こんにちは!Okamotoです!
今回は、インドネシアの首都、ジャカルタの東に位置するブカシの小学校・中学校にお邪魔してきました。
目的は子ども達に日本語を教えるため。
ここで突然ですが、クイズです!
インドネシアは「◯◯◯◯◯◯」が世界第2位。
◯◯に入るのは何でしょうか?
正解は「日本語学習者」の数です。インドネシアにはなんと約10万人もいるとか(ちなみに1位は中国)。
学習目的は様々で、日本に興味がある、アニメや音楽が好きなど。
話を戻しますが、今回訪れた小中学校はアル・ファラーという名前で、子ども達は週末に1日日本語を勉強しています。
子ども好きな筆者は、夢中になって日本語を教えてきました。
インドネシアの日本語教育現場!アル・ファラー小中学校
日本語で手紙を書くインドネシア人の子ども。
見本を見ながら、頑張ってひらがなを書いています。
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生徒は30人ほど。女子生徒はヒジャブ(ムスリムの女性がかぶる布)を着用しています。
写真のように、解放感のある教室で授業をします!
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ボランティアから始まった学校で、子ども達に学ぶ権利を
実はこの学校に通う子供たち、戸籍がないのです。
彼らの家族はゴミ山に住んでいて、ゴミを分別して売って生計を立てています。
インドネシアではエコの概念がまだまだ普及していません。
大都市ジャカルタで消費された大量のゴミは、お隣のブカシにトラックで運ばれ、無造作に捨てられます。
子供たちの親は、そこで家をたてて暮らし始めたのです。
このような事情で子供たちには戸籍がなく、本来なら教育を受けられる権利さえもありません。
そこへボランティアで非正規の学校を立てて、勉強を教え始めたのがきっかけ。
平日は算数など普通の科目を勉強し、土日のうち1日だけ日本語を勉強しています。
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(毎週末、日本語を教えに来ているリスカさんの授業の様子)
なぜインドネシアの子どもに日本語を教えるのか?
「なんで日本語を教えているの?」
筆者は初めて授業に参加した時からそう思っていました。
英語勉強した方が、将来に役立つんじゃないのか。
それでも日本語教育を選んだのは、先生方の思いが込められているから。
リスカさんやシギットさんを始めとする先生は、「子供たちに夢をもってほしい」と思っています。
前述したように、子供たちは非正規の学校で教育を受けられるようになった訳です。
しかし、正規の学校の子供たちと同じ教育レベルを期待するのは、難しいのが現状です。
そこで、何か一つでも他の子供たちに勝てるものを持たせてあげたい。自信をつけさせたい。
それで始めたのが「日本語教育」なんです。素敵な考えですよね。
日本語教育に加えて、シギットさんは「夢を持て」といつも指導しています。
実際に筆者が出会った子ども達は、「日本にいきたい」「日本語通訳者になりたい」「パイロットになりたい」
……みんな夢を持っていて、目はキラキラしていて、僕が元気をもらってばかりでした。
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おわりに
今回はインドネシアのジャカルタにある、アル・ファラーという学校を訪れました。
ここで授業をして一番強く思ったこと、それは…
日本が好きになった!!
子供たちにとって、日本は夢のような場所なんです。
僕には根本的に彼らの手助けはできないかもしれないけれど。
日本を夢のような場所にしていきたい!と心から思いました。
インドネシアはそう思わせてくれる素敵な場所でした。
ではでは!
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