こんにちは!マレーシア在住のライター Yuuuuです。
マレーシアでの生活・お役立ち情報を発信中!今回のテーマは「マレーシアの医療について」です。
移住したい先No.1のマレーシア。
人気の国とはいえ、
マレーシアの医療水準ってどうなの?
マレーシアの病院はどういうのものがあるの?
と、色々心配ですよね。
この記事では、マレーシアに旅行中、長期滞在中に病気になってしまった時に慌てないための情報を紹介します。
マレーシアの医療水準って?
一般的には「マレーシアの医療水準は高い」といわれ、手頃な価格で高度な治療を受けられることで世界的に有名です。
マレーシアの医療水準が高いといわれている理由は、
・世界で最高の医療を提供している国ランキング 1位
(参照:International Living「世界で最高の医療を提供している国ランキング」)
・欧米やオーストラリアで医学を学び、経験を積んでマレーシアに帰国する医師が多く、英語が堪能
・政府も最先端の施設や技術を積極的に導入し、世界水準の最新設備がそろっている
・Joint Commission International(国際的な医療機能評価機関)の認定を受けた病院が13カ所ある
そのため、インドネシアや香港、シンガポールなどから、毎年約80万人の外国人がマレーシアで医療を受けるために、マレーシアに入国しています。
(参照:International Living「マレーシアの医療」)
これだけ医療環境が整っているマレーシアなら、何か病気になった場合も安心ですね。
次の項目では、利用できる病院はどのようなものがあるのか説明します。
どんな病院があるの?
マレーシアの病院には大きく分けて、「国公立病院」「私立総合病院」「クリニック」の3つの種類があります。
それぞれの特徴を紹介します。
(1)国公立病院
・国や州が経営している
・公用語はマレー語のみ
・マレーシア人は無料に近い料金で診察、治療を受けることが可能
・外国人も利用可能だが、マレーシア人より料金を高く設定されていることが多い
・利用者が多いため、予約を取ることが難しく、待ち時間が長い
(2)私立総合病院
・企業が経営
・公用語は英語、マレー語、中国語だが日本語が通じる(日本語通訳がいる)場合がある
・世界水準の最新医療・最新設備を導入している
・ホテルのような部屋、料理などのサービスを受けることができる
・病院内スペースで医師が各々医療を提供しているため、医師によって診察料が異なる
・患者が医師を選ぶことができる
(3)クリニック
・一般医(ファミリードクター、ジェネラルドクターと呼ばれる)による個人経営
・公用語は英語、マレー語、中国語など(日本語は使用できない)
・風邪やけがなど軽度、非重病の場合に利用する
・クリニックによっては、予防接種、健康診断、血液検査、レントゲン撮影が可能
・必要な場合、総合病院の専門医を紹介してくれる
医療・病院に関する質問Q&A
気になることをQ&A形式でまとめていますので、参考にしてくださいね。
(1)費用は?
国公立病院<クリニック<私立病院の順に高額になります。
政府はマレーシア人のために治療費の補助をしています。
そのため、国公立病院での治療で少額で済む治療でも、外国人の場合は少し高めに請求されることがあります。
(2)医療レベルは?
国や政府は、移民を含む人口の増加に伴い、国公立病院の医療水準を上げることに注力しています。
ですが、風邪など軽度の病気であれば国公立病院・私立病院・クリニックどの医療機関でも同じように処置してくれます。
専門的技術となると、国公立病院と私立病院になりますが、どちらの医療スタッフのレベルも大差はありません。
家・職場から近いかどうか、必要言語などから自分にあった医療機関を選択できます。
(3)日本語が使えるのは?
日本語が通じる(日本語通訳がいる、日本語が理解できるスタッフがいる)のは、主に私立病院です。
国公立病院、クリニックと比べると費用が高いものの、専門医がいる・日本語が通じるという理由から、多くの日本人が私立病院を利用しています。
(4)待ち時間は?
地元の人々が利用するため、国公立病院が一番混んでいます。
比較的空いているのはクリニック、私立病院です。
私立病院は整理番号がもらえるため、いつ呼ばれるか把握しやすいのが特徴です。
まとめ
観光や移住、留学など様々なきっかけでマレーシアに訪れることがあると思います。
特に長期滞在される方は、病院にかかる可能性も高いため、事前に医療事情を把握しておくと安心です。
この記事を参考にしてくださいね。