こんにちは、マレーシア在住のライター パンダンです。
海外旅行や出張の定番みやげといえば、チョコレート!ではないでしょうか。
とりあえず無難だし、しかもそこそこ見栄えがする。もしかするとチョコレートはある意味おみやげ界の覇者(はしゃ)と言っても過言ではない……かもしれません。
そしてここマレーシアでもチョコレートは鉄板おみやげの一つです。「なまこ石鹸」「紅茶」なども有名ですが、やはりチョコレートもかなりいい線いっているのではないかと思います。
というわけで今回は、チョコレート好きの筆者が独断でオススメの実食済みのチョコレートを紹介したいと思います。
マレーシアのチョコレートとは
チョコレートの原料といえば、カカオ。原産国のイメージはアフリカや中南米のイメージが強いのではないでしょうか?
実はここマレーシアも、アジアではインドネシアに次ぐカカオ原産国。
それだけではなく、コーヒー、紅茶などのブランディングでもよく知られるシングル・エステート(Single Estate=単一農園)。つまり他のカカオと混ぜるのではなく、一つの農家のカカオだけを使ったチョコレートも作られているのです。日本でもよく聞かれるビーン・トゥ・バー(Bean-to-bar)と呼ばれるクラフトチョコレートも増えてきています。
さらに従来の定番のチョコレートメーカー以外にも、製法や原材料にこだわったオリジナリティあふれるショコラブティックなども登場し、目が離せなくなってきています。
定番からブティックチョコまで
マレーシアのおみやげ用チョコレートの定番といえば、まず名前が上がるのがベリルズ(Beryl’s)。マレーシア国内のスーパーには必ずと言っていいほどコーナーがあります。またショッピングモールなどにはショップも出店しています。とにかく種類が多く、また最近ではbean to barなどクラフトチョコレートも登場しています。
筆者がよく買ってしまうのが、こちらの缶入りのマカダミアナッツチョコレートRM11.7(約301円)。缶入りでおみやげにもきちんと感が出るので、一時帰国の時にも利用しています。
マレーシアで最近増えつつあるのがショコラブティック系のショップ「ラブ18ショコラティエ(Love18 Chocolatier)」。マレーシアでは数年前から注目されつつあるアルチザンチョコレート(熟練職人によるチョコレート)と呼ばれるジャンルです。中でも生チョコにドリアンが練りこまれたドリアン・ファーストラブ・ダーク・チョコレート(Durian First Love Dark Chocolates)はマレーシアらしさたっぷりかと思います。10粒入りでRM45〜(約1160円〜)。※写真はオレンジフレーバーですが……。
ベンズ・チョコレート(Benns Chocolate)はシングルエステートのカカオを使ったチョコレートは、最近知名度があがってきています。主に海外からの輸入品を多く扱うスーパーなどで見かけます。
カカオニブ(Cacao Nobs=クラッシュしたカカオ豆)が入ったこちらの板チョコはマレーシアのドリアンの産地としても有名なスンガイ・ルアン(Sungai Ruan)のカカオ農園(Koh Cacao Farm)からとれるカカオ豆からつくられたビーン・トゥ・バーでRM14.9(約384円)。
ビターな味わいとカカオの香りが本格的な味わいで、今後の商品が楽しみになります。
またこちらはガリバー・チョコレート(Gulliver Chocolate)のフリーズドライのフルーツにビターなチョコレートコーティングしたスイーツのようなチョコレート。
パッケージからしても、もはや東南アジアという感じがしません。おしゃれすぎます。そして味もビターな中にフルーツの酸味がほんのり効いて、お酒に合いそうなニブルズ(おつまみ)のような印象。甘いのが苦手でもこれは美味しくいただけそうです。
実はこちらの商品は昨年まではベンズ・チョコレートで製造されていたのですが、今現在は公式サイトに記述はありません。ただし商品自体はスーパーで取り扱いがあります。
カカオの産地マレーシア。最近は本当にびっくりするような美味しいチョコレートを見かけるようになりました。マレーシアのおみやげにぜひスーパーやショッピングモールの専門店などをチェックしてみてくださいね。
【購入参考場所】
店舗により取り扱い商品が異なります。以下はマレーシアの輸入および高級食材を扱うスーパーです。
ビレッジ・グローサー(village Grocer)
ベンズ・インディペンデント・グローサー(Bens Independent Grocer=B.I.G)
メルカート(Mercato)
ジャヤ・グローサー(Jaya Grocer)
写真:全て筆者撮影