります。日本やASEAN各国に輸出する商材に携わり、インドネシアと日本、ひいては世界との架け橋として活躍できる、やりがいのある業界です。

-  建設業

堅調な成長を続ける建設セクターも、日系企業が多く進出している業種の一つです。空港や道路、ダム、発電所などの公共事業や、都市開発・工業団地の開発といった官民共同のプロジェクト、クライアントの日系企業が保有する工場の修繕や増築といった民間工事など、建設会社が携わるプロジェクトは多岐に渡ります。インドネシアの発展の一翼を担うセクターです。

-  サービス業

日本人在住者の多い首都圏エリアでは日本人向けに様々なサービスが提供されています。病院や銀行、引越しサービス、不動産といった業界では、日本人向けのジャパンデスクやカスタマーサポートといった、日本語対応が可能な専門部署を儲けているケースが多く見られます。日本語で情報発信を行っているメディア企業の記者や広告営業、駐在員を対象とした宿泊施設の営業職やゲストリレーションなどにも日本人の雇用機会があります。

終わりに

以上、インドネシア就職・転職完全ガイドと題して、インドネシア就職に役立つ各種情報をお届けしました。現地の就業事情や日本人の生活・労働環境、転職に至るまでの流れ、どのような職種・業種に携われるのか等を確認できたかと思います。

ASEAN随一の巨大国家で、独自の文化・慣習を身近に感じながら働くことができるのはインドネシアならではの魅力です。実際に生活してみると、日本と異なる環境に戸惑って壁にぶつかることもありますが、それらを自らの力で乗り越えてスキルや経験として蓄積できれば、今後のキャリアパスを広げてくれることは間違いありません。

いずれはインドネシアで働いてみたい、すぐに転職できる可能性があるか知りたいといった方は、ぜひICONICにご相談ください。インドネシア現地での生活・就業経験が豊富なキャリアアドバイザーが、転職活動をサポートいたします。

 


 

インドネシア勤務の求人をお探しの方へ

iconicJobでは、「インドネシアで働きたい」「グローバルに活躍したい」方のために転職支援サービスを提供しています。
興味をお持ちの方は、以下の申し込みフォームよりお気軽にご連絡ください。ご利用は全て無料です。

 

▼iconicJobではインドネシア求人を多数掲載▼

転職支援サービスに登録(無料)

 

Create Beyond

Create Beyond

iconicJob編集部

iconicjobのブログ編集部です。アジア各国における求人情報や採用傾向など、アジア転職にお役立ていただける、現地情報を発信しています。ベトナム・インドネシア等のエリア別、業種・職種別に求人をまとめた特集や、企業インタビューを掲載しています。

記事をシェアする

関連する記事

Writer

【アイコニックブログ】海外転職・アジア生活ライター一覧

Follow Us