こんにちは、マレーシア在住のライターのパンダンです。
今回はマレーシア初上陸でワクワクと不安がマッシュアップされている方に、もしかすると役に立つかもしれない情報をランダムにお伝えしたいと思います。
マッシュアップって言ってみたかっただけだろ……そうなんですよ。というか、マレーシアってほんと住んでいるうちに、そのあたりバイブスを抑えきれなくなってグルーブ感が体の中からわきあがってくるというか。
ちょっと何いっているのか自分でもわからなくなってきました。本題に戻ります。
今回お伝えするのは小ネタ的なマレーシア生活のあるあるミニ情報です。
マレーシアにおけるハラルとノンハラル
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、イスラム教はマレーシアの国教です。
なのでムスリム(イスラム教徒)の文化や習慣などを尊重することは大切です。ただし異教徒に対しては、基本的には宗教施設などの特定の場所や冠婚葬祭などを除き、同様の生活習慣を要求されるということはありません。このあたりは多民族国家のよいところでもあります。
しかし普通にスーパーに出かけると気づく、決定的な違いがあります。
お肉コーナーに豚肉がない!
ドリンクコーナー界隈にアルコール飲料がない!
イスラム教では豚肉やアルコール飲料はノンハラル(Non Halal)といって、いわば「禁じられているもの」となってるからです。
酒飲み的には一瞬絶望の淵に立たされた気持ちになりますが、売り場が隔離されているだけで、購入できるので焦る必要はありません。
前述した酒類、そして豚肉(ポーク)、豚肉由来成分を含むアイテムをひっそり扱っているのがノンハラル専用コーナー。
たとえば、ハムやウィンナーにしてもこの売り場以外では「チキンハム」「チキンウィンナー」となります。
ちなみにムスリムは当然ノンハラル商品には触ることができないため、主に中華系、インド系マレーシア人が売り場を担当しています。
さてここで気になるアルコール類の価格ですが、日本のドライなあの缶ビール4本で通常価格RM29.9(約812円)、セールでRM26.6(約723円)がスタンダードです。
ローカルビールの場合4本でRM23(約625円)ぐらいになっていることもあります。スーパーによってはポイント会員になると割引券を送ってくれることもあります。
ただしマレーシアの缶ビールは1本330ml! 日本の350mlと比べるとちょっと残念な気持ちになります。
ざっくりとした話で進行してきて、ここにきてムダに気合いが入ってしまい異様に情報が詳しくなってしまいました。ご参考になれば幸いです。
シャワーの前はウォーターヒーターをオン
熱帯の国なのでローカルのように水シャワーでいいかっていう人もいるかもしれませんが、やはり熱いシャワーやお風呂に入りたい。安心してください。マレーシアでも普通にシャワーはもちろん、バスタブもついている物件もあります。
マレーシアのコンドミニアムに多いのが以下の2つのパターンです。
1. 電気式の湯沸かし器のようなものがシャワールームに直でついている。
2. シャワールームの上に水をためるタンクがついていて、使う時にスイッチを入れて湯を沸かす。
基本は「ウォーターヒーター(Water Heater)」のスイッチを入れて、タンクに貯めてある水を温めなければいけません。
これを知らずにシャワーをひねったら水がでてきて思わず不動産屋の担当者に「あのー、シャワー壊れているんですけど(怒)」とメッセージを送ってしまいがちです。
バスルームのスイッチのどれかがウォーターヒーターかわからない場合、引っ越してきた当初はロシアンルーレットになりがちなのでしっかりと事前に確認しておくことをおすすめします。
とにかくスイッチがやたら多い部屋だと照明かと思って適当にオンしたら、暗闇の中シーリングファンが回り出した、なんていうトラップも。
ちなみにウォーターヒーターのスイッチをつけっぱなしにしておくと、電気代がすごいことになります。
基本は15〜20分間だけオンにし、シャワーを使う前にオフ。これをしたことで一気に電気代が半分近くになりました。瞬間湯沸かし器の感覚で使ってはいけません。
またエアコンのスイッチも同じような形状のことが多いようです。
傘が役に立たないぐらいのスコールが降る
熱帯マレーシアといえばスコール。
雨季でも乾季でも降るときは常にゲリラ豪雨&激しい雷のセットでやってきます。傘をさしても無駄ですし、誰もレインシューズなんて履いていません。
バイクにいたっては、雨の高速を普通に走っている勇者もいるぐらいです(※)。
※勇者どころか転倒しやすく危険なので、絶対にやってはいけません。
ただしスコールなので1〜2時間もすれば止むことが多く、そのあとは晴れます。湿度がすごく高くなりますが、慣れてしまうとこの南国感がクセになります。
が、たまに長時間にわたって激しい雨→弱い雨→激しい雨→弱い雨と降ることもあります。そうなると車社会のマレーシアではタクシーがつかまらなくなるので、外出しているとかなり予定が狂います。
また自分で車を運転するときの注意なのですが、ローカルのドライバーは豪雨でも減速せずに派手に水しぶきをあげて走り抜けていったりする人もいます。さすが慣れてるなあと思っていると、けっこうな頻度で事故っているのを見かけます。巻き込まれたりしないように車間距離をとって安全第一で!
日本では天気予報を見るのはもはや国民的習慣ともいえますが、マレーシアでは誰も天気なんて気にしていません。
「晴れて暑い」「曇っている」「(雷と)豪雨」がほぼ繰り返され、気温の変化もほとんどありません。
「最後に天気アプリを開いたのはいつだろうか」というようになった頃こそが、マレーシア生活にすっかり慣れた、という証でもあります。
というわけで、ちょっと微妙な情報となってしまいましたが、少しでもお役に立てれば幸いです。