こんにちは!
今回は「2024年のベトナムの祝日」についてお届けします。
ベトナムには日本人にはあまり馴染みのない旧正月休みに始まり、王様の命日や解放記念日など独特の祝日があります。
祝日のほとんどが日本とは違う日にちなので、旅行客の方やベトナムに来たばかりの方は確認しましょう。
2024年版ベトナムの祝日
1月 | 1日(月) | 元旦 |
2月 | 8日(木) | テト(旧正月) |
9日(金) | テト大晦日 | |
10日(土) | テト元旦 | |
11日(日) | テト | |
12日(月) | テト | |
13日(火) | テト | |
14日(水) | テト | |
4月 | 18日(木) | フン王の命日 |
30日(火) | 南部解放記念日 | |
5月 | 1日(水) | メーデー |
9月 | 1日(日) | 建国記念日 |
2日(月) | 建国記念日 |
ベトナムの祝日日数は、年間で11日です。
日系企業もベトナムの祝日に準じているところがほとんどです。
テト休暇は毎年異なるため、混乱しやすいのでご注意ください。日程が決まるのもギリギリで、例えば2022年のテト休暇は2021年12月に決定されました。
「だいたいこのあたりでテトになるかな」と予想しておき、正式発表を待ちましょう。
テト(旧正月)
ベトナム最大の祝日です。日本でいう年末年始休暇といったところでしょうか。
テトの前後や期間中は、ベトナムの街中が赤や金の装飾で鮮やかになります。
さまざまな場所にフラワーロードが設置され、アオザイを着たベトナム人を多く見かけることもでき、とても華やかで綺麗ですよ。
テト期間中は全力でお休みモードになるので、大型ショッピングモール以外はほとんどクローズしています。
大型ショッピングモールでも店舗によってはクローズしていますし、オープンしていても一部の店舗のみだったり時短営業だったりします。飲食店もお休みなところが多いので気をつけてくださいね。
1年の中で最大の休暇なので、みんな休みたいんですよね。
テト期間中にステイホームをする予定であれば、テトが始まる前に食材や日用品などを買いだめしておくと安心でしょう。
4月18日:フン王の命日
「ベトナムの始祖」といわれるフン王の命日です。フン王はベトナムで1番最初の国家「バンラン国」の王とされています。
フン王の命日は旧暦の3月10日なので、毎年日にちが変わる祝日のひとつです。
ベトナムの国と民族の基礎を築くために尽力した、「18人の王」の功績を称える行事。2007年からベトナムの祝日に制定されました。
フン王は「初代国王」とも「18人の王の総称」とも言われています。
バンラン国が存在したフート省という地域は、ベトナム人の9割を占める「キン族」の始祖が住んだ土地とされていて、歴史の長さを感じますね。
フート省で開催される「フン王祭り」は国内最大級の祭典で、ユネスコの無形文化財に指定されているそうです。
歴史的な背景やその価値から、ベトナムの数少ない祝日に設定されている理由が分かりますね。
4月30日:南部解放記念日
冷戦状態が続いていた南北ベトナムが、1975年4月30日に旧ベトナム共和国の首都サイゴン(現ホーチミン)の陥落で戦争が終結したことを記念する祝日です。
ベトナムの数少ない祝日ということもあって、各地でイベントや花火が打ち上がり非常に盛り上がります。交通規制がかかるエリアがあるので、当日の交通状況などにはご注意ください。
5月1日:メーデー
世界的なメーデーは毎年5月1日にあたりますが、ベトナムも同日を祝日としています。
故ホー・チ・ミン主席が世界の共産主義運動や労働者、労働組合について、ベトナムの労働者が理解を深めるきっかけを作りたいと思ったことがきっかけ。
1930年に労働者や農民の権利を訴えたデモを行い、1946年に祝日として正式に設定されました。
4月30日の南部解放記念日とあわせて連休になることが多く、リゾート地などへの旅行客で各地が賑わいます。
9月2日:建国記念日
9月2日はベトナムの 建国記念日(国慶節) です。
1945年9月2日、ホー・チ・ミン主席が「 独立宣言 (Tuyên ngôn độc lập)」 を発表しました。
そしてベトナム民主共和国(Việt Nam Dân Chủ Cộng Hòa)が成立し、東南アジア初の社会主義国家が誕生しました。
ベトナムの祝日の中でも、非常に特別で重要な祝日として位置づけられています。
1年の中で最後の祝日となるので、祝日を最大限楽しもうとする人でどこも混雑します。
まとめ
いかがでしたか?
ベトナムには年間11日間の祝日があり、日本の年間16日間と比べるとちょっと少ないと感じるかもしれません。
祝日は日本より少ないですが、祝日を利用して近隣国へ気軽に海外旅行に出かけたり、ローカルの人たちの盛大なお祝いムードを味わえたりできるメリットもあります。
ベトナム転職をきっかけに、ベトナムならではの祝日を楽しめるのも、日本では体験できないことのひとつでしょう。
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