【2022年版】マレーシアの物価&生活情報②(医療費、家賃、衣類編)

こんにちは、マレーシア在住のライターのパンダンです。

前回の【2021年版】マレーシアの物価&生活情報①(スーパー・レストラン・交通費)では、主に食などを中心とした現地の物価についてお伝えしました。

今回は、医療費や日本語で診察が受けられる病院の紹介、住居の選び方、衣類の購入方法と併せた物価情報についてお伝えしようと思います。

 

マレーシア移住者は要チェック!現地の保険事情

マレーシアに在住する場合、企業の駐在・現地採用・留学・MM2H(長期滞在ビザ)など、さまざまな形があると思います。保険に加入する際は、主に日本の海外旅行者保険か、マレーシアのプライベート保険を選択します。

後者の場合、医療費は入院しないとカバーされないものが多いようです。また、日系の保険会社は日本語で対応しており、メールなどで担当者に相談可能なこともあります。
日本で海外旅行保険に加入した場合は、通院でもキャッシュレスで受診できることが多いようです。いずれも加入時に条件を確認する必要があります。

日本で発行されたクレジットカードを持っている場合、日本出国から3ヶ月はカード付帯海外旅行保険でキャッシュレスで治療が受けられるケースもあります。
※利用条件などは契約内容により異なるので詳細は各カード会社にご確認くださいね。

医療機関は以下の3つから選択することになると思います。参考までに、受診料や投薬について個人的体験ですが記しておきます。

 

マレーシアのクリニックの医療費

クリニックは英語でClinic、マレー語ではKlinikとなります。
ショッピングモールやショップロットにある診療所のことを指します。主にローカル系で、受診の際はマレー語・英語・中国語となります。医薬分業ではなく投薬まで行います。

一例として、保険なしで風邪で受診した場合、初診料+投薬でRM70-80(約1899-2170円)からとなります。

マレーシア 生活情報
 
日本人の移住者が多く住むエリアでは、日本語診療あるいは日本語通訳がつくクリニックもあります。ローカルのクリニックよりもやや診察料は高めですが、日本語で診察が受けられる、相談ができるなどのメリットがあります。

ローカルのクリニックは、日本と同様に基本的にはウォークイン(アポなし)で来院した順に診察してもらえます。土日や夜22時頃まで開院しているところもあります。

 

マレーシアの総合病院・メディカルセンター

次は総合病院・メディカルセンター(英語:Hospital)です。

ウォークインでの診察が可能な日本の病院と異なり、まずは予約が必要です。
私立の総合病院やメディカルセンターは、診療科が分かっていれば直接予約をとることができます。

マレーシアは医療ツーリズムの国でもあり、周辺諸国からも富裕層がヘルススクリーニング(人間ドック)に訪れるので、医療レベルは比較的よいのではないかと思います。

 

マレーシアの歯医者と治療費

歯医者(英語:Dentist)はクリニックと同様に、ショッピングモールやショップロットなどにあります。
日本でいう審美歯科や、治療しつつも矯正・インプラントが主流といった歯科も多いようです。歯科医を探す際は、ローカルの人の口コミを参考にするのがよいと思います。

そして気になる受診料ですが、医院の入り口のカウンターにプライスリストがおいてあったりします。
マレーシアだけではなく、基本的に海外では歯科診療が保険適応外となります。詰め物が取れた場合、型をとって再度詰め直すとおよそRM700(約18,995円)以上かかります。

歯の治療は、移住前に日本で済ませておくのが賢明ですね。

 

マレーシアで日本人が移住するエリア

法人の場合、会社が所有する物件に入居することもありますが、自分で探す場合にはいくつかのパターンがあります。車を持つ、持たないでマレーシアでの生活は異なります。

マレーシアは車社会ですが、日本と比べて運転が荒いと感じたり、バイクが飛び出してきたり割り込んでくることもあるため、慣れるまでは注意が必要です。その場合は駅の近くに住むか、駅から離れていてもタクシー配車アプリを活用すれば不便はないかと思います。

日本人移住者が多いエリアは、一般的にモントキアラ(Mont Kiara)、サウジャナ(Saujana)、ミッドバレー(Mid Valley)周辺などです。あるいはサイバージャヤ(Cyberjaya)というクアラルンプール国際空港(KLIA)にほど近いエリアも、企業が多いため最近は移住する人が増えているようです。

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住居は次の2種類から選択することになると思います。

 

マレーシアのシェアハウスは安い?

