凧揚げはベトナムに昔からある遊びで、アジア全体で見てもとても馴染みがあります。昔は子供達が放課後に凧揚げをよくしたものです。高層ビルが増えたここホーチミンで見ることは難しいかもしれませんが、今でもベトナムでは根強い人気があります。凧は子供にとっては友達のような存在です。
今回は年始に行われる、凧揚げのイベントを紹介したいと思います。
ベトナムで行われる新年を祝う凧揚げイベント
現在、凧揚げは伝統的な遊びという枠組みを越え、伝統芸術の1つとしてみなされてきました。独特なデザインと新しい素材を使って、最近ではカラフルで綺麗な凧のデザインができるようになりました。このデザインはベトナム人の伝統的な美を現代にも受け継がれています。ベトナムでは凧揚げクラブが毎年増えつつあり、凧揚げの試合の規模もますます大きくなっています。国を越えて、凧揚げ祭りはベトナム人にとって欠かせないお祭りになりました。チャン湖(ブンタウ市)では、そうした凧揚げの祭りが行われています。
<開催実績>
住所: Ho Tram Hamlet, Phuoc Thuan ward, Xuyen Moc District, Ba Ria Vung Tau
日時:2016年1月1日・2日、10:00~17:00まで
風に高く揚げる凧を鑑賞しながら新年祝いの雰囲気が楽しめる
ベトナムの各地から10クラブが今年の祭りに参加しました。全長2kmのHo Tram海岸に沿って、様々な形のデザインに富んだ、約150の凧が揚げられます。さらに特別イベントとして、六角凧揚げ大会があります。競技のルールは凧の紐が切れるまで揚げるか、または地面に相手の凧を落とさせて、どれだけ長く高く凧を揚げ続けられるかを競います。
凧揚げでなく、武術の舞台演目、音楽イベント、マジックショーなども同時に行われています。参加者が無料で自分の凧を作れるワークショップもありました。
ベトナムで新年を過ごされる方は、一度体験してみてはいかがでしょうか?