こんにちは!マレーシア在住のライター Yuuuuです。
マレーシアでの生活・お役立ち情報を発信中!今回のテーマは「マレーシア人が熱狂するスポーツ」です。
日本で人気のあるスポーツといえば、野球やサッカーなどが挙げられます。
では、マレーシアで有名なスポーツや人気のあるスポーツは何なのでしょうか。
今回は「マレーシア人が熱狂するスポーツ」を紹介します。
この記事を読めば、マレーシアをもっと知ることができますよ!
マレーシアの国技って?
日本の国技といえば「相撲」ですよね。
マレーシアの国技は「セパタクロー」です。
セパタクローはバレーボールのルールと似ていますが、手と腕を除いた体のどの部分を使っても良く、試合ではバドミントンと同じコートを使用する点がバレーボールと大きく異なります。
マレーシアはマレー系・中華系・インド系とさまざまな民族が暮らす多民族国家です。
マレー系ならサッカー、中華系なら卓球やバドミントンのように民族によって行うスポーツが違うことから、民族を超えて一緒にスポーツをすることはほとんどありません。
マレーシア人が熱狂するスポーツ
国技である「セパタクロー」も国民の中で親しまれていますが、マレーシア人が熱狂するスポーツは他にもあります。
ここからはマレーシアで愛されているスポーツ、「バドミントン」と「サッカー」の2つを理由と一緒にみていきましょう。
1. バドミントン
バドミントンは、マレー系・中華系・インド系などさまざまな民族の垣根をこえて愛される国民的人気スポーツです。
・マレーシアとバドミントンとの関係
バドミントンとの歴史は、東インド会社の役員らがインドからマレーシアに持ち込んだことから始まりました。
まずはじめにマレーシア有数のリゾート地であるペナン島へ、そこからまたたく間にマレーシア全土へ広がったとされています。
スポーツショップではバドミントン売り場が一番多かったり、コンコンドミニアムや市内のバドミントンコートで民族関係なくバドミントンを楽しんだりと、マレーシア人にとってバドミントンは身近なスポーツなのです。
・世界トップクラスの強さを誇る
過去にオリンピックでメダルを獲得した選手や世界ランキング上位の選手もいるなど、バドミントンはマレーシアがオリンピックでメダルを狙える唯一の競技です。
試合があれば、テレビやレストランなどで国民一丸となって自国民を応援します。
・バドミントンプレイヤーも人気
バドミントンそのものだけでなく、バドミントンプレイヤーもマレーシア国内で高い人気があります。
ここでは、マレーシア国内で人気の高いバドミントンプレイヤーを紹介します。
【Lee Chong Wei(リー・チョンウェイ)選手】
鼻の癌により2019年に現役引退しましたが、過去に素晴らしい成績をおさめた人気選手です。
北京オリンピック(2008年)・ロンドンオリンピック(2012年)・リオオリンピック(2016年)の3大会連続で銀メダルを獲得しました。
2017年までは男子シングルス世界ランキング1位、2018年は世界ランキング2位と長年世界のトップで活躍し続けました。
【Lee Zii Jia(リー・ジジャ)選手】
ここ数年目覚ましい成績をあげている、マレーシアで今最も人気を集めている選手です。
18歳だった2016年にジュニア世界選手権で銅メダルを獲得し、翌年のタイマスターズでは準決勝に進出。
2020年2月のアジア団体選手権で準優勝、3月に開催された全英OPでは準決勝に進出といった活躍を受け、2019年の世界ランキング42位から世界ランキング10位へと大躍進。
上位ランキングの選手に引けを取らないプレーやポテンシャルの高さを知らしめ、一気に注目の選手となりました。
2021年の全英OPでは日本バドミントン界で期待されている桃田賢斗選手を破るなど、今後の成長と活躍が一層期待されています。
【日本人選手をはじめ、外国人選手も人気】
マレーシアには日本料理やゲーム、アニメ、漫画など日本の文化が好きな人が多いことから、桃田賢斗選手をはじめ日本人選手は特に高い人気を誇っています。
2. サッカー
「サッカー」も民族の垣根を越えて人気があるスポーツです。
・サッカーは「観戦するスポーツ」
公園やサッカーコートはあるものの自分たちがプレーをして楽しむよりも、サッカー観戦の方が人気があります。
ヨーロッパのサッカーを観戦することが多く、特にイギリスのプレミアリーグは全試合が生放送されるくらいの人気ぶりです。
マレーシアのサッカー人気は盛り上がりを見せており、日本のJリーグも毎週数試合生中継されるようになりました。
・マレーシアサッカーの強さ
日本のサッカー代表がサムライ・ブルーと呼ばれるように、マレーシア代表は「マレーの虎」の愛称で親しまれています。
2022年2月10日に発表された最新のFIFAランキングでは210チーム中154位、東南アジアで10カ国中5位となっているように、マレーシアサッカーの強さはまだまだといえるでしょう。(※参考:日本 23位)
ワールドカップにマレーシアが出れなくても、ヨーロッパやブラジルをはじめとする南米などの強豪国の試合に熱狂します。
・マレーシアにも国内リーグがある
マレーシアにも日本のJリーグのような、上位組織からなる「マレーシア・スーパーリーグ」と下位組織からなる「マレーシア・プレミアリーグ」があります。
2004年に設立された「マレーシア・スーパーリーグ」は東南アジア内でトップの地位と歴史を持つものの、ワールドカップに出れるほど強くありません。
主にマレー系の選手で構成されていますが、最近は外国の選手を獲得し強化しているようです。
まとめ
マレーシアで特に人気のスポーツは「バドミントン」と「サッカー」でした。
もちろんバスケットボールやテニスなどの他のスポーツも、そのスポーツが好きなメンバー同士で試合観戦したり、一緒にプレーしたりしています。
この記事が、よりマレーシアを知るきっかけになれば幸いです。