【治安事情】シンガポールで酔っ払って暴れてしまった日本人。罰金はなんと…!?

シンガポールが「FINE CITY」と呼ばれていることをご存知でしょうか?
良い国、というわけではなく「罰金が課せられる国」という意味で使われています。

そんなシンガポールで今話題になっているニュースは、日本では日常茶飯事のとある光景。
今回は、シンガポールのちょっと厳しい側面をご紹介します。

 

シンガポールで酔っ払って暴れると…罰金なんとS$6,000!

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現地で話題になっているのは、シンガポール最大手の新聞「THE STRAITS TIMES」が報じたニュース。

とある日本サラリーマンが、夜の11時頃にシンガポールの地下鉄の駅で、他人ともみ合いになっていました。どうやらかなり泥酔している様子。駅員が救護室に連行し、警察は彼を落ち着かせようと試みました。しかし泥酔しきった彼は、数人の警察をぴしゃりと叩くなどしてさらに暴れてしまったのです。

結果、彼は罰金を払うこととなりました。その額なんとS$6,000!日本円にして約50万円です。

シンガポールでは、公共の場で酔っ払って迷惑行為をした場合、ペナルティはS$1,000(約8万円)と6ヶ月の禁固刑となります。しかし今回は、警察に暴行を加えてしまったことが罰金の増額に繋がったようです。

 

警察相手の不祥事は絶対NG!?シンガポール人の反応は…

正直、日本ではよく見かける光景だなと思いましたが、個人的にはあまりの罰金の多さに驚きました。しかしもっと驚いたのが、シンガポール人の反応です。

THE STRAITS TIMESのFacebookではコメントが多く寄せられているのですが、その多くが「処分が甘すぎる!」「日本人に甘すぎる」「投獄されるべき!」などの厳しいものだったのです。
シンガポールでは泥酔して暴れることは御法度。それに加え、警察は絶対的な存在なので、たとえ酔っ払って平手打ちをしただけでも、それは重大な犯罪と見なされてしまうのです。「警察を叩くなんて許されない!」といったコメントもいくつかありました。

ちなみにこの日本人、実名と顔写真付きで報道されています。これはシンガポールでは普通のことなのですが、どんな軽犯罪でも犯人を許さないといったような空気を感じます。

 

「FINE CITY」のシンガポールは良い事もたくさんある

シンガポール市内の夜景

この他にも、「チューインガムの持ち込み禁止」「指定のエリア以外での喫煙は禁止」など、たくさんの罰則制度があるシンガポールですが、日本人が普通に生活している分には、違反するようなことはないと思います。

お酒の罰則もたくさんありますが、そもそもお酒がかなり高価なので、泥酔するほど飲むことは少ないかもしれません。厳しい罰則に縛られているように見えますが、罰則のおかげでシンガポールの治安の良さ、街のクリーンさが保たれているんです。

今では久しぶりに日本へ帰ると、夜中に酔っ払ったサラリーマンが大声でわめいていたり、道端で寝ているのを見かけてすごく怖いなと感じるようになりました。

 
美味しくお酒を楽しめるスポットには事欠かないシンガポール。治安の良さも手伝って、まるで日本にいるような気持ちでお酒を飲んでしまいますが、やはり外国なんだなと認識させられたニュースでした。

ニュース元:THE STRAITS TIMES
http://www.straitstimes.com/singapore

お酒と居酒屋と人間が好きです。世界で一番お酒がおいしく飲める場所を探し求めて、海外の酒場を放浪しています。最貧スラム街から天空ルーフトップバーまでお酒が呼べば何処へでも。未知との遭遇とお酒の誘惑という快楽の奴隷であること以外はごく普通の女の子です。たぶん、おそらく。

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