世界のトレンド!「フィリピン料理」ってどんな料理?

皆さん、「フィリピン料理」と言われて、何かイメージつきますか?

日本ではあまり馴染みがないフィリピン料理ですが、実は2017年にトレンド・フードとして注目を集めました。
レストラン業界とフードメディアが予想した「2017年のフード・トレンド(Official Megalisticle of All 2017 Food Trend Listicles)」で、フィリピン料理が28番目のトレンド・フードとして紹介されました!

これまであまり注目を集めてこなかったフィリピン料理。
どんな料理があるの?と思う方が多いのではないでしょうか。

今回はフィリピン料理のルーツや、豊富なメニューをご紹介したいと思います!

 

さまざまな国の料理が融合したフィリピン料理

フィリピン料理

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https://www.flickr.com/photos/of_guido/2426965219

甘い、しょっぱい、すっぱい。そんな料理が多いのがフィリピン料理。

ココナッツミルクやピリッと鼻を刺激するフィッシュ・ソース(“patis”と呼ばれています)がよく使われ、フィリピン料理の独特な甘み、香りを引き出しています。
他の東南アジア諸国と比べると、チリをたくさん使った辛い料理はほとんどありません。その理由は、他の東南アジア諸国と比べると、フィリピンはインドと離れているためと考えられています。

フィリピン料理で特に興味深いところは、さまざまな国の食文化が混ざり合っているところなんです!
アメリカの大手総合情報サービス会社、Bloombergは、フィリピン料理について「中華、スパニッシュ、メキシカン、アメリカン、マレー、その他多くの東南アジア諸国の料理が融合した料理」として紹介しています。

また、食をテーマとした専門テレビ局、Food Networkも「フィリピン料理について多く知らない人は、2017年にわかるでしょう!」と伝えています。当時のフィリピン料理への注目がうかがえますね!

 

フィリピン料理の起源① スペインとメキシコの影響

300年間、スペイン統治下だったフィリピンでは、現在でもスペインの食文化が色濃く残っています。
フィリピン人のエリート層が特にスペインの食文化を受け入れたため、行事やお祭りの際出される特別な食事や調理方法が導入されました。その後、一般家庭にも普及していきます。
現在あるフィリピン料理の約80%はスペインの影響を受けていると言われており、フィリピンの国民食にはスペイン風の名前が付けられています。

さらに、当時フィリピンは、メキシコシティに首都を置く、ヌエバ・エスパーニャ副王領(北アメリカ大陸、カリブ海、太平洋、アジアにおけるスペイン帝国の副王領)の管轄下でした。そのため、メキシコの影響も強く受け、メキシコ料理のタコスやブリートも多く食べられているのです。

 

フィリピン料理の起源② 中国の影響

また、交易のために多くの中国人はフィリピンを訪れました。そして、中国からは料理も一緒に持ち込まれ、庶民の間で受け入れられてきたとされています。

中国といえば麺料理! フィリピン料理にも麺料理は多くあります。フィリピンでは麺料理のことを「パンシット(pancit)」と呼び、生麺を使ったパンシット・ミキ(pancit miki)、ビーフンを使ったパンシット・ビホン(pancit bihon)、中華麺を使ったパンシット・カントン(pancit Canton)などさまざまなバリエーションがあります。

 

最も代表的なフィリピン料理といえば、「アドボ(adobo)」

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引用:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Chicken_adobo.jpg

アドボは、フィリピンの煮込み料理です。

鶏肉または豚肉を、酢、ニンニク、胡椒、醤油などに漬けこんだ後、柔らかくなるまで煮て、出来上がり!
アドボの調理方法は、ココナッツクリームを使用したり、色を付けるためにアナトーという木からとれる染料を使用したりと、地域によって異なります。フィリピン中の人々に愛されている料理です。

アドボのお酢につける調理法は、スペインから伝わりました。もともとは醤油を使わず調理されていましたが、日本の食文化の影響から醤油も使われるようになり、現在の調理スタイルが確立されていきました。

 

フィリピン風春巻き「ルンピア(lumpia)」

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https://www.flickr.com/photos/hulagway/5538774588

ルンピアは野菜やお肉を、薄いクレープ生地で細長く巻いた春巻きです。

揚げたものと、揚げないでそのまま食べるものがあります。鶏ひき肉、豚ひき肉、牛ひき肉、細かく刻んだ野菜、エビなどが使われ、バリエーションは実に豊富。

中でも人気なのが、豚ひき肉または牛ひき肉と、野菜を巻いて揚げた「シャンハイ・ルンピア(shanghai lumpia)」です。揚げたてを、チリソースやケチャップにつけて食べます。主にスナックやアペタイザーとして食され、屋台でもよく売られています。

もともとは中国で食べられていた「潤餅(hokken lunpia)」という料理が持ち込まれ、フィリピン料理となりました。

 

フィリピンのお祝い料理、子豚の丸焼き「レチョン(lechon)」

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https://www.flickr.com/photos/dbgg1979/3829041398

フィリピンの祭日には欠かせないレチョン。

子豚の内臓を取り除いて香草を詰めた後、炭火でゆっくり回しながら、丸1日かけて焼き上げます。とても手間がかかるため高価で、お祝いのために用意されることが多い料理です。

パリッと焼かれた香ばしい皮と、ジューシーな豚肉が絶品!レバー、酢、砂糖で作った甘いソースと一緒に食べるのが一般的です。食べる際は、皮を素手でうまくはがして食べることがマナーなのだとか。

レチョンの名前の由来はスペイン語ですが、中国の食文化の影響を受けて出来上がった料理です。

 
いかがでしたか?

アメリカでは、フィリピン人シェフがふるまうフィリピン料理が話題になっているのだそう。
日本でもフィリピンレストランが人気になる日も近いかもしれませんね!

世界のトレンド・フード、フィリピン料理をぜひ試してみてください!

好きな食べ物はタコス

好きな食べ物はタコス

ICONIC

カジコと申します。フィリピン人の楽観的でなまけものなところに惹かれ、フィリピンのマニラに住みはじめました。いまは愛しい彼氏と、のんびりマニラの生活を楽しんでいます。好きな食べ物はメキシコ料理のタコスです。

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