現地在住者が教えます! インドネシアの住居事情

初めまして。
グローバル転職支援サイトiconicJobのジャカルタオフィスキャリアアドバイザー、中島と申します。

日頃、海外勤務を希望される方とお話をさせていただく中で「インドネシアの生活について教えてほしい!」というご要望をよくいただきます。

そういったご要望にお応えするために、ジャカルタ在住の私がインドネシアの生活情報やその魅力をブログで発信することにいたしました。
一人でも多くの方にインドネシアに興味を持っていただけたら嬉しいです!

 

さて、今回ご紹介するのは、インドネシアの住居事情について!

日常生活を送る上で、生活の中心となる「住居」。
インドネシアの住まいとは、一体どのようなものなのでしょうか?

実は、日本と変わらない暮らしがインドネシアでもできるんですよ。
日本の住環境と比べながら、インドネシアの住環境をご紹介いたします。

 

インドネシアでの日本人向け住居

日本人の方がインドネシアで生活する際には、「コス」もしくは、「アパートメント」と呼ばれるタイプの家に住むことが多いです。

まず「コス」と「アパートメント」とはどのようなものなのかをご説明した上で、それぞれの住居設備の特徴をご紹介していきます。

 

コスってなに?

コスは、ワンルームタイプの住居です。
キッチンは共有で、一人暮らし向けの住まいとなっています。

イメージとしては、日本のビジネスホテルに住んでいる感じでしょうか。

【平均家賃】
日本円換算で、2.5万円~5万円程度。
※光熱費と水道代は、家賃に含まれているケースが多いです。

【水回りや設備】
キッチンは共有。また電子レンジはついています。

インドネシアの住居「コス」の共用キッチン

お風呂は、湯船はなく、シャワーのみのところが多いですね。
熱いお湯が出る物件とそうではない物件があるので、お部屋探しの時には要チェックです。

日本人の方が住むタイプのコスは、とっても清潔です。

インドネシアの住居「コス」のトイレ兼シャワールーム

【家具の有無】
ベッド、エアコン、クローゼット、デスク、冷蔵庫、テレビなどの家具は備えついています。

【セキュリティ】
セキュリティスタッフが、建物の入口に2~3人駐在していることが多いです。
また、ほとんどのコスでは、入る際に指紋認証が必要で、住人以外が無断で入ることは難しいので安心ですね。

【住宅に併設している施設】
併設する施設はほぼありません。

【掃除・洗濯のサービス】
コスのオーナーに雇われているお手伝いさんが、掃除・洗濯を行ってくれます。
これらのサービス料金は、なんと家賃に含まれているんです!(日本ではサービス付き物件はないので、ポイント高いです!)

主なサービスは、①ベッドメイク、②フローリングやトイレ・バスの掃除、③洗濯です。

 


アパートメントってなに?

日本でいうマンションのような住居です。
コスとは異なり、広さがあり、複数部屋あります。ご家族連れの方が選ぶことが多いです。

インドネシアのアパートメント

【平均家賃】
日本円換算で10万円~40万円程度。
※コス同様に、光熱費と水道代は家賃に含まれていることが多いです。

【水回りや設備】
キッチンは共有ではなく、各部屋についています。

インドネシアの住居「レジデンス」のリビングルーム②

お風呂は、浴槽(ユニットバス)がついている物件もあります。
日本のマンションの水回りと比べても、全く遜色ありません。

インドネシアの住居「レジデンス」のシャワールーム兼トイレ

【家具の有無】
家具が備えついている物件が多いですが、備えついていない物件もあります。
お部屋探しの際には確認が必要ですね。

インドネシアの住居「レジデンス」のベッド

【セキュリティ】
入口にはセキュリティスタッフが常駐しています。
また建物に入る際に、専用のカードをかざす必要があるなど、非常に安全性が高いです。

【住宅に併設している施設】
プールやジム、カフェなどが併設。

インドネシアの住居「レジデンス」についているプール

【掃除・洗濯のサービス】
掃除・洗濯のサービスは、ついていないケースがほとんどです。
そのため、自分で掃除・洗濯をするか、お手伝いさんを雇って依頼するかのどちらかになります。
掃除・洗濯だけでなく、お料理作りやベビーシッターをしてもらっている方もいます。

生活スタイルに合わせて、お手伝いさんに依頼する内容とお値段を交渉できます。

 

ちなみに、インドネシアで住居探しをする際には、モスクからの礼拝の呼びかけである「アザーン」の音を考慮した方が快適な生活を送れますよ。
イスラームの方であればスピーカーの近くの物件もよいですが、それ以外の方の場合、アザーンは朝4時台から鳴るため睡眠中に起きてしまうこともあります。(1日5回鳴ります。)

アザ―ンは毎日あるので、一度鳴っている時間帯に内見してみることをおすすめします。

 

コスとアパートメントのメリット&デメリット

コスとアパートメントを一通りご紹介したところで、メリットとデメリットを表でまとめてみました。
ご自身はどちらの方が適しているのか、ぜひ参考にしてみてください。

 


いかがでしたか?

インドネシアでは、日本と変わらないクオリティの住居に住むことが可能なんです。
サービスが付いている住居もあったりして、実は日本よりも快適にコスパよく生活できるんですよ。
セキュリティもしっかりとしている物件が多いので、女性やご家族連れでも大きな心配はありません。

 

次回はインドネシアの「食」についてご紹介いたします! どうぞお楽しみに!


 

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趣味は、温泉、マラソン、登山。

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中島 明日香

京都市出身。大手外資系製薬会社のMR(医薬品営業)として7年間勤務。ベンチャー企業 × 東南アジア に興味を持ち、29歳で単身インドネシアへ。 日系企業の経営者・人事担当者に向けた経営戦略としての人材採用コンサルティング、日本人の転職サポートに携わる。 現在の目標は、「インドネシアで最強のチームをつくること」。 メンバーがお互いに理解し、アイデアを共有し高め合うことで新たな社会的価値を創造するチームビルディングを目指し、社内のローカルスタッフとともに奮闘中。

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