ホーチミンには、リトル・トーキョーやリトル・ジャパンと呼ばれています。日本に興味のあるベトナム人や外国人が多くここに訪れていて、彼らにとって魅力的な場所だといえます。
ホーチミン市内にある日本人街
ホーチミンの人々にとって、レタントン (Le Thanh Ton)通りと5A、5B路地(トンドゥックタン通りからハイバーチュン通りまで)、日本人街として知られています。
外務省の最新の統計によると、2013年に南部地域に日本人が6,600人以上、他の地方に5,500人住んでいます。ほとんどの日本人は現地での駐在員もしくは国際結婚で、ベトナムへ来ることが多いです。現在、約300世帯の日本人の家族がレタントン通りに住んでいます。
まさにベトナムに「日本」が存在する、不思議な感覚
この場所は日本の雰囲気がはっきり現れています。西洋街と言われているフイビエン通りでは店舗は閉店時間が深夜であったり、24時間やっているお店が多いです。テーブルや椅子はよく歩道や道路上に置かれていて、非常にオープンになっています。しかし、逆にレタントン通りに並ぶ店舗は午後11時に閉まり、しっかりと入り口があります。通りは混雑していなくてゆっくり通りに沿って歩くことができます。レタントン通りのわずか200メートルの間に20店舗以上の日本に関するお店があります。
在越日本人にとっても暮らしやすい場所
店の前には赤提灯やメニュー板が飾られています。看板の名前は日本語とベトナム語で書かれているだけではなく、英語で書かれている日本料理店もあります。オーナーが日本人のお店も多いので本当の日本料理が楽しめます。日本より安い値段で美味しい日本料理が味わえます。またコンビニも、日本から輸入された製品を販売しています。茶道教室、折り紙教室、生け花教室もあります。この地域に住む日本人は、あたかもベトナムなのに日本で暮らしているように感じるでしょう。レタントン通りにの日本茶のお店を経営しているEbuchiさんは、ここでの生活は日本に比べてもあまり変わらないとおっしゃっていました。多くの日本人が住んでいて、日本製品が買えて、日本料理が食べれるからだそうです。にもかかわらず、物価は日本より安いです。現在、彼はすでに8年間この地域で奥様と暮らしていて、ずっとここ、リトル・ジャパンで暮らし続けたいとおっしゃっていました。
日本語の教師をしているかすみさんは、ベトナムに暮らし始めて三年経ちます。彼女はベトナムの雰囲気を行く前から知っていました。来た当初のころに、彼女のマンションの近くに住む近隣の女性に話しかけられたことを覚えているそうです。最初は戸惑ったみたいですが、次第に打ち解けて仲良くなってから、ベトナムで孤独を感じなくなったそうです。
私もここへ初めて訪れた時、あまりの日本人と日本のお店の多さにびっくりしました。私の友人と私はレタントン通りにある日本料理店に入って、うどんを注文しました。オーナーは日本人ですが、ベトナム語を少し話すことができ、彼との会話が印象的だったので今でも覚えています。
私:どうしてサイゴンに住もうとおもったんですか?
オーナー:ホーチミンが大好きだからです
私:どうして好きになったんですか?
オーナー:好き以外に理由なんかありませんよ
出典:http://tuoitre.vn/tin/van-hoa-giai-tri/20060902/pho-nhat-o-sai-gon/159655.html