こんにちは!マレーシア在住のライター Yuuuuです。
マレーシアでの生活・お役立ち情報を発信中!今回のテーマは「2021年マレーシアのチャイニーズイヤー」です。
イスラム教国家として有名なマレーシア。
実は、マレーシア全体の人口のうち3割近くが華人です。
中華系の人々にとって日本の正月にあたる「チャイニーズニューイヤー」は1年のうち1番重要なイベント。
せっかくマレーシアにいるなら一緒にお祝いしたいですよね。
そこで、「2021年おチャイニーズイヤーはいつ?」「チャイニーズイヤーってどういうもの?」「どのようにお祝いをするの?」といった疑問にお答えします。
チャイニーズイヤーとは何の日? 2021年のスケジュールは?
街中が赤一色の旧正月・チャイニーズイヤーとは
チャイニーズイヤーとは、中華系マレーシア人にとっての正月を指し、旧正月や春節と呼ばれます。
正月と言っても日本のように1月1日(新暦)を指すのではなく、旧暦の正月を祝いするのがチャイニーズイヤーです。
人口全体のうち3割が華人であるマレーシアでは旧正月は国の祝日に定められており、多くの中華系マレーシア人は故郷に戻り家族や親戚とと旧正月をお祝いします。
旧正月中は街中が赤ちょうちんや金色のデコレーションで装飾され花火や爆竹などでお祝いするなど、国全体がお祭り気分一色になるのが特徴です。
2021年のチャイニーズニューイヤーは2月12日(金曜日)・2月13日(土曜日)です。
※注意点※
上記のように、カレンダー上でチャイニーズニューイヤーは2日間祝日として定められていますが、学校や企業は祝日を含んだ5日から1週間ほど休みになるところがほとんど。
多くの華人は里帰りし家族や親戚と過ごすため、中華系レストランなどこの期間は休業することもあります。
ショッピングモールやスーパー、インド系・マレー系のお店は通常営業していますが、担当者がいないなどの理由で休業したり営業時間が変更となることがあるため注意しましょう。
チャイニーズイヤーのお祝いの仕方
チャイニーズイヤーはどのように祝うのでしょうか?
ここからはチャイニーズいやー期間の街の様子や縁起を担ぐお祝いの仕方、期間中の過ごし方をお話しします。
◆徐々に準備が始まる
クリスマスや1月のニューイヤー終わった頃から準備がはじまります。
街全体にチャイニーズニューイヤーを祝う赤色や金色のランタンやデコレーションが増え、街全体がお祝いモードに。
縁起の良い四文字熟語や漢字の書かれた装飾があちこちに掲げられ、赤色のTシャツやドレスを着る人も増えてくるとチャイニーズイヤーの訪れを感じます。
スーパーではお正月準備のための大売り出しやセールがあるため、まとめ買いをする人でこの時期はレジが大変混むのも特徴。
いくつもの大きなカゴを持った人でごった返すので、早めの買い物がおすすめです。
◆迫力満点!縁起を担ぐライオンダンス(獅子舞)
日本のお正月でも獅子舞を見かけることがありますよね。
中華圏でも縁起物としてライオンダンス(獅子舞)がショッピングモールや広場などあちらこちらで披露されます。
鮮やかなライオンが太鼓や銅鑼の音に合わせて踊る様子はまるで生きているかのようで圧巻です。
◆毎晩のように花火や爆竹でお祝い
チャイニーズイヤーの前後1週間は毎晩のように花火や爆竹でお祝いをします。
特にチャイニーズイヤー当日は、深夜3時など明け方近くまで花火や爆竹でのお祝いが続くため、見渡す限り花火が見える状態に。
日本とは全く違う賑やかな年明けを体験できますよ。
◆中国版おせち料理「イーサン(魚生・Yee Sang)」を食べてお祝い
マレーシア・シンガポールのみという地域限定のお正月料理・イーサン。
イーサンは「福を呼ぶ」と考えられており、生の魚(主にサーモンのお刺身)、にんじん、レタス、大根などを千切りにしたもの、揚げた麺やワンタンの皮、海藻をゴマや甘いタレでいただくのが一般的です。
イーサンの食べ方は通常の食事と違い、一つの皿に盛られた麺と具材を家族や親戚みんなで箸を高く持ち上げながら一斉に食べるのが特徴です。
・食材をはさんだ箸を高くもちあげれば上げるほど幸せが訪れる
・できるだけ高く箸を持ちあげて混ぜながら食べると願いが叶う
と言われています。
日本のおせち料理のようにイーサンに使用されている食材1つ1つに意味がありますので、知っておくと面白いですよ。
・にんじん:運気アップ
・大根:成長・発展
・ゴマ:商売繁盛
・ピーナッツ:商売繁盛
・くらげ:余るほどお金が貯まる
◆アンパオと呼ばれるお年玉を配ってお祝い
チャイニーズイヤー期間中は、親戚中が集まり「アンパオ」というお年玉と同じようなものを配る習慣があります。
年玉といっても日本のお年玉より金額は少なく、縁起が良いとされる偶数2リンギット、4リンギットなどの少額を赤い袋(紅包・アンパオ)に入れてたくさん用意します。
子供たちだけでなくお世話になっている会社のメンバー、お店の店員、コンドミニアムのガードマンにも配ったりするのが特徴です。
◆偶数個の「みかん」は縁起がいい
チャイニーズイヤー期間中、親しい友人や親戚の家に訪れる際は、みかんを持参します。
みかんは財をなす縁起の良いものや幸運を呼び寄せる食べ物と考えられており、「偶数個」だとさらに縁起が良いとされています。
アンパオと一緒に渡したり、自宅用にたくさん購入したりして期間中はみかんを食べることが多いのです。
◆ショッピングモールではニューイヤーセールが開催されるので買い物がおすすめ
多くのショッピングモールがチャイニーズイヤーに合わせて大売り出しやセールを行います。
お祝いごとの色である「赤」にちなんだ商品や、赤色の服を新調する人のために洋服売り場も赤一色。
中華系関係なく、マレー系、インド系含めどのお店でもニューイヤーセールが開催されているのでおすすめです。
買い物だけでなく、旧正月ならではの出店やライオンダンスなどのイベントが開かれているので見るだけでも楽しいですよ。
まとめ
日本とは全く異なる、赤で彩られる華やかなチャイニーズニューイヤー。
違う文化を体験できるのもマレーシアの魅力。
この記事を読んで2021年は一緒にお祝いしましょう!