こんにちは、マレーシア在住のライターのパンダンです。
海外で異国を感じるのがその国の言葉ではないでしょうか。現地の方の会話もそうですが、筆者は空港や駅といった公共の場所の現地語表記を見るとテンションあがってしまいます。
アジア圏は難読な言語が多いのですが、マレーシアの公用語マレー語(バハサ・マラユ=Bahasa Melayu)は、英語表記に近くほぼローマ字読みで大丈夫なこともあります。例えばJapan(日本)はJepunと表記され「ジャプン」。
また特にクアラルンプールほか大都市では英語、中国語も使われていたり、レストランなどのメニューなどに表記されていたりと意外と困らないかもしれません。
でも覚えているとやはり心強い、生活や公共の場所でよく見かけるマレー語の単語をいくつかお伝えしたいと思います。
生活編
スーパーやレストランで食事をしたりする時によく見かける単語がこちら。クアラルンプールではマレー語は話したり聞き取れなくても、英語や中国で問題がないことが多いのではないかと思います。ただし意味がわかると、より便利になるのではないかと思います。
ハラル(Halal)=ハラル
マレー系マレーシア人(ムスリム)にとってはとても重要な言葉。マレーシアで友だちや知り合いなどと食事に出かける時にはこのマークと言葉をしっかりチェックしてみてくださいね。
アイル(Air)=水
洗面所などでも見かける言葉です。そして熱帯の国マレーシアで必須なのが水分補給。飲料水はアイル・ミヌマン(Air Minuman)です。レストランなどで常温の水はタップ・ウォーター(水道水)で英語で通じます。
テ(Teh)=紅茶、コピ(Kopi)=コーヒー
発音もローマ字読みなので、わかりやすいのではないでしょうか。ただし紅茶もコーヒーもマレーシアでは基本的に砂糖(コンデンスミルク)がたっぷり入っています。ブラックコーヒーで飲みたい時は「コピ・オー・コソン(Kopi o Kosong)」です。またホワイトコーヒー(white Coffee)、チャム(Cham)といったマレーシア独自のドリンクにも注目!
ケダイ(Kedai)=ショップ、レストラン(Restoran)=レストラン
レストランはローマ字表記にかなり近いのでわかりやすいかと思います。ただし筆者はこちらに慣れて英単語のrestaurantを忘れがちに……。ケダイはショップやお店を指します。
グラ(Gula)=砂糖、ガラム(Garam)=塩
甘いものが大好きなマレーシアではどちらかというと砂糖の方人気!?
マラッカ名産のパームシュガー「グラ・メラカ(Gula Melaka)」はGIをあげにくい砂糖として話題ですが、それだけではなくアジアンスイーツの甘みに欠かせないものです。お土産とかにもオススメ。
カナン(Kanan)=右、キリ(Kiri)=左
方角を尋ねる時に、この言葉だけでも知っていると、道や場所を尋ねる時にマレー語オンリーの時でもなんとかなる……かもしれません。
公共の乗り物や場所編
タンダス(Tandas)=トイレ
実際に書いてあるよりも禁煙マークなどと同様にピクトグラム(絵文字)で表現されています。女子、男子トイレの別も絵の表示のことが多め。ところで女子トイレの表示のイラストもお国柄が出ていてかわいらしかったりするので、チェックしてみてくださいね。
ピントゥ(Pintou)=ドアや出入り口
空港の建物からタクシーやバスで移動する時に番号とともに表記されていたりします。
マスク(Masuk)=入る、入り口、クルア(Kelur)=出る、出口
クルアは非常口のサインにもなっています。
どちらも空港や駅だけではなく、ホテルやショッピングセンターなどでも見かけます。一番目にするマレー語かもしれません。
本当にざっくりとした感じですが、イメージをつかんでいただけたらと思います。ちなみにバイリンガルではなくマルチリンガルな人が多いマレーシア。市場などで果物や野菜を買う時に英語、マレー語、中国語などを自在に操って商いをしている人を見ると数年在住していても「すごい!」って思ってしまいます。
写真:全て筆者撮影