シンガポールで車所有は難しい?注目のサブスクリプションサービス “Carro”

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日本一時帰国中に、国外免許を1年間、無事更新!更新のみなので、所要時間約5分というスピードでした。たまに現地でライセンスを取得する方を見かけますが、現地のドライバーの筆記試験はほぼ満点近く取らなければ合格が難しいと聞いたことがあります。毎回一時帰国の度に、国外免許を更新するほうが楽なんじゃないかと思ってしまうのでした。

さてライセンス問題は置いておいて、今回の記事で話題にしたいのが、この国で車を「所有する」ことのハードルの高さです。

 

1. シンガポールでの車所有は、なぜ難しいのか

その理由は車を所有するコストが日本の3~4倍するという事情があります。私は現地で車の購入を検討したことはないので、ネット上で調べた情報を元にまとめていますが、どうやら車両価格の他に、COE (The certificate of entitlement) というシンガポール政府が交通量の規制を目的に設けた10年間の車所有の権利で、車両価格の2倍もするようです。排気量や利用用途に応じて価格も変動するが、https://coe.sgcharts.com/によると2020年2月の時点で、260万円近くにもなっています。購入する際は、仲介業者を通して、公開入札で取得するため、時期に応じて価格は変動します。こちら
https://www.lta.gov.sg/content/dam/ltaweb/corp/ocoe.pdf)にオンライン入札のガイドラインが公開されています。

これにより、所有権の発行数をコントロールする政府が、国内の車体の台数を制限することができます。COEのほかに、国内で車を製造していないことから、高い輸入税(車両価格の20%)、商品サービス税(車両価格+物品税の7%)、登録料(140 SGD + 車両価格の100%)などがかかります。また車を維持した後も、自動車保険や道路税などがかかります。逆に車両が少ないため、コンドミニアムの駐車場は空きが多く、駐車場代も家賃に含まれているなど、メリットもあります。

 

2. 交通規制の工夫

シンガポールでは先ほど述べた車両の台数制限のほかにも、ERP(Electronic Road Pricing= 電子式道路課金制度)によって通行量に応じた課金システムが導入され、渋滞を緩和する仕組みが取られています。日本でいうETCと同じですね。公共交通機関であるMRTやタクシー、バスなどの利用費が安価である点も、人の流れを公共交通機関へ促す理由といえます。シンガポールでは道路が広く作られており、歩行者用の歩道があまりなく、代わりに地下道が整備されていることが多いことからも、高い税金を治める車を所有する富裕層 > 公共交通(バス・タクシー)を利用する中間層 > 歩行者(低所得者層)といった順に優遇されているのが、目に見えてわかります。

 

3. 車を所有しなくてよい?次世代型、月額サブスクリプションサービスがついに登場!

以上シンガポールで車を所有することは、公共交通機関を利用するのと比較して、圧倒的にコスパが悪いため、自由に動き回れる利便性の獲得や社会的ステータスを重視するといった意味合いに限られることがわかってきました。しかし、なんとか抜け道がないか?私はいつもそう考えてしまうのは、案外良い癖かもしれません。実際に、ありました!日本でも昨年から始まったトヨタのKINTO ONEに似たサービスが。

シンガポールでも昨年から東南アジアを中心として展開するスタートアップ、Carroの月額サブスクリプションサービスをご紹介します。その名の通り、最短半年以上の継続を前提として、例えば最新のHonda FITならば月額1300 SGD (月額約10.5万円) から利用できます。これならば、先ほどの初期費用のもろもろにプラスして、維持費用として自動車保険・道路税・メンテナンス代が全部込み込みの金額です。ライフスタイルに合わせて途中で車種を変更することも、解約することも可能で、短期的な所有を予定している方や柔軟に乗り換えたい人などにお勧めしたいサービス内容となっています。しかし、3年も利用すれば総額250万円程度にもなるので、3年以上同じ車種で車を所有したいという方は、カーリースや購入を検討する方が良さそうです。
私個人としては、シンガポールに家族で滞在する方にとっては、車がある方が便利だと思います。例えば、セントーサ島や郊外に家族で遊びに行きやすかったり、週末の買い物などには便利です。
いつか私もサブスクリプションを利用してみたいと思っていますので、機会があれば使用感などをまたブログで発信したいです。では、今日はこの辺で。

日本の川育ち。海を越えシンガポールに渡りました。

日本の川育ち。海を越えシンガポールに渡りました。

ICONIC

東南アジアにいながら、実は南アジアが専門。日本の低気圧が苦手で、常夏のシンガポールでは何故か活力がみなぎる。小籠包とJolliebeeを愛する外資系ウーマン。日本に残るサラリーマンの夫を連れてくるため、戦略検討中。

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