イスラム国家・マレーシアのお酒事情|お酒は飲める?なぜ高い?いくらで買える?

こんにちは!マレーシア在住のライター Yuuuuです。
マレーシアでの生活・お役立ち情報を発信中!今回のテーマは「マレーシアのお酒事情」です。

マレーシアのお酒の画像

イスラム教が多数派の国マレーシア。

物価が日本の3分の1であることや歴史的建造物や自然など多くの魅力があることから、移住先としても人気です。

イスラム教はお酒を禁止していますが、マレーシアではどうなのでしょうか。

この記事では、マレーシアでお酒が飲めるのか?どこで買えるのか?いくらでうっているの?といった疑問にお答えするため、マレーシアのお酒事情についてお話しします。

 

イスラム教が多数派の国マレーシアならではのお酒事情を知ろう!

マレーシアのお酒の画像

マレーシアはイスラム教国として有名ですが、アルコール飲料がすべて販売禁止という訳ではありません。

ホテルや観光スポットにあるレストラン、カフェ、中華系食堂や屋台ではビールをはじめとするアルコール飲料を注文することができます。

スーパーで購入することもできますが、インド系ムスリムが経営するレストランやスーパーにはおいてないので注意しましょう。
 

◆ハラールフードとノンハラールフード

イスラム教の信者であるムスリムの人たちは、「ハラールフード」と呼ばれるものしか食べることができません。

ハラールフードやハラールフードを扱っているお店にはハラル認定マークが貼られています。

そのため、ハラル認定マークが貼られているお店にはアルコール類はおいていませんし、スーパーではアルコールや豚肉は「ノンハラールフード」と呼ばれ、販売場所が別であることが多いです。

アルコール飲料が飲めない、買えないわけではないですが上記の理由から、販売場所が限られているので気をつけましょう。
 

◆観光客などの外国人の飲酒は制限されていない

マレー系、中国系、インド系など、さまざまな民族で構成されるマレーシアでは、非イスラム教徒や観光客はお酒などの制限はありません。

そのためスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどでお酒の購入することや、飲食店での飲酒は可能です。

 

マレーシアではお酒が高い!?いくらで売ってるの?

マレーシアのお酒の画像
 

◆マレーシアはお酒が高い?

物価が安いイメージのあるマレーシアですが、アルコール飲料に対する酒税が高く設定されているためタイやベトナムなど他の東南アジア諸国と比べ高いです。

スーパーのセールで缶ビールを購入しても日本の価格より高いことも・・。

マレーシアのアルコール飲料に対する酒税はアルコール度数が高いほど課税される仕組みで、アルコール度数の高いウィスキーや日本酒はかなり高額で販売されています。

ノンハラールであるアルコール飲料の販売場所が限られている上、ビールを除くアルコール度数10度以上のお酒を販売するお店にはお酒の販売免許が必要なため、アルコール度数の高いウィスキーや日本酒はなかなか手に入りにくいのです。

お酒の販売免許だけでなく営業時間や商品管理の基準も厳しいため、マレーシアで購入・飲酒するのはあまり期待しない方がいいでしょう。

アルコール度数が低く、お酒の販売免許のいらないビールやカクテルなどは、スーパーやコンビニで購入できますし、レストラン、カフェでも飲むことができます。

例外として、外国人観光客が多いエリアやホテル、一部の高級レストランではスコッチウィスキーや日本酒が手に入ります。

日本のように気軽に飲むことができない、度数に応じて価格が高くなるということを知っておきましょう。

《どこで飲める?お酒を置いている場所と置いていない場所》
・お酒を置いている場所

○ 中華系の食堂や屋台、レストラン
○ 観光スポットエリアのレストラン
○ バー、パブ、クラブ
 
・置いていない場所
× イスラム系の食堂や屋台
× ショッピングモール内のフードコート
× 複数店舗展開しているチェーンのレストラン
※あくまで例ですので、お店に必ず確認してください

 

◆いくらで売っている?

マレーシア独自のビール醸造会社はないため、Guiness(ギネス), Carlsberg(カールスバーグ), Tiger(タイガー)など外国のビール醸造会社の現地法人が製造しているビールが一般的です。

(参考)1缶・小ビンあたりのビールの価格
銘柄や購入場所によりますが、1缶・小ビン1本あたりの価格はRM6~10前後で販売されています。
 
・ギネス320ml RM7.3(約183円)/ギネス小ビン RM9.5(約238円)
 
・タイガー320ml RM6.55(約164円)/タイガー小ビン RM9.2(約230円)
 
・アサヒスーパードライ320ml RM7.9(約198円)

 

単価だけ見ると日本と同じくらいに感じますが、コーラなどのジュースは1本RM1.5〜2、大衆食堂の麺類がRM3です。

これらの物価を考えるとアルコール飲料は高いと言えるでしょう。

◆安く購入したいならまとめ買いがおすすめ!

(参考)まとめ買いした場合のビールの価格
・タイガービール(シンガポール産) 320ml×24缶 RM148(約3700円)※RM6(約150円)/1缶

・アサヒスーパードライ(日本産) 320ml×24缶 RM180(約4500円)※RM7.5(約187円)/1缶

※2020年12月15日現在:RM1=25円で計算
 

1缶ずつ購入するよりもお得ですので、まとめ買いがおすすめです。

◆日本からお酒を持っていくことは可能?

日本でお酒を購入して持っていく場合、マレーシアは1リットルまでなら免税されるため無料でお酒を持ち込むことができます。

1リットルですので、500mlビールだったら2缶しか持ち込めませんので、持ち込むならマレーシアでは高価なワインやウィスキーがいいでしょう。

ただし瓶は移動中の衝撃で割れる恐れがあるため、持ち込む際は注意が必要です。

 

まとめ

イスラム教が国教のマレーシアでも、お酒を購入したり飲んだりすることができます。

物価の安いマレーシアでは高価に感じますが、ビールやワインも飲むことができますし、場所によってはウィスキーや日本酒も置いてあります。

日本でなじみのない銘柄のビールを試してみるのもいいかもしれません。

せっかくマレーシアに行くのなら、マレーシアのおいしい食事と一緒にお酒を楽しみましょう!

毎日食べても良いくらいロティ チャナイが好き

毎日食べても良いくらいロティ チャナイが好き

Yuuuu(外部ライター)

在馬歴7年目に突入。2児(0歳・5歳)の育児に奮闘しながら、マレーシア・クアラルンプールとタイ・バンコクを行き来するノマドワーカー。ロティ・チャナイとテ・タレが大好物。

記事をシェアする

関連する記事

Writer

【アイコニックブログ】海外転職・アジア生活ライター一覧

Follow Us