ベトナムのインターネット/モバイルビジネス

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日本と比べてベトナムのインターネットサービスはまだまだ充実はしてません。

しかし、ここ最近急速に欧米系のスタートアップからの投資や日本企業の投資などで数自体はまだ少数ながらも充実し始めました。

サービス自体のご紹介は、別の機会に譲りますが、本日はそもそもベトナム人のネットユーザーの2014年1月現在時点での動向をご紹介します。

データの参照元はWe are social

 

❏ベトナムのインターネット使用状況(2014年1月)

ベトナムのインターネットユーザー:3,614万人(人口の割合:約39%)

ベトナム人口:9247万人

日本のインターネットユーザー:約1億人

日本の総人口:約1億2700万人

 

❏Facebookの利用状況比較

ベトナム:2000万人

日本:2200万人

つまり、ベトナムはインターネット人口の過半数がFacebookを日常的に利用していることがわかります。

 

❏SNSの利用状況比較

ベトナムSNS利用時間:2時間23分/日

日本SNS利用時間:45分/日


❏SNS利用時のモバイル端末比較

ベトナム 58%

日本 11%

 

❏インターネット使用時間 比較

ベトナムでインターネット使用時間:4時間37分/日

日本でのインターネット使用時間:3時間27分/日

ベトナム人のSNSは日本人へのそれと比べて圧倒的にモバイルからアクセスしていることがわかりますね。
しかし、日本とのデータ上での比較は多少の差はあれ、予想の範囲内かなという印象を受けました。

実際にベトナム国内向けにネットビジネスを展開していく上ではこういったマクロ情報よりも実際に運営していて気づく違いに関してのほうがより重要かと思います。

私達もベトナム向けにいくつかのインターネットサービスをリリースして運営していますが、その難しさの一つに「単価」の違いが上げられます。

サービスの内容やキーワードでも変わってきますが、一般的な日本の単価に比べて10倍以の差があるように感じます。

当然インターネット上でサービスをしていても、行き着く先にはリアルでの単価にひも付きます。一部の高級商材に関しては日本以上の値段で取引はされますが、インターネット上でひろくサービスを展開する場合にはよりマスをターゲットに当てることになります。

仮に同じ人数のユーザーが課金してくれたと仮定しても、単価が日本の10分の1以下となるとマーケット自体は10分の1以下となります。

その上、インターネットの利用者は多いのですが、まだまだ課金へのハードルが高くBtoCでの成功例はこれから期待されるところとなります。

検索市場におけるGoogleはベトナムにおいてはほぼ100%と言っても過言ではないのですが、そのgoogleがベトナムに法人がないため、インターネットの広告市場がまだまだ非常に未熟でありネット広告もまだまだ弱いのが現状です。

また、「オーガニック検索からの流入もそれほど多くない」ことも難しさの一つです。正確なデータが無いため はっきりとしたことは言えませんが、仮説として日本人に比べてまだベトナム人は、何か知りたいことや調べたいことがあった際に検索で探すという行動が少ないのではないかと思います。Googleがベトナムで本格的に事業運営をしていないことが影響しているかもしれません。

安倉宏明

ICONIC

関西学院大学総合政策学部卒業。株式会社ベンチャー・リンクにて中堅中小企業のコンサルティング、小売店フランチャイズ事業の全国展開に従事。単身ベトナムに渡り年間500社程度ベトナム企業に営業・訪問する。2008年5月ICONIC CO., LTD. を設立。ベトナム、日本、インドネシア、マレーシアで人材総合サービスを展開中。

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