2024年のインドネシアの祝日は？休みが増える可能性は？

この記事では、インドネシアの2024年の祝日を紹介します。

休みを長くするための“有給休暇取得奨励日”や、大統領選挙で休みが増える可能性についても解説。

さらに祝日についての豆知識や、インドネシアならではのエピソードも盛り込みました。

お読みいただき、お役に立てていただければ幸いです。

2024年のインドネシアの祝日・有給休暇取得奨励日

インドネシア政府が公表している2024年の祝日を紹介します。

よく見ると黒字と赤字がありますね。黒字が祝日で、赤字は”有給休暇取得奨励日”（以下”有休奨励日”）ですが、両方とも休みになります。

”有休奨励日”は日曜日や祝日の前後に設定されていて、休みを長くする意図が見て取れます。

なお、2024年は大統領選挙が予定されており、投票日（今回は2月14日）は通常、休日になります。この記事を執筆している時点では正式な発表はなく、Instagramにも反映されていません。

さらに、大統領選挙が1回で決着せず、決選投票に進んだ場合、その投票日も休みになるんだとか。こちらは仮定の話ではありますが、ご参考までに。

Instagramの内容に大統領選挙の投票日（2月14日）を足してまとめると、次のとおりになります。

合計で年間28日の休日設定となっています。日本の祝祭日が年間16日であることを考えると、かなり多いと言えますね。

インドネシアには振替休日はありませんが、2024年は祝日と日曜が重なるケースは2日のみです。そのため、カレンダー通り休める日数は余裕で日本を上回っています（インドネシアの振替休日については後述します）。

ただ、2024年は前半に休みが集中していることも事実です。祝日・有給奨励日28日間のうち、23日間（8割以上）が6月までに設定されていますからね。

日本だともう少し分散しているイメージですが、インドネシアでは年によって日付が変わる祝日が多いため、このようなこともありえます。7月以降は気合いで乗り切りましょう……。

インドネシアの祝日に関して、豆知識を3点ご紹介します。

順に見ていきましょう。

まず、先述したとおり、インドネシアには振替休日はありません。

たとえば2024年の場合、3月31日と7月7日は日曜であり祝日ですが、翌日は休みにはならないんです……。ちょっと損した気分になりますが、イースター（2024年は3月31日）は必ず日曜日なのであきらめましょう。

イースター以外で日曜と祝日が重なる日が1日しかないのは、むしろラッキーかも知れません。2023年はイースターを除いても日曜と祝日がかぶるケースが3日もありました。

次に、インドネシアでは年によって日付が変わる祝日が多い点を知っておくとよいかと思います。

宗教関連の祝日は、普段使われているカレンダー（太陽暦）とは別の暦に基づいて決まるものが大半であるためです。

たとえば、イスラム教の祝日は太陰暦ベースで決まっているため、「イスラム暦元日」だけ見ても次のとおり毎年変わっています。

なお、宗教関連の祝日は、信仰する宗教に関係なく休みになります。たとえば「イスラム暦元日」はイスラム教徒も他の宗教の信者も休みです。

最後に、Googleカレンダーのインドネシアの祝日は正確でないこともあります。

たとえば、2024年の”ムハンマド生誕祭”。政府発表によると9月16日ですが、Googleカレンダーでは9月15日になっています。

また、”インドネシアの祝日”としてGoogleカレンダーに表示される日の中には、休みではない日も含まれているので注意が必要です。2024年について該当する日をまとめました。