こんにちは!マレーシア在住のライター Yuuuuです。
マレーシアでの生活・お役立ち情報を発信中!今回のテーマは「マレーシアの祝日・Wesak/Vesak Day(ウェサックデー)」です。
さまざまな民族が暮らすマレーシアはイスラム教やキリスト教、ヒンドゥー教、仏教など多宗教国家でもあります。
国が定めている祝日以外にも13の州ごとにも祝日があり、さらにそれぞれの宗教や慣習にちなんだ祝日もあるのです。
多くの祝日の中から今回は「Wesak Day(ウェサックデー)」について紹介します。
この記事を読めば「Wesak Day(ウェサックデー)って何?」「今年はいつ?」「どのようにお祝いするの?」といった疑問が解決できますよ。
Wesak Day(ウェサックデー)とは何の日?
旧暦4月8日にあたる日をWesak Day(ウェサックデー)またはVesak Day(ヴェサックデー)と呼び、「釈迦の生誕を祝う日」を指します。
マレーシア語ではHari Wesak(ハリ・ウェサック)といい、マレーシアは祝日です。
仏教の年中行事のひとつであるため、マレーシアだけでなく世界各地で祝われています。
Wesak Day(ウェサックデー)になると仏教徒は、花や果物、お供え物を仏教寺院に持参し、親しい者同士で贈り物を交換するなどして過ごすのが一般的です。
日本でも「花祭り」や「灌仏会(かんぶつえ)」と呼ばれ、日本各地の寺院で花の飾りつけや仏像に茶を注ぐ行事が催されています。
◆2021年のWesak Day(ウェサックデー)はいつ?
2021年のWesak Day(ウェサックデー)は5月26日(水)で、マレーシア全土が祝日です。
※旧暦4月8日のため、年によって日にちが異なります。
Wesak Day(ウェサックデー)のお祝いの仕方
Wesak Day(ウェサックデー)はどのようなお祝いをするのか、Wesak Day(ウェサックデー)に行われるイベントも紹介していきます。
◆寺院などでイベントが行われる
仏教徒は、寺院は花の飾り付けをした寺院に花やお供物を持参し寺院に参り、寄付をして祈りを捧げます。
多くの寺院では無料の食事が振る舞われたり、聖水で清めてくれたり、仏像に甘茶を注ぐイベントが行われたりと釈迦の生誕を祝光景が見られるでしょう。
◆夜になると各地でパレードが開催される
日が暮れると、仏教に関する団体が用意した神輿がパレードを行います。
お釈迦様が左手を上に挙げた像(※)を模した神輿が多いですが、花や動物などさまざまな神輿が街を練り歩く姿は圧巻です。
(※)産後間もないお釈迦様が「天上天下唯我独尊」と言いながらとったポーズ
神輿のなかには、清めの聖水をお坊さんがまきながら進むものもあります。
神輿のパレードは主にクアラルンプール・ペナン・マラッカで行われ、中華系だけでなく、インド系、ネパール人やミャンマー人などマレーシアに住んでいるさまざまな人々が参加する大規模なイベントです。
《クアラルンプールのウェサックデーパレード》
ブリックフィールズにある「Buddhist Maha Vihara temple」を拠点に午後7時頃スタートし、チャイナタウンを通り、ブキビンタンまで行って戻ってきます。
《ペナンのウェサックデーパレード》
ブルマ通りにある「Malaysian Buddhist Association 」を拠点に午後6時頃スタートし周辺を練り歩きます。
《マラッカのウェサックデーパレード》
「Seck Kia Eenh Temple」を拠点に午後6時頃スタートし周辺を練り歩きます。
まとめ
Wesak Day(ウェサックデー)は釈迦の誕生をお祝いする日です。
釈迦の誕生をお祝いする方法は国によって異なり、マレーシアならではのお祝いの仕方を体験することができるでしょう。
マレーシアの祝日は、店舗の営業時間が変更や休みになったり、ホテルが取りにくくなったりします。
Wesak Day(ウェサックデー)は旧暦を使用しており毎年日にちが異なるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
マレーシアで多くの宗教の特徴や文化を感じましょう!