シェアハウスの情報は、クアラルンプール掲示板といった情報交換サイトに掲載されていたりします。
場所にもよりますが、一般的にクアラルンプール中心部に近いエリアで1Bed・光熱費込みで1ヶ月RM1200(約32,563円)程度からのようです。

ただし、エリアによっては治安が悪いこともあるため、安い・便利といった理由だけで選ばずに、ローカルの人から情報収集することをオススメします。

 

マレーシアの賃貸物件、相場はいくら?

首都クアラルンプールで物件探しをする場合は、不動産検索サイトが便利です。物件をチェックするにはiPropertyPropwallがよく知られています。
また、日本人スタッフが常駐する不動産会社に直接問い合わせるのもよいでしょう。

ネットで検索して探す場合は、エリアなどの条件を絞り込み、居住するにあたり自身の目的(通学、就業など)によって、候補をいくつかピックアップします。不動産検索サイトでは物件情報に記載されているエージェント(不動産仲介人)に連絡をします。サイト内にあるテキストメッセージでも、直電でも大丈夫です。

内覧のアポをとり、部屋の中を見せてもらいましょう。この時に予算などの希望を伝えると、他の類似物件も見せてもらえたりします。

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一例となりますが、日本人が多いエリア(高級住宅街と呼ばれる場所)では、コンドミニアムの場合2Bed&2Bath、約100㎡で1ヶ月RM3000(約81,408円)です。

クアラルンプール中心部では、1Bed、約65㎡の家具付きでRM1800(約48,845円)ほどです。仕様によって異なりますが、共有施設としてプール・ジム・テニスコート・敷地内公園、施設内にはコンビニがあったりします。

水道・ガスはかなり使ったと思っても、毎月数百円程度に収まります。電気代はエアコンの数や部屋の広さ、1日の使用時間によって異なりますが、数千円ほどかかります。

 

マレーシアで衣類や靴を購入する

マレーシアの衣類は、日本と比べると品質の低下が気になることが多い印象です。日本に近い品質を求める方は、海外メーカーの衣類を購入するとよいでしょう。

海外のものを安く購入する上でオススメなのが、日本でもおなじみのアウトレット。
・クアラルンプール国際空港に近い三井アウトレットパーク・KL国際空港セパン
・クアラルンプール中心部からバスで1時間のゲンティンハイランド・プレミアムアウトレット
があります。下着はデパートなどで手に入ります。

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また、日本から無印良品ユニクロが進出しており、通販も取り扱っています。


 
筆者個人の感想にはなりますが、クアラルンプールでの生活に慣れてしまえば、物価も安いので日本にいるよりもちょっと贅沢できる!といった印象です。

もちろんそれだけではなく、現地でしか味わえないジャングルやビーチなどの大自然、多民族国家ならではの様々な人との触れ合いも魅力です。

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日本と比べるというよりも、いかにマレーシアに飛び込んでいくかが生活を楽しむヒントになるかもしれないです!
今後マレーシアに移住する予定がある方のご参考になれば幸いです。

写真:全て筆者撮影
 
 

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野生の勘を磨け!

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パンダン(外部ライター)

暑いところが大嫌いだったはずが、住んでみたらマレーシアの南国独特の時間の流れにすっかりはまったビール好きライター。旅は自分で車を運転していくのが好き。ビーチで夕日を見ながら一杯!が至福の時間。

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