ベトナム映画事情とホーチミンおすすめ映画館

公開日: 2015.12.25

更新日: 2020.02.26

ベトナム

公開日: 2015.12.25

更新日: 2020.02.26

海外生活・海外移住

ベトナム国内で大ヒットを連発しているベトナム国産映画。
近年は海外上映も増えており、2019年2月公開の映画「ハイ・フォン (Hai Phượng)」はアメリカ・カナダなどでも上映され、ベトナム映画の歴代興行収入1位となりました。

また、ベトナムと日本の共同制作映画も増えており、「ベトナムの風に吹かれて」「目を閉じれば夏が見える（Nhắm Mắt Thấy Mùa Hè）」が話題となりました。
(詳細はこちら：ベトナムと日本　初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」)

そんな大盛り上がりのベトナム映画市場から、今回はベトナムの映画館の特徴と、ホーチミン中心地にある大手シネコン3社のおすすめ映画館をご紹介します。

ベトナムの映画館の特徴

＜上映作品＞

ベトナムの映画館で上映される作品で一番多いのは、ハリウッド映画。次いで韓国、ベトナム国産映画となっています。ハリウッド作品は、日本よりもベトナムのほうが1ヶ月ほど早く公開されることが多いです。日本映画はこれまでほとんど上映されていませんでしたが、2010年以降から年一本程のペースで公開され、今年は映画｢進撃の巨人｣が上映されました。映画ジャンルとしては、ベトナム人はコメディ作品を好む傾向にあり、ベトナム映画ではホラーやアクションなどのジャンルにもコメディ要素が含まれています。

＜上映期間＞

ベトナムの映画館ではどんなに有名な作品でも、約1ヶ月ほどという短い期間しか上映されません。まれに大ヒットした作品は数ヶ月上映されることもありますが、公開されたと思ってもすぐに終了してしまうので、見たい作品がある場合は早めに映画館へ行くことをおすすめします。

＜音声・字幕＞

洋画の場合は音声は英語で字幕がベトナム語、ベトナム映画の場合は音声がベトナム語で字幕が英語、その他言語は音声が母国語で英語とベトナム語の字幕、といったようにベトナム語がわからなくても楽しめます。

＜映画チケットの料金＞

料金は劇場や曜日、時間帯などによって異なります。午前中の早い時間帯が一番安く、夕方が一番高い時間帯で、夕方の料金は午前の倍ほどにもなります。しかし、それでも2Dなら6～10万VND(約300円～500円) ほどと、日本と比べると格安です。3Dでも約10～20万VND(約500～1000円)という安さで楽しめます。

＜鑑賞マナー＞

ベトナムの映画館では、上映中に携帯電話を使用したり、マナーモードにしていなかったり、その場で電話に出る人も…。また、上映が始まっていても普通に入場し周囲を気にせず席を探したり、映画が終わるとエンドロールを待たずして明かりがついたりと、日本の映画館の感覚で行くとあり得ないことも多々ある為、ある程度覚悟をして行きましょう。また、おもしろいシーンでは声に出して笑ったり、拍手をしたりと、作品に対してのリアクションをするのも特徴です。