Iconic Indonesiaでインターンをしているみーぽんです。
ジャカルタの街を歩いていると、至る所にインドネシアの伝統工芸品、そして民族衣装でもある「バティック(Batik)」を身にまとっている人がいることに気がつきます。
色鮮やかで繊細な模様が美しい!私も欲しい!と思い、どうせなら自分で作ってみようと、ジャカルタでバティック体験ができるお店を調べて行ってきました。
インドネシアの伝統工芸、バティックってなに?
ろうけつ染めをした布地で作られるインドネシアのバティックは、ジャワ更紗とも呼ばれています。
バティック自体は東南アジアで多くみられますが、特にインドネシアのジャワ島で作られたバティックは世界的に有名です。
インドネシアでは政府がバティック振興に注力しており、金曜日のイスラム礼拝の日に併せてバティックを着用することが奨励されています。
引用:https://asia.nikkei.com/Life-Arts/Life/Batik-s-big-revival
2009年には世界無形文化遺産にも登録され、インドネシアを訪れる観光客からもお土産として人気です。
現地の方々は民族衣装として着ていますが、バティックを使ったポーチや巾着はお手頃価格で購入できますよ。
ジャカルタのバティック工房で、ろうけつ染め体験!
そんなバティック作り体験ができる、バティック工房がジャカルタにあります。
今回は「MUSEUM TEKSTIL」でのバティック制作体験の様子をお伝えしますね。
バティック体験① 蝋で描く
バティックを作る上での一番重要なポイントは、模様を蝋で描くということです。
鉛筆で模様の下書きをしたら、写真の溶かした蝋をペンの中に流し込みます。
模様を布に描いていきます。
簡単そうに見えますが、これがなかなか難しい!
細かい模様は潰れやすいので丁寧に……。
(失敗しても職人のお兄さんが修正してくれるので大丈夫です)
溶けた蝋は熱いので、やけどに注意して下さい。
バティック体験② 染める・溶かす・洗う
模様の縁取りが完成したら、いよいよ布を染めます。
色は、赤・青・茶色から選べます。今回は華やかな赤をチョイス。
染料には紅花やインディゴなど、自然のものを使っているそうです。
染料に漬けると、蝋以外の部分が染まっていきます。
十分に色を付けた後は、描いた蝋の部分を鍋で熱して溶かします。
染める→溶かす→洗う の作業を繰り返すと…
バティックが完成します!
直径30cmほどのバティックを作るのに、大体1時間位かかりました。
バティック職人のおばあちゃんは、こんなに大きな生地に模様を描いていました。
どんなバティックが出来上がるのか、楽しみですね!
今回、ジャカルタのバティック工房におじゃまして実際に作ってみましたが、独特のデザインや色の使い方など、バティックの魅力をより一層強く感じました。
みなさんもインドネシアにお越しの際は、是非バティックを身にまとって街を散策してみて下さいね。
Museum Tekstil Jakarta(繊維博物館)
住所:Jl. Ks. Tubun No.2-4, RT.4/RW.2, Kota Bambu Sel., Kec. Palmerah, Kota Jakarta Barat, Daerah Khusus Ibukota Jakarta
Webサイト:https://museumtekstiljakarta.com/