前回での入社挨拶に引き続き、ベトナムの会社で使えるベトナム語フレーズを紹介していきます。
朝の挨拶からちょっとした雑談まで、話す機会を上手く使ってベトナム語を練習しましょう。
全体での入社挨拶を終えて、入社手続きやガイダンスが一区切りついたら、さっそくベトナム人スタッフに話しかけてみます。お互いの情報が少しでも分かれば、仕事も進めやすくなると思います。
ベトナム語で朝の挨拶
ベトナム語:Chào em/Chào anh/Chào chị
読み方:チャオ エム/チャオ アン/チャオ チ
まずは出社したら、朝の挨拶です。
相手が自分よりも年下なら「エム」、年上の男性なら「アン」、年上の女性なら「チ」をチャオの後に付けます。ベトナム語の代表的な人称代名詞ですから、ぜひこの機会に覚えましょう。
もし相手の年齢が分からなければ、とりあえずエムかアン/チを使ってみます。外国人慣れしているベトナム人なら、最初に躓く表現であることは知っています。間違えていたらすぐに教えてくれるので、心配いりません。
ベトナム語で名前を聞く(そしてメモる)
ベトナム語:Anh tên là gì?/Chị tên là gì?/Bạn tên là gì ?
読み方:アン テン ラ ジ/チ テン ラ ジ/バン テン ラ ジ
同じ部署の人たちに、挨拶も兼ねて名前を聞きましょう。
相手に合わせて男性には「アン」、女性には「チ」などの形で使い分けてみましょう。もちろん最初は単純に「あなた」を意味するBạnを使ってもOK。
そしてベトナム語の発音は難しいので、教えてもらってもまず聞き取れないと思います(笑)スペルをメモしておき、毎日名前を呼んで練習しましょう。
日本語:私は太郎です。
ベトナム語:Tôi tên là TARO
読み方:トイ テン ラー タロウ
【パターン②】
日本語:私は太郎と呼んでください。
ベトナム語:Xin hãy gọi tôi là TARO
読み方:シン ハイー ゴイ トイ ラー タロウ
自分の名前も伝えます。
前回お伝えしたとおり、ベトナム人は長い名前の発音が苦手です。愛称をつけて呼びやすくすると良さそうです。
ベトナム語で年齢を聞く
ベトナム語:Bạn bao nhiêu tuổi ?
読み方:バン バオ ニュウ テゥーイ
ついでに年齢も聞いてしまいましょう。
ベトナムは数え年(生まれた年が1歳となり、新年を迎える毎に1歳年を重ねる)の習慣があるため、1~2歳年上のベトナム人であれば、あなたと同年代かもしれません。正確に知りたい場合は、誕生年を聞けばOKです。
(年齢を気にする人はするかもしれませんが、外国人ですのでそこは見逃してもらいましょう)
ベトナム語:Tôi 27 tuổi
読み方:トイ ハイ ムイ バイ トゥォイ
そして上記のように、自分の年齢も伝えます。
27はベトナム語で「ハイ ムイ バイ」ですので、この部分を自分の年齢に入れ替えて使ってください。
ベトナム語で住所や出身地を聞く
ベトナム語:Bạn sống ở đâu ?
読み方:バン ソン オ ダウ
ベトナム語:Bạn sinh ra ở đâu ?
読み方:バン シン ザ オ ダウ
会社が1区などの中心地にある場合、多くのベトナム人は少し離れた区域からバイクで通勤しています。
また、出身を聞くとホーチミン近郊のエリアや中部、北部(ハノイ)の出身者がいることも。知っている・行ったことがあるエリアなら、それも伝えると喜んでくれます。
ベトナム語:Tôi sống ở Quận 1 Thành Phố Hồ Chí Minh
読み方:トイ ソン オ ワン モッ タン フォー ホー チ ミン
相手も居住エリアを尋ねてくるので、さらりと答えましょう。
1が「モッ」に当たるので、住んでいる区域の数字に入れ替えて使ってください。
また、どのような生活をしているか興味があり、家賃額などを聞いてくる人もいますが、「贅沢な暮らしをしている」と捉えられることもあるため、むやみに伝えなくて良いでしょう。
ベトナム語で趣味を聞く
ベトナム語:Sở thích là gì ?
読み方:ソー ティック ラー ジ?
ベトナム語:Sở thích của tôi là bóng đá.
読み方:ソー ティック クウー トイ ラー ボン ダー
最後は趣味の質問です。
「ボン ダー」がフットサルに当たるため、これも入れ替えて使用します。
共通の趣味があれば盛り上がりますし、興味があると伝えれば、活動に誘ってくれることもあります。ベトナム人のコミュニティに入ってみたい方は、お互いの好きな事をどんどんシェアしていきましょう。
以上、ベトナムの会社で使えるコミュニケーションを紹介しました。
ベトナム語が上手でなくても、彼らに興味があることを伝えれば、親切に色々と教えてくれるはずです。
とはいえ発音が難しいため、どうしても伝わらなければ、本記事を指差し会話帳のようにして使ってください。簡単な英語を交えたり、スマホで写真を見せたり…なんでもOKです。
とにかく伝わるまで諦めずに粘りましょう。自分たちのために努力する姿勢を、ベトナム人は見ています。
みなさんがベトナムの職場に早く馴染めることを祈っています!