インドネシアに5年住んでわかった「日本とインドネシアのギャップ」

 

みなさん、こんにちは!

 

世界の旅人が感じた「人生観を変えた国」のランキングをご存じでしょうか?

 

3位は「中国(万里の長城)、2位は「アメリカ(ニューヨーク)」、第1位は「インド」だそうです。

 

実はインドネシアは、リトルインドと呼ばれています。

 

インドほどではないですが、インドネシアでも人生観が変わるようなびっくりすることやギャップを感じることが多々起こります。

 

そこで今回は、「日本とインドネシアのギャップ」について少し掘り下げてお話したいと思います。

 

インドネシア生活に役立つ情報もお届けしますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

 

インドネシア人は子どもの頃からバイリンガル

 

まず、あまり知られていないのですが、インドネシアは多民族国家なので「民族語」が存在します。

 

インドネシアの共通言語は「インドネシア語」なのですが、各地域によって話す言語が違います。

 

私が住んでいるジョグジャカルタでは「ジャワ語」、ジャカルタは「スンダ語」、バリは「バリ語」があり、世界でもトップクラスに使用言語が多い国なんですよ。

 

日本語では、例えば「関西弁」と「標準語」の違いだったらイントネーションやちょっと語尾が違うくらいで理解はできますよね。

 

インドネシアの民族語は日本語の方言とは全く異なり、「日本語」と「琉球語」くらい違います。

 

数字の読み方から違いますので、全く別の言語だと思った方がいいですね。

 

そしてインドネシアの子どもたちは、学校ではインドネシア語で勉強し、家族や近所の子たちと遊ぶときはその現地語を使うようなので、自然とインドネシア語と民族語のバイリンガルなんです。羨ましいです。

 

さらに、英語を話せる人も多いのでトリリンガルの人も多数います。

 

ちなみに、インドネシア語はマレー語が由来と言われていて、マレーシアやシンガポールでは割とインドネシア語でもコミュニケーションをとることができます。

 

インドネシア人と日本人の宗教観の違い

 

インドネシアは人口の約9割がイスラム教徒なので、街の至るところに礼拝所があります。

 

お祈りの時間になると大音量でお祈りの放送が流れます。

 

1日に5回お祈りの時間があるため、その都度放送が流れるのですが朝は4時半ごろに流れます。

 

インドネシアに来た当初はその音で目が覚めてしまいましたが、今では全く気付かず爆睡できます。

 

インドネシアで生活してみると、インドネシア人と日本人の宗教観にかなり差があるなぁと私は感じました。

 

彼らは神ありきの生活なので、何か不安なことやネガティブなことが起きても、お祈りをして前向きに考えるそうです。

 

そんな姿を見ていると、なんだか私まで心が救われているように感じます。

 

現に、「世界一前向きな民族」でインドネシアが選ばれ、さらに信仰心の強い国ほど自殺率が低いというデータもでていますからね。

 

会社、行政なども宗教優先で考えられます。

 

たとえば、毎週金曜日は「金曜礼拝」といって、男性が礼拝所にあつまる行事があります。

 

毎週金曜日は行政でもお昼の11時から13時までは閉まったりすることが多く、それはお客さんがいても関係ありません。

 

また、宗教行事のある日は必ず祝日ですし、断食月の時は夕方まで飲食店などは閉まっているお店が多いです。

 

日本人の私からしたら仕事上で宗教が関わってくるのは驚きでしたけど、それだけ大事なんだなと思います。

 

日本人に足りないのは信仰心なのかなと感じるほどです。

 

恋愛観の違い

 

インドネシア人の恋愛は、ひと昔前の日本の恋愛に近いところがあります。

 

もし恋人ができたらその人と結婚しなければならない、婚前交渉は禁止、など人や地域によってはまだこの文化が引き継がれています。(ジャカルタなどの都会では日本とさほど変わらないようですが。)

 

「アチェ」というスマトラ最北端の地域があるのですが、こちらの自治は宗教色が根強く、男女のバイクの二人乗り禁止であったり、ホテルに男女で宿泊する場合は結婚証明書の提示を求められたりします。

 

もし、規則を破ると公衆の面前で「むち打ちの刑」が今でも執行されているようです。


外国人はそこまで厳しくはされませんが、アチェに行く場合は事前に情報収集することをおすすめします。

 

仕事上での違い

 

私の住んでいるジョグジャカルタで暮らすジャワ人は、インドネシア人の中でも特に気を遣う性格で、断れないタイプが多いんです。

 

何かをお願いして相手がOKと言っても、結局できてないことがしばしば起こります。

 

なぜかと問い詰めると、「断ると私(頼んできた人)に申し訳ないから」と言われたことがあります。

 

「できないならほかをあたるので断ってくれた方がいいんだが…」と日本人なら思ってしまいますが、彼らの性格上断れないみたいなんですね。

 

他にも、割と簡単に「できます、大丈夫です」と言います。

 

こちらとしてはありがたいのですが、結局できなかったり納期に間に合わなかったりが発生してしまいます。

 

仕事をお願いする場合、彼らの性格・気質をよく観察し理解することが、インドネシアで仕事をしていくうえで重要なポイントになると思います。

 

まとめ

 

海外に出ると、日本にいた頃は「〇〇でなければならい」と固定概念や常識に囚われていたなあと強く感じます。

 

私は、日本で経験してきたやり方で初めは仕事をしていましたが、ことごとく失敗しました。

 

いまでは先読み改善行動のスキルが大幅にアップしたと感じています。

 

たとえば

 

・約束の前日に必ず連絡をし、さらに当日の朝にも連絡を入れる

・お金が関わることは、そのあとのトラブルを回避するためにきちんと書面やメールに残しておく

・ちょっとでも不安に思ったことは確認をしておく

・だれかに買い物をお願いする時も、買ってきてほしいものを口頭だけではなく写真を見せてお願いする

 

などです。

 

ここは海外です。予想もしないハプニングが発生するので、精神的にも鍛えられ今では多少のことでは動じなくなりました。

 

インドネシア人へのリスペクトの気持ちを忘れず、何ごとにも柔軟に対応することで、きっとインドネシア生活が楽しくなると思います。

 

ぜひこのインドネシアを体験して頂きたいので、まずはインドネシアに足を運んでみてくださいね。違った世界が待っています。

 

一緒に楽しみましょう!

 

最後までありがとうございました!

 

★maki green★


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maki green

インドネシア・ジョグジャカルタ特別州在住。 在住歴6年目に突入しました。 「与えられた環境を楽しむ」を大事に、猫ちゃんとの生活を楽しでいます。

